近所のそば店『だいこん舎』が
鯖江から旧宮崎村の越前陶芸村に移転して、
だいこん舎第2章としてスタートしたのは3年前の2010年の9月だった。
遠くなった分、そばを食べに行く回数は減ったものの、
だいこん舎隣にある古民家で日本を代表する
アコースティックギターの岡崎倫典さんのライブを企画したり、
それがきっかけとなって、思いついたこの陶芸公園での
マルシェワンダーランドを企画したりと、お付き合いが続いていて
ありがたいことに深いご縁があるように思う。
そして先月からだいこん舎第3章がスタートした。
隣の古民家を陶芸のギャラリーショップとして開店したのだ。
『木の上の鳥』・・・
へぇ、素敵な名前だなぁ・・・でも何か意味があるんだろうな?
と思ってこの『木の上の鳥』代表の吉田美佐子さんに聞いてみた。
私、もしこんなギャラリーをするなら、『集』っていう文字を
使いたかったんです。
人もモノも幸せも集まってくる・・・そんなイメージで。
そうしたらこの字を眺めていたら、木の上に隹(トリ)が乗ってる!
って気がついたんです。
だから『木の上の鳥』なんです♪
なるほど!すばらしい名前だ。
この『木の上の鳥』に集められた作品は、吉田さん自らが、
越前焼の若手作家さんの窯を回り、セレクトしたものばかり。
そのせいか魅力的な焼物がセンス良く並べられている。
昨年、一昨年とマルシェワンダーランドの出店してくださった
作家さんも半分いることもあって、より身近なギャラリーの印象がある。
作品を見ればどこの窯で焼いたかがわかる。
それぞれの作家さんの個性が見事に作品に現れている。
ギャラリーではお好みのカップで珈琲をいただくことも出来る。
まただいこん舎の黒蜜そば団子と珈琲またはお抹茶のセット
600円は、木の上の鳥の人気メニューだ。
食器は毎日毎日使うもの。
一年で1000食以上の食事をする時に必ず食器を使います。
100円ショップでもたくさん売っていますが、
やっぱり自分が気に入った器で食べたり、
お客様をおもてなししたいと思うのです。
味も絶対に違うし、器を眺めて心やすらかになったり、
元気をもらえたりするのではないかと思います。
そういう点で福井県には越前漆器や越前焼が身近にあって、
実に幸せなふるさとだと思うのです。
お昼にだいこん舎で美味しいおそばを食べて、
帰りに素敵な越前焼を眺められる『木の上の鳥』でちょっとお茶して、
隣の福井県陶芸館でしばらくアカデミックな時間を過ごし、
そのまた隣の茶苑で、お抹茶をいただくというのが、
たつやの超おすすめコースでございます。
ギャラリーショップ『木の上の鳥』
常設作家(敬称は略させていただいています)
大屋宇一郎(風来窯)
新藤聡子(実生窯)
土本訓寛(カナサ窯)
土本久美子(カナサ窯)
服部泰美(泰陶房)
村田紀之(山月窯)
吉田信介(陶房 遙)
木の上の鳥
福井県丹生郡越前町小曽原120-3-20
0778-32-3735
営業時間:11時〜17時
定休日:月曜日
(月曜が祝日の場合、翌火曜日が休み・臨時休業もあり)
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