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ブルーベリー農園の『みおっくファーム』さんには、
ブラックベリーの木も少しだけあります。
持ち帰りするにはビニールの袋に入れて、計量してもらいます。

たつやはベリー系が好きなので、
ブラックベリーも摘むことにしました。
その名の通り、ブラックベリーは熟してくると黒っぽい色になります。
完熟するとちょっと手を触れただけでボトリと落ちます。
小鳥たちは、どちらかと言えばブルーベリーがお好きなようで、
たつやほど熱心にブラックベリーを摘む人はいませんでした。
子どもの頃から山歩きしながら、野に咲いているキイチゴや冬イチゴ、桑の実
アケビ、サルナシ、など食べられるものは何でも口にしてきました。
なのでキイチゴを黒く大きくしたブラックベリーにはとても魅かれました。
持って帰ってコンフィチュールを作ろうと思いました。

コンフィチュールとはフランス語でジャムのこと。
要するにブラックベリージャムということです。
でもこう言った方がちょっとオシャレ感が増します。
持って帰ったブラックベリーはかなりの量です。
何度か水洗いをしてゴミを取り除きます。
焦げ付きが嫌なので、今回は大き目のフィスラーの両手鍋を使うことにしました。
レシピより少なめの砂糖を入れて火にかけます。
しばらくすると果汁がどんどん出てきて、砂糖が溶けていきます。
時折、灰汁を小さ目のおたまで取り除きます。

真っ黒だったブラックベリーも美しい赤みが出てきます。
弱火でじっくりと仕上げて、火を切って粗熱がとれたらレモン果汁を入れました。
もともとブラックベリーには酸味がたっぷりあるので、
レモン果汁は控え目にしました。

たつやのブラックベリーコンフィチュールの完成です♪
早速、ペールメールのバゲットに塗っていただきました。
おお!何と言う美味しさ!
新鮮で安全なブラックベリーを採れたその日のうちにコンフィチュールに
仕上げたのですから、美味しいのは当たり前なのかも知れませんが、
その深い味わいに一人悦に入って喜んでいました。

ところが・・・
あまりにも立派なブラックベリーだったので、
種もかなり立派なもので、食べた後に口の中に種が残るのです。
ちょうどゴマくらいの大きさなのですが、
堅いため、気になりだすと、そちらに意識が行ってしまい、
美味しさに集中できなくなってしまったのです。

仕方がないので、出来上がったコンフィチュールを
全部裏漉しすることにしました。
これはかなり面倒な作業だったのですが、
人様に差し上げるためにも、自家消費するにも、
どうしても種を取り除きたいと思ったからです。

裏漉しをするとコンフィチュールの1/4は
種ばっかりのかたまりになりました。
一瞬捨てようかと思ったのですが、
何かこれを利用出来ないだろうか!?

パンの表面に塗って、焼いたらパリパリして美味しいのでは?
はたまたパンの中にナッツなどと一緒に練りこんだら、
美味しくなるのではないだろうか?

翌日、福井市にある有名パン店『ペールメール』のパン職人、
谷口守さんに、この種だらけのジャムを持ち込んで、
翌日焼くカンパーニュの生地の中に練りこんで焼いてもらうようお願いしました。

そして焼いてもらったのがこの胡桃とブラックベリージャムのカンパーニュです。
ジャムはかなりの粘度があったため、小麦の中に混ぜ込むのではなく、
薄く伸ばしたパン生地にジャムを乗せて、折りたたんで成形したのだそうです。
なるほど断面を見ると折りたたんでいるのがわかります。
その場で切ってもらい、食べてみることにしました。

うま〜!めっちゃ美味しい!
パンが美味しいのだから、当たり前なのでしょうが、
胡桃とブラックベリーの種だらけジャムがいいアクセントになって、
とても美味しいパンに仕上がったのです。
3切ほどそのままいただきました。

でもやっぱり最後には口の中に種が残るのです。
持って帰って焼いて食べましたが、切り口表面の種は、
オーブントースターに焼かれ、いい具合にローストされるのですが、
パンの中にある種はやはり同じ結果でした。

結論として、今回は課題が残るものとなりましたが、
生まれて初めて作ったブラックベリーコンフィチュールの出来には、
大満足しています。
もちろん、裏漉ししたコンフィチュールは最高です!
ヨーグルトとかに合わせると抜群の美味しさです。
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ココ


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子供の頃、桑畑に入って、真っ黒に熟した実を食べたことを思いだしました。
母が子供の頃は、よく食べていたと聞いています。
もちろん小田原にもたくさんあると思います。
無かったら遊びに来てくださいな^^