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ぬかちゃんが作っている加工食品でたつやも生まれて初めて食べた一品がありました。
それは『あかもく』と呼ばれる海藻でした。
あかもくとは正式名称なのか、この辺りで言われてる名前かどうかはわかりませんが、
春先にホンダワラの新芽のところだけを摘み獲ったものです。
そのあかもくを茹でて細かく砕いてあります。
美しい緑色をしていて、ねばねばの糸を引く
いかにも健康に良さそうな感じです。

この日はあかもくを入れたお吸い物と、
山芋をサイコロ状に切ったものとあかもくを混ぜて、
醤油で味付けしたものを料理してくださいました。
ねばねば系が大好きなたつやには最高のおかずです。
あかもくはいろんなものと混ぜて食べたいと思いました。
納豆・オクラ・イカソーメン・山芋・なめたけ・・・

お吸い物は、まず磯の香りに癒されます。
ぬかちゃんで販売している小鯵で取った出汁の旨味との
組み合わせは口に運ぶ度に、幸せを感じます。
少しとろみが付いてるのもたつやの好みです。
あかもくと山芋の相性は抜群!
ぬかちゃんが自信を持って、作ってくれただけあって、
めちゃめちゃ美味しいです。
醤油やポン酢でいただくのがいいみたいです。

あかもくがとても気に入ったので、10パックほど買いました。
家に帰ってからもいろいろ試していますが、
本当に美味しくて、癖になります。
何といっても、何の添加物も味付けもしていない天然の食材ということと、
カロリーゼロ、繊維質が多く、ミネラルたっぷりなので、
安心して食べられることが一番うれしいことです。
たつやは馬路村の『1000人の村』というポン酢醤油がお気に入りなので、
それとあかもく+(納豆やオクラ、山芋)などでいただいています。

ぬかちゃんから販売されている金のあじ(活煮干し)
小鯵を一匹一匹丁寧に天日干ししたダシジャコです。
代表の上野さんが、手間暇かけて作ったジャコの中に
天然の旨味が、たっぷり詰まっています。
これを油で唐揚げしたものをいただきましたが、
カリカリで天然の塩味がとてもいい感じです。
スナック菓子を食べるより、よっぽど美味しく健康的です。

他にへしこをほぐして、フライパンでさっと火を通し、
それを寿司飯に入れて作る越廼村伝統のへしこ寿司が
めちゃめちゃ美味しいのです。
ニンジンの赤と、みどりの葉っぱ、へしこの茶色という彩りも食欲をそそります。
寿司飯はやや甘めの味付けなので、へしこの塩気がより味わい深くなります。

今回、越廼漁協ぬかちゃんグループのお母さんたちとのご縁をいただき、
一緒にわいわい楽しみながら、ホームページなどに使える写真を撮ったり、
カメラワークの指導をしましたが、
たつやにすれば教えていただけることばかりで、
楽しく美味しく幸せな二日間となりました。
ぬかちゃんのへしこは3年間も発酵したものなので、
完売した時点でもう食べることは出来ません。
それに他の商品も量産できる食品ではないので、
今ある在庫がなくなると、翌年まで待たなくてはいけません。
翌年が不漁なら生産量はガタンと落ちてしまうかもしれません。
大手には出来ない産地ならではの特徴かもしれませんが、
こういう歴史があって、地元でしか食べられないものが、
ちゃんと後世に伝えられていかなくてはならないと思います。
この近辺では、旧清水町のプラント3の隣にある『膳野菜』で
ぬかちゃんの加工食品を買うことが出来ます。

最後にこんなお話をお聞きしたので、ここで少し披露したいと思います。
代表の上野さん、副代表の長島さんは10人兄弟の姉妹ですが、
彼女たちのお母さんは小さい体ながら、とんでもないエピソードを持っていました。
それは戦時中のことでした。
当時は食べ物が日本中で不足していた時代で、
越廼村でも白いお米を食べられる家庭はほとんどなかったそうです。
しかしながら上野さんの家では、いつも白いご飯を食べていたのだそうです。
なぜなら漁師をしていたお父さんが、漁で獲ってきた魚を
お母さんが山を越えて清水町の農家へ持って行って、
お米と交換してもらうことが出来たからでした。
ある日のこと、たくさんの魚に喜んだ農家さんが、
米一俵では申し訳ないから、持って帰れるなら二俵でもいいと言ったそうです。
身長は140cmほどのお母さんは、深夜120kgのお米を担いで山を越えて来たと言います。
たつやが不思議に思い、なぜ深夜なのかと聞くと、
昼間に米を担いでいるところを見られたら襲われるからなのだと言いました。

凄まじいまでのお母さんの家族を想う心と体力に感銘を受けました。
そのお母さんは数年前に99歳でお亡くなりになったのだそうです。
ぬかちゃんがあるのも、たつやがこんなに美味しい料理をいただけたのも、
そのたくましいおばあちゃんのお陰と感謝しました。
またぬかちゃんには遊びに行こうと思っています。
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ココ


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まぁ、昔の話しゆえ、多少の脚色はあるのでしょうが、楽しいお話!!
若い頃、縦走で20キロになる荷物で雲の平いきましたが、そりゃもうヘロヘロでしたわ。
きっとそんな時代、オレなら生きていけませんね。(笑)
120sきっと背負って夜中の山路を歩いたのでしょう。
それくらい子を想う母の心意気なのでしょうね。
最近は30sのお米を3階まで運ぶのにひーひー言ってるたつやです^^;