また上位を目指します!

転勤や結婚、それに旅行などで福井県を訪れた友人知人はたくさんいるが、
彼らが口を揃えて言うのは福井の食べ物の美味しさだ。
海の幸も山の幸も新鮮でふんだんにあって、何より水が美味しいと言う。
普通のスーパーで売ってる魚が美味しく、
山で湧き出る水が柔らかくて美味しい、
野菜や山菜も直売所で新鮮なものが安く手に入る。

福井はその新鮮で美味しい食べ物が豊富にあるために、
郷土料理というものがあまりない・・・
という説はそれなりに正しいのではないかと思っている。
ところが福井県内には、その限られた狭い地区でしか食べられない
珍しい食べ物があったりすることも長年、この福井に住んでいて感じることがある。

先日、ちょっとしたご縁から、
福井市の越廼漁業協同組合のおばちゃんたちが組織する『ぬかちゃん』
の商品写真を撮るためのお手伝いをさせてもらう機会があった。
越廼村と言えば、福井県内でも有数の漁港で、
少し離れたところに定置網もある漁業の町だ。

これからホームページに掲載するための写真の撮り方と、
それらをどう表現して売れる商品にしていくかのコンセプト作りを
お伝えするというものだったが、同時にたつやも折角の機会なので、
商品写真やイメージに使えそうな写真、それに料理の写真を撮ることにした。

たつやは自分で漬けるほどはまってしまった「へしこ」がある。
へしことは鯖やイカ、鰯などに塩をして、
一年以上糠に漬けこんだ保存食品で福井県の沿岸部では広範囲で作られているもの。
もちろんココ越廼村にもへしこが昔から作られていて、
その伝統の味をかたくなに守ってきた。
それをぬかちゃんでは販売しているのだが、
特筆すべきことは塩・糠・タカノツメのみで漬けてあること。
もちろん添加物などは一切使用していない。
二つ目は地元で獲れた鯖しか使わないこと。
最近ではノルウェー産の鯖を使うことが多いが越廼村産のみで作っている。
そのため若干小ぶりとなるが、価格は900円というリーズナブルである。

ぬかちゃんの代表をされている上野さんが作ってくれたのがコレ。
スライスしたへしこを大根を薄切りしたものに挟んだ一品。
塩味のへしこと水分たっぷりの大根を一緒に口にいれると、
シャリシャリ感とへしこの味が何とも言えない美味しさとなる。
しばらく時間を置くと、大根から水分が出て来て、
へしこの塩で少し柔らかくなる。
お酒のあてには最高の一品になることだろう。


またスライスしたへしこは、鯖のへしことしいらのへしこがある。
ネーミングが1000日へしこというが3年以上生きた鯖を使い、
1年間漬けこんだ味わい深いへしこである。
塩の加減と1年以上発酵することで生まれるアミノ酸の旨味がたまらない。
1年以上前に漬けた商品なので、売り切れたらそれで終わり!
実に貴重なへしこだ。


しいらのへしこはたつやも生まれて初めて食べた。
しいら自体は食べたことがあるが、へしこは初めて。
どんな味がするのだろうと思って食べたら、これがまた珍味で実に味わい深い。
食感も歯ごたえがあって、糠に漬けた後に粕にしばらく漬けたという絶妙の味が後を引く。

撮影するからと言って、へしこ茶漬けをすることにした。
熱々のご飯の上にへしこを乗せ、熱いお湯を注いで作るシンプルなお茶漬けだ。
いかに旨そうに見せるかなどをおばちゃんたちに説明しながら、
撮影が終るとすぐにたつやの胃袋に収まることになった。
福井に生まれて幸せ〜を実感したひと時だった。
写真見てたら、またへしこ茶漬けが食べたくなりました^^;
福井県民にとっては至福の味ですね♪
以前のようになかなか毎日更新することが出来ませんが、
たくさんの方に応援いただいて、いつも上位にランキングいただいています。
また、どうぞ応援してやってくださいませ〜
いつもありがとうございます。
あなたの応援クリックがたつやの元気の素です

ココ


2305記事目