おかげ様で超久しぶりに数日間、一位になれました^^
いつも応援感謝しています。
お水送りは修験者たちが大護摩の火を巨大松明に移し、
その後、予約の人が担ぐ中松明が15組ほど続く。
たつやが参加したパムコのツアーも希望者四人で担ぐこととなる。
中松明と言っても4m近い長さでかなりの重量がある。
大護摩で火をつける時に、
顔の眉やまつ毛が燃えてしまうこともあるとは聞いていたが、
決して大袈裟ではなく本当に燃える。
そして手松明を持っている人たちが少し火力が落ち着いた大護摩の火から
手松明に点火する。
そうして神宮寺から遠敷川沿いに歩いて1.8km先の鵜の瀬を目指す。
たつやはちょうど真ん中辺りだろうか。
普段は外灯もなく真っ暗な道は、人々が持つ松明の明かりが延々と続いている。
前を見ても、後を見ても松明が続いていて、
なぜ今、自分がこの場にいるのかがわからなくなってしまう。
杉の木の松明は当たり前だが段々短くなってくる。
道沿いは松明が燃えて落ちた炭が落ちていて、煙っていた。
鵜の瀬の近づいたころには、ほとんどの人の松明が燃え尽きてしまい、
消した手首ほど短くなった松明を持って、鵜の瀬の階段を下りる。
河原には大護摩が焚かれていて、そこで手松明を投げ入れる。
たつやは対岸の方から、お水送りのクライマックスを見ることにした。
既に大勢のアマチュアカメラマンが三脚をセットし、場所を取っている。
毎回思うことだが、夜の祭でフラッシュをバシバシたくのはやめて欲しい。
神聖が祭がイベント化されてしまうようで興醒めしてしまう。
対岸では白装束の修験者たちが大護摩の火や大松明に赤々と照らされて、
粛々と神事を進めていく。
般若心経を唱えた後、いよいよクライマックスのお水送り神事が行われる。
御香水と書かれた竹製の器に入れられた
神宮寺『閼伽井(あかい)』で汲まれた水が遠敷川に注がれる。
鵜の瀬から注ぎこまれた香水は、10日を経て、
奈良東大寺二月堂の若狭井に湧き出す。
この水を汲み上げて、あの有名な『お水取り』が行われる。
巨大松明を二月堂の中で振り回す『達陀(だったん)』の儀式が
よくテレビのニュースでお水取りの様子が放映されるが、
お水送りの神宮寺でも同じ『達陀(だったん)』が行われている。
若狭と東大寺とは、果してどんな関係があったのだろう?
と不思議に思っていたたつやにとって、驚くべき事実を内田一成さんが教えてくれた。
東大寺の初代別当は、この若狭出身の「良弁」という僧だったのだ。
それはあまりにも直接的な関係で実に明快で快適な答えだった。
このお水送り・お水取りの二つの神事は、
インドから渡来した「実忠」が752年に大仏開眼供養に創始したと伝えられている。
実忠という人は、一説にはペルシャ人であるとも言われ、
この二つに儀式の中にゾロアスター教の作法を取り入れたとも推測されている。
ゾロアスター教の中でも、もっとも重要な拝火の儀式はやはり「ダッタン」と呼ばれる。
このことからも、お水送り、お水取りの二つの神事は
ゾロアスター教の影響が強いと思われる。
また東大寺初代別当となった良弁の補佐をずっとしていたのが、
この実忠だったという事実関係がある。
内田さんの話によると、この火を祀る神事は、
常神半島先の御神島から真南に一直線のレイライン上にだけ存在するのだそうだ。
そう言えば、たつやが2012年5月に行った鞍馬寺のウエサク祭に於いても、
最後は大護摩に火を入れて祈りを捧げたことを思い出した。
今ではお水送りは誰でも参加が出来て、
一部を覗いては、どういう儀式が行われるのか公開されているので、
さほど驚くことも、畏怖を感じることも少ない。
しかしながら、つい最近まで、ごくごく限られた地域の人たちだけの神事だった。
1200年以上ベールに包まれたまさに秘儀として代々伝えられてきたのだ。
それを想うと、もしたつやが旅の人で、公開されていない時代に
もしこのお水送り神事を目撃したのであれば、
驚愕と恐怖と畏怖とで、木の影に隠れて震えながら眺めて、
一生忘れることが出来ない光景となったであろう。
来年も3月2日に神宮寺〜鵜の瀬でお水送り神事が開催されます。
また来年も内田一成さんが講師&ツアーガイドを務めるお水送りツアーが、
三方五湖の湖上館パムコさん主催で行われるはずです。
また絶対に参加しようと今から思っています。
興味のある方、一緒に参加しませんか〜?
今から準備をしておきましょう♪
それと来年は許されれば、お水取りにも行ってみたいと思っています。
もっと詳しいことを知りたい方は是非、
内田一成さんのレイラインハンターを読んでみてください。
すごい面白い内容で、一気に引き込まれてしまいます。
以前のようになかなか毎日更新することが出来ませんが、
たくさんの方に応援いただいて、いつも上位にランキングいただいています。
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