一番最初の授業は虫の話。
特に蜂の話をしてくれた。
昆虫大好きなたつや少年にとって、
専門的な昆虫の話を聞くのは初めてで、
こんなに楽しい授業が世の中にあるのだということを初めて知った。
蜂の話を一生懸命される室田先生のことを一気に好きになったたつやは、
入学して最初の理科の授業を受けた放課後、理科室の室田先生を訪ねた。
どうしても先生が話してくれた虫たちの標本が見たくなったのだ。
先生に自宅を聞くと、たつやの家から歩いて10分もかからないことを知り、
飛び上がって喜んで、
「先生、今夜先生の家に遊びに行ってもいいですか?」と聞いた。
今になって思えば、時代が良かったのだろう。
先生は歓迎してくれた。
夜の7時半に先生の自宅に行き、見たこともない
宝石のように輝く美しい蜂たちを時間を忘れて見ていた。
「フジタくん、そろそろ帰りなさい」
と言われて、10時を回っていることを知った。
先生の家からの帰り道、楽しくて楽しくて仕方なかった。
それからというものの、毎週日曜日は室田先生に昆虫採集に連れて行ってもらった。
中学1年と2年の2年間はほぼ毎週出かけていた。
その頃の楽しさが今でも忘れることが出来ない。
虫取り網はさすがに持たなくなったが、
今はデジタル一眼レフカメラに、古いマクロレンズを付けて、
ぶらぶら散歩しながら、虫たちや草花をモデルにお散歩カメラを楽しんでいる。
『たつやの感性見聞録』を見てくださった方に幸せのお裾分けです。
虫たちを探していると、こんなラッキーなことも訪れます。
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たつやさんのマクロレンズな視線は、こうやって養われたのか。
素晴らしい出会いのおかげですね。
そんな風に言われて、あっ!?そうかも知れない・・・。
と思いました。
子どもの頃の環境がとっても大きな影響を与えてくれていることだけは、
間違いないと思います。
回りの大人に素晴らしい方がたくさんいたことに改めて感謝です。