2014年02月18日

義野商店の景色

写真00815.jpg

勝山に行くと必ずと言っていいほど立ち寄りたくなるお店がある。
八助』という小さなそば店である。
今週末は勝山の左義長が開かれ、大勢の観光客が訪れる。
その左義長に魅せられて、あの椎名誠さんも毎年のように
勝山にやって来て、八助でおそばを食べる。

DSC_2109.jpg

DSC_2111.jpg

たつやがこのお店に行くようになって、もう13年ほどになると思う。
八助はお店の雰囲気やおそばの味はもちろん、
そばチケットなるものが存在し、5杯分で1900円・10杯で3600円
というサービス価格もありがたくて、時々利用させてもらっている。

DSC_2137.jpg

八助に併設されて義野商店という小さな製粉所がある。
正確に言えば、義野商店に八助が併設されていると言った方がいいだろう。
ガラス越しに親父さんが玄蕎麦を石臼で挽いているのが見える。
ちょうど左義長に備えて、そば粉を挽いているらしい。
親父さんに声をかけて、撮影をさせてもらう許可をもらった。

DSC_2101.jpg

中は霧が立ち込めたように、そば粉が舞っていて、
奥で作業している親父さんが霞んで見えるほどだ。
しばらく撮影しながら親父さんの動きを見ていたが、
まったく余計な動きが無く、淡々と同じ動作を繰り返している。

DSC_1997.jpg

この工場は親父さんのお父さんが戦後すぐに設備したものだそうだ。
壁には古い大型のモートルや電圧計が見える。
モートルからベルト駆動で石臼を回している。

DSC_2045.jpg

DSC_2087.jpg

石臼はそば粉を挽いている時は問題ないが、
空のまま石臼を回していると擦り減ってしまうので、
そば粉が切れないように気を張らなければならないという。

DSC_2065.jpg

DSC_2080.jpg

この中にいると今が平成で21世紀であることなど忘れてしまう。
それほど昭和そのものの工場なのだ。
設備も建物も、親父さんも全部がノスタルジックでいて、
ちゃんと製粉所に機能を備えている。
大量生産をするのは難しいだろうが、近場のお客さんや、
八助でのそば粉くらいなら、ちょうどいい設備なのだろう。

写真00814.jpg

一通りの作業を終えて、親父さんはうまそうに煙草に火をつけた。
今、こうして元気でいられるのも、
お父さんが残してくれたこの設備があること、
そして自分がやる仕事があること、
のおかげ様なのだと嬉しそうに語ってくれた。

写真00813.jpg

八助のそばが美味しいのは、
勝山産のそば粉を義野商店で親父さんが精魂込めて挽いて、
それがすぐにそばになるのだから、当たり前と言えば当たり前だが、
改めて感謝して、いただかなくてはならないと思った。

DSC_2138.jpg

八助(義野商店)
福井県勝山市栄町1-1-8
TEL 0779-88-0516
営業時間:11時〜14時 17時〜21時
定休日:木曜日






以前のようになかなか毎日更新することが出来ませんが、
たくさんの方に応援いただいて、いつも上位にランキングいただいています。
また、どうぞ応援してやってくださいませ〜


いつもありがとうございます。
あなたの応援クリックがたつやの元気の素ですぴかぴか(新しい)

ココバッド(下向き矢印)をちょちょっとクリックしてね(は〜と)

人気ブログランキングへ

2298記事目



posted by たつたつ・たつや at 22:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 麺グルメ・そば編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一番最初の蕎麦の実が舞う写真かっこいいですね。

いい香りがしてきそうです。
Posted by nem at 2014年02月19日 22:32
nemさん、ありがとうございます。
すごい粉が舞っていて、そばアレルギーの人は絶対に入れないスペースでした。
でもここだからこその美味しい蕎麦が食べられると思います。
Posted by たつや at 2014年03月10日 21:53
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。