出雲と言えば、そば処。
信州や出石、東京は多少食べ歩いたことがあったが、
出雲は初めての経験になる。
20代前半までに島根は3回訪れているが、
その頃には、まだおそばの味がわからなくて、
島根でそばを食べたことはなかった。
出雲大社から近いところで探してみると、何軒かヒットしたが、
伝統的な出雲そばの味を堪能してみたくて、
老舗を選んでみることにした。
『手打ちそば本家大梶』
地元の人からの指示も高く、観光地としてだけでなく、
地域の人からも愛されているお店だということだった。
それに本家大梶は、そば専門店ではなく、
丼物やうどんもあるいわゆる食堂というところも気に入った。
ナビを頼りに走って行くと、
それらしき店の前にお客さんが並んでいるのが見えた。
ちょうど旧JR大社駅のすぐ近くなので、
ひとまず駅の駐車場にクルマを停めて、
手打ちそば本家大梶のお店の前の列に加わった。
ちょっと大きめの民家がそのまま店舗になったという感じ。
並んでいる人は皆、観光客のようだ。
ま、地元の人は並ばないだろう・・・。
家族連れや友だち同士、それなりに年配の人が多い。
出てくるお客さんの様子を見てると、
30分か40分ほどの待ちだろう。
店内に案内されたのは予想通り30分後だった。
店内は思ったより広くて、全部で40席くらいはあるだろう。
そのテーブルすべてにお客様がところ狭しと座っていた。
しかしながらうれしいことに全面禁煙のようで、
タバコの匂いが一切なかった。
こういう時、一人客は肩身が狭い。
一番奥の座敷のテーブルに案内された。
合席でも一向に構わないが、相手さんはどうだろう?
結局、美人グループと合席になる夢は叶わず、
最後まで一人だったが^^;
メニューの中から、割子そばと三色割子そばを頼んだ。
割子そばは器が3つ、三色割子そばも器が3つなので、
少しして、丸い重箱のような器が6つ重ねられて運ばれて来た。
「おまちどうさま、三色割子と割子ですね」
まずは割子そばを。
麺はやや柔らか目で、平べったいタイプ。
出汁は魚系のぶっかけ。
甘目の味付けである。
赤い薬味はもみじおろし、緑はネギ、黒は海苔。
福井では見慣れない薬味がもみじおろし。
昔懐かしい感じの優しいおそばだ。
三色割子は、山菜・やまかけ・月見(うずら)の三種。
それぞれの味を楽しむことが出来る。
割子・やまかけ・割子・月見・割子・山菜という順番で食べた。
一皿の量が少なめなので、6枚はあっさり食べられてしまう。
一皿食べる毎に、重ねていくのは何となく気持ちがいい。
割子そば3枚で630円、三色割子3枚で800円、〆て1430円
一皿辺りの平均単価は238.3円。
(平均する意味があるかないかは別として^^;)
福井のそばに比べると割安感がする。
今回は残念ながら、出雲そばはここだけの訪問でした。
きっとまた出雲には行きます!
その時にはいろんな情報を得て、そばの食べ歩きも楽しみたいと願っています。
大梶は、大社駅が1912年(明治45年)に開業したころに創業したらしい。
しかしながら当初は大梶旅館としてのスタートだった。
出雲そば屋となったのは昭和28年である。
なので100年以上の歴史を持つ老舗のそば店ということになる。
手打ちそば本家大梶
島根県出雲市大社町北荒木451-4
0853-53-2867
営業時間:10時〜18時
定休日:木曜日
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