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1ヶ月ほど前にふらりと能登へ出かけた。
たつやの旅はいつも唐突に始まる。
行きたいから行く、時間さえあれば…というスタンスなので、
そのほとんどが計画は存在しない。
四季折々の日本の風景は美しく、
それぞれの土地でいろんな人たちとの出会いは、
筋書きのないドラマのようで、
それが楽しくてまた旅に出かけたくなる。
トイレ休憩に入ったコンビニで金沢の情報誌を立ち読みしていたら、
気になる記事を見つけた。
それはたつやが今から訪れようと思っていた同じ町にあるお店だった。
たつやが惹かれたのは、センスあふれるその建物と、ロケーションだった。
ただその時には行けたらいいなという程度で住所だけを頭に入れた。
七尾市内は雲行きが怪しく、
せっかくの海岸沿いの道も夏の青空ではなく暗い雲が覆っていた。
とある裏道を走っていたらさっきの記憶に残っていた
集落の名前の土地に偶然来たことを知った。
絵本が飾ってある棚を見たら、何と小さな扉が・・・
中を開けてみたらびっくり!中にまでストーリーが繋がっているんです。
ここまで来たのは、そのお店に行く運命にあるのだと思って、探すことにした。
こういう場所を探し当てるのは得意とするところだ。
しばらく車であちこち走ってみたが、それらしき建物はまったく見つからなかった。
仕方がないので、道を歩いている
たつやより少し上の年齢のおばさんに聞いてみることにした。
幸いなことによくご存知の方で親切丁寧に道順を教えてくれた。
案内通りにクルマを進めると、そのおしゃれなお店は右手に現れた。
田んぼの緑の中にポツンと立っている木造建築の平屋。
どこかリゾート地のギャラリーかカフェかアーティストの別荘ようでもある。
店の名前はタソラ。
お店に入って、正面の大きなガラスから見える景色を見て、
その名前の意味をすぐに理解できた。
そこから見えるのは、田んぼと空、そして海。
ここは革作家さんのショップ兼アトリエ兼作業場だった。
ちょうどたつやが訪れたときは、他のお客さんが打ち合わせ中で、
しばらく作品や店内のインテリアを見せてもらっていた。
しばらくしてタソラのオーナーさんがたつやに声をかけてくれて、
奥の作業場も案内してくれることになった。
奥に入って驚いたのは、左手の大きな一枚のガラス窓。
まさに大きな絵を見るようだ。
しかもこの絵は毎日いろんな色や光を変える贅沢な絵画だ。
これは後からお聞きしたのだが、
作業するときにどうしても自然光のもとでしたくて、
窓は北を向いているのだそうだ。
確かに北以外の方角では、日中の光の影響を受ける
こういった作り手の想いと、
この建物を設計した人とのコミュニケーションが
いかに大切かを考えさせられた。
そのうちペンケースが目に止まった。
色といいカタチといい、素材の感触といいどれもが好みで、
手に取って、お気に入りの万年筆を入れてみたら、
まるで誂えてもらったかのように自然に収まった。
この万年筆一本だけ入る革製のペンケースは
別の作家さんに作ってもらったものがあるので、それでいいが、
他に別のペンを数本入れるには、このペンケースは便利だ。
価格もお手頃だったので、購入することにした。
タソラは奥様である高畑愛子さんが革製品の作家さんで、
漆関係の職人さんだった旦那さんの高畑圭介さんも一緒に
この仕事をするようになったのだそうだ。
とっても感じの良いお二人で、
思わず写真を撮らせて欲しいとお願いしてしまった。
このセンスと遊び心のある建物、そして窓から見える景色のロケーション、
お二人のお人柄と、とてもセンス良く作られている革製品・・・
三拍子も四拍子も揃っているこのタソラに、
たつやは一度で魅せられてファンになってしまった。
またゆっくり訪ねてみたいなぁ。
カメラのショルダーベルト?をオーダーしたいな。
タソラ
石川県七尾市川尻町へ8
0767-68-2401
営業日:金・土・日
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