2015年03月25日

喫茶『椀椀』の「山ウニ丼」

福井県鯖江市河和田地区に伝わる伝統薬味『山ウニ』知ってますか〜?
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福井県鯖江市河和田地区には古くから伝わる薬味があります。
それも尾花町辺りで伝えられ、各家庭の味で作られ、
それを地元の人たちは『山うに』と呼んでいる。

たつやがこの山うにのことを知ったのは、30代の頃で、
たまたま河和田の方からいただいたから。
その時の印象はモミジおろしのゆず味・・・
と言った感じで、鍋に入れて食べた。
なかなか特徴ある面白い薬味なので、商品化すれば面白いと思っていた。

写真01000.jpg

さて、山ウニとはなんぞや?

柚子と福耳トウガラシ(赤ナンバ)、鷹の爪や塩を
丁寧に丁寧にすり込み、練り上げたもの。
一説によると2時間以上、すり鉢で練っているとのことだ。

なぜウニというネーミングが付くかといえば、
福井の名物で日本三大珍味の「塩ウニ」にそっくりな、
色やカタチなので、そういう名前になったそうだ。

DSC_4854.jpg

十数年前に、香川のさぬきうどんにハマっていた頃、
現地で『ゆず胡椒』なる調味料を食べた時に、山ウニのことを思い出した。
その後、ゆず胡椒はヒット商品となり、山ウニは商品化されることはなかった。

しかしながら数年前から、河和田地区のおばちゃんたちのグループや、
地域の若者が、この山ウニを商品化し、
今は鯖江の西山公園にある道の駅などで販売をしている。
たつやもいろんな食べものの薬味として、使っている。
鍋やうどんやそばの汁物には鉄板だが、
意外に揚げ物に添えると、油のしつこさが抑えられ、良く合う。

DSC_4837.jpg

さて、その河和田地区は越前漆器の産地でもあるが、
同地区に『うるしの里会館』という建物の中に、
喫茶『椀椀』がある。
そこで山ウニ丼を食べることが出来る。

DSC_4841.jpg

平日だったせいか、お客さんはたつやオンリー。
地元のおばちゃんたちの手料理が食べられるランチ。
ヘルシーで美味しいお袋の味で、リーズナブルという三拍子揃っているのに、
お客さんがいないのは実にもったいない。
これが都会にあれば、行列が出来るのではないかとさえ思う。

DSC_4839.jpg

しばらくしてから運ばれてきた山ウニ丼。
いろんな副食が朱い漆の器に並べられ、
見た目の美しさにまず魅かれた。
メインの山ウニ丼は、朱色の器に、
白の山芋が乗っていて、真ん中に山ウニが添えられている。
見た目も楽しませてくれる。

写真01001.jpg

木製の漆のスプーンで、一口!
ん、んま〜い!!

お米の美味しさ、山芋の甘味、
そして山ウニのさわやかな柚子の香りと、
唐辛子のピリリとした味のハーモニーが広がる。

これはうまい!
あっという間に完食してしまった。

おばちゃん、美味しかったざ〜、ありがとう!
に笑顔で応えてくださいました^^

DSC_4855.jpg

喫茶『椀椀』
福井県鯖江市西袋町40-1-2(うるしの里会館内)
070-5145-8101
営業時間 9:30〜16:00
定休日:毎月第4火曜日





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posted by たつたつ・たつや at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 店グルメ・和食・アジア他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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