たまたま入ったら、それは美しい総桐箪笥がありました。
日本の伝統的職人さんの仕事ってやっぱりすごい!
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朝市で有名な大野市。
その朝市を開催している七間通りに、港屋という
ちょっと変わった名前の家具屋さんがあります。
たまたま通りがかった時に、
店先でお土産ものやおかきなんかを売っていて、
それを買いに入ったのですが、
奥には大きなスペースがあって、
たくさんの家具が並んでいました。
家具屋さんをゆっくり見る機会はあまりありません。
興味半分で、いろいろ見ていたら、
思わず立ち止まってしまった一本の箪笥がありました。
それはそれは美しい総桐箪笥でした。
まるで生きているかのように、凛とした表情で佇んでいたのです。
近づいてみると、木目の美しさに驚きました。
たつやも少しは木工をしていたので、多少木のことがわかっています。
なのでいかにこの箪笥に使われている桐の木が、
厳選されているかがよくわかりました。
おそらく、この箪笥を作るために、
この何十倍もの材料を使っているのだと思いました。
この箪笥はまた金具が素晴らしい!
菊や梅の花をデザインしています。
嫁入り道具としての箪笥なので、
縁起の良い仕上げとなっているのでしょう。
あまりにも見入っていたのが気になったのか、
お店の方が声をかけてくれました。
この総桐箪笥は、武生の職人さんが手掛けた最高級の箪笥で、
細部に至るまで贅沢に木を使っているとのこと。
引出をひとつ開けて、閉めようとすると、
他の引出がスーッと開くのだそうです。
それくらい隙間なくぴったり作られているのです。
ちなみに気になるお値段は、ちょっとした自動車が買えるくらいです。
その価値は十分あると思いました。
絵画だとばかり思っていた額入りの絵?は
蘇州刺繍と呼ばれる刺繍アートでした。
近くで見て初めてわかったのですが、
ものすごく細かい刺繍で絵画のように見せているのです。
行き当たりばったりのお店訪問も楽しいものです。
港屋さん、ありがとうございました。
おかげさまで旅先気分を味わうことが出来ました。
港屋家具センター
福井県大野市元町7-21
Tel: 0779-66-2896
営業時間 8:00〜18:00
定休日:水曜日
http://www.minatoyakagu.jp/
応援してくださってありがとうございます^^
記事:2435
金具の細工もまさに芸術品ですね。
大野市と言えば私的には、鳩ケ湯温泉・・・
現在、閉館中でまた春から再開されるみたいですね・・・、まわりの環境は昔のまま残っているのでしょうか・・・ヤナギがたくさんの河原、牛小屋も・・・
なっちゃんがお嫁入りの時には是非〜。
本当に素晴らしい箪笥です。
鳩ケ湯再開は地元でもうれしいニュースです。
あの辺りはまったく変わってないと思います。
今年の夏こそ、昆虫採集に来てくださいね。