おかげ様で更新が滞っていたにも関わらず上位にいさせていただいています。
いつも応援感謝しています。
そういえばたつやの家の食卓には、いつも小さな杉の樽に入った
小鯛ささ漬けがあったように記憶している。
祖父母や父が大好きだったようで、
「かがみや」という福井県の名産品を扱うお店から買っていた。
祖母が押し寿司にしたものを、父や父の兄弟が美味しそうに食べていて、
たつやにも食べるように勧めてくれた。
その頃のたつやは好き嫌いが激しく、
肉・魚類は一切ダメで、ネギや玉ねぎなども一切ダメな子どもだった。
ところがいつしか好き嫌いが一切なくなり、
子どもの頃に嫌いだったものすべてが今は大好きになっている。
しばらくは、小鯛ささ漬けの存在を忘れてしまうくらい
長い間食べてなかったが、
10年ほど前から、再び食卓に並ぶようになった。
父が小浜方面に行った時に久しぶりに買ってきたのがきっかけだった。
醤油を一滴か二滴、小鯛ささ漬けに垂らして、
熱々のご飯と一緒に口に入れて、噛みしめると、
あぁ、こんなに美味しい食べ物だったのだと再確認した。
父曰く、小鯛ささ漬けは『上杉商店』のがいい!
もし小浜に行って買うなら、上杉商店のを買って来いと。
そして最近になって、その上杉商店さんとご縁があり、
会社へ遊びに行くことが出来たのです。
小浜では雲城水という名水が湧き出る地域があるのですが、
その中でも上杉商店さんは小浜城址・小M神社のすぐ隣に位置していました。
このエリアは、北川と南川に挟まれたところで、実に雰囲気のいいところです。
何となく土地のエネルギーを感じる場所でもありました。
たつやにすれば、上杉商店さんの小鯛ささ漬けは、
亡くなった父との思い出の味でもあります。
それが、どんな方が作っていて、
どんな行程を経て製品になるのかを
目の前で見学することが出来る機会を得たのです。
社長さんと奥さんから、小鯛ささ漬けへのこだわりと愛情を聞いて、
なるほど、だからあの味を続けて行けるのだと納得しました。
調味料として使っているのは、小浜で300年の歴史を誇るとば屋酢店の米酢や
こだわりの昆布、みりんや砂糖・塩で添加物は一切入っていません。
調味料だけを味見させていただいたのですが、とても優しくまろやかでした。
これに鯛本来の旨みが加わって、木の樽にぎっしり詰められて、
あの絶品の小鯛ささ漬けになるのです。
仕入れた連子鯛を裁いて、ささ漬けが出来るまでの行程を
目の前で見ることが出来たのです。
工場内で仕事をされているのは女性ばかりでした。
連子鯛を捌いているのを見ていたのですが、
その手際の良さと正確さ、それにスピードには
ついついカメラのシャッターを押すのを忘れてしまうくらい見事です。
慣れと言えばそれまでなのかもしれませんが、
小さなペティナイフをすっと魚にあてると、
あっという間に半身が剥がされ、あっという間に三枚におろされます。
惚れ惚れするくらい見事な手さばきです。
また上杉商店さんは、名水100選にも選ばれている雲城水を使用して、
その水を更に、FFC元始活水器という浄水器を使って、ささ漬け作りに使っています。
こんなところにもこだわりを感じました。
短い時間でしたが、上杉商店さんの小鯛ささ漬けが
どうしてこんなに美味しかったのかがわかった気がしました。
自宅用と、母へと二つお土産で買って帰ることにしました。
暑い時期なので、お仏壇へちょっとだけお供えして、
すぐに食卓に並べました。
たつやファミリーも久しぶりに買った上杉商店さんの小鯛ささ漬けで
亡くなった父の話をしながら幸せな夕食をいただきました。
上杉商店さんのホームページより抜粋
小鯛ささ漬は、明治の終わりから昭和初期、若狭地方で小鯛の豊漁の際、
酢漬けとして販売されたのが始まりです。
後に若狭の魚問屋と交流の深かった京都の魚問屋の考案で
風味豊かな香りと保存効果を高めるため笹の葉、杉樽が用いられ現在に至り、
諸説は色々ありますが、笹の葉を置いていることと、
ささ漬の一枚一枚の身の形が笹の葉の形に似ていることからささ漬と呼ばれています。
弊社は明治時代より海産物商を営み昭和33年より小鯛ささ漬の製造販売を始め、
以来現在に至るまで55年ささ漬一筋で営業させていただいております。
上杉商店の小鯛ささ漬は55年変わらぬ味を守り続けております。
ぜひ丹精込めて造り上げた、若狭人の心意気の詰まった本物のささ漬の味をご賞味下さい。
上杉商店
福井県小浜市城内1-3-14
TEL 0770-52-0667 FAX 0770-53-2141
Mail info@sasaduke.com
上杉商店さんのホームページ
ここから購入することも出来ます。
購入の際はたつやのブログを見たよ〜とお伝えください。
そんなにたくさんではないと思いますが、ちょっと興味があります。
http://sasaduke.com/
いつもありがとうございます。
あなたの応援クリックがたつやの元気の素です
ココをちょちょっとクリックしてね(は〜と)
2362記事目