おかげ様で超久しぶりに一位になれました^^
いつも応援感謝しています。
3月12日に奈良東大寺二月堂で行われる「お水取り」に先がけて、
毎年3月2日に行われる小浜市神宮寺の「お水送り」は、
奈良と若狭が昔から深い関係にあったことを物語る歴史的な行事です。
奈良のお水取りが終わると春が来る。
関西の人々は、毎年この春の兆しを待ちわびます。
この奈良東大寺二月堂のお水取り(修ニ会の「お香水」汲み)は
全国にも有名な春を告げる行事ですが、
その「お香水」は、若狭鵜の瀬から10日間かけて
奈良東大寺二月堂「若狭井」に届くといわれています。
(小浜市のHPより)
お水送り神事は3月2日辺りがどっぷりと暗くなった午後6時から始まった。
神宮寺とはちょっと変わった名前で、神宮と寺が一緒になっている。
その昔、神仏が同じように祀られていたことがよく分かる。
たつやたちが神宮寺に着いたのは午後5時。
すでに大勢の観光客が手松明を求め、その神事に参加する準備を進めていた。
例年であれば雪が降っていたり、みぞれ混じりの雨が降っていることもあるらしいが、
今年のお水送りは比較的穏やかな曇り空のお天気だった。
神宮寺境内にある霊水『閼伽井(あかい)』
ここで汲まれたお水が東大寺に送られる。
このあかいという言葉も赤・朱に関連付けられている。
つまりここも水銀鉱脈があるということだ。
前もって、このお水送りツアーを企画されたパムコの田辺さんや、
レイラインハンターの著者、内田一成さんから、
お水送りは寒いことと、当たり前のように火の粉が降ってくるから、
それに対応する格好で来るように言われていたので、
ある程度の覚悟はしていたが、
その後あらためてその言葉が大げさでないことを
嫌と言うほど知らされることとなる。
午後6時、ホラ貝が鳴り響くと、白装束の修験者や山伏たちが、
列を成して神宮寺の本堂の中へと入って行く。
もちろん誰も中に入ることは出来ない。
中で唱えられている般若心経や、祝詞のような声が聞こえてくるだけだ。
神宮寺に集まった人たちは、真っ暗な中でじっとその時を待っている。
午後7時。
本堂の中が赤くなる。
信じられないことに、本堂の中で大松明に火が点けられたようだ。
しばらくするとその大松明が堂内を左右に駆けめぐる。
その長さは7mはあろうか。
本堂の屋根が燃えてしまうのではないかと心配になるほどの火力だ。
常に消防の人たちが待機し、水を撒きながら命懸けの仕事だ。
やがてその大松明は、人々の中を通って、
大護摩がある結界が張られたエリアに入ってくる。
修験者や山伏たちは、斧や弓矢で結界の四方を回り、
四方固めを行う。
そして大護摩に点火が行われる。
しばらくすると白い煙がもくもくと空に上がって行く。
やがて真っ赤な火が巨大な火柱となって空を焦がす。
たつやが立っている場所は大護摩からかなり離れているが、
その熱が顔に伝わってくるほどだ。
今までいろんな祭や神事を見て来たが、
これほどまでに厳かで神秘的な神事は初めての体験だ。
人は巨大な火を見ると、一種のトランス状態になるのではないかと思っているが、
まさにここ神宮寺で行われるお水送り神事はそんな感じがした。
以下、後編に続く
もっと詳しいことを知りたい方は是非、
内田一成さんのレイラインハンターを読んでみてください。
すごい面白い内容で、一気に引き込まれてしまいます。
以前のようになかなか毎日更新することが出来ませんが、
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漆黒の闇の中、炎と水の競演は何度参加しても感動です。
若狭の神々の言い伝え、大まかなことしか知らず、とても勉強になりました。
とんびさんはお水送りには何度も参加されているんですね。
たつやも何も知らずに参加でしたが、内田一成さんと一緒だったので、とても勉強になりました。
それにしても若狭にはすごい歴史があるんですね。