2007年03月24日

ふる里・今庄

今庄へ行く時は、必ずと言っていいほど
行くお気に入りのそばやさんがある。
駅から線路沿いに敦賀方面にほんの少し歩くと、
右手に大きな造り酒屋の蔵が見える。

furusato7.jpg

その蔵を挟んで反対側に「ふる里」がある。
以前はそば店とカメラ屋さんを営んでいた。
ここの親父さんは、写真集を何冊も出したカメラマンで、
特に四季を通した夜叉が池のモノクロ写真が有名だった。

furusato1.jpg

宇野重吉さんがふる里でそばを食べる写真が飾られている。
撮影はもちろん、ここの親父さん坂野進さんだ。


たつやが若い頃から、行ってた店なので、
ちょっとおっかなそうな親父さんだったけど、
上の娘さんがたつやと高校時代の同級生ということもあって、
気さくにいろんな話をしてくれた。

furusato6.jpg

『萬福そば天国ふくい』出版の際には、
いくつかの的確なアドバイスをいただいたし、
夜叉が池のことや、昔の今庄が栄えていた頃の
話を聞かせてくれたこともあった。

過去形で書かなくてはいけないのが、とても残念だが、
ここの親父さんが昨年11月に急逝された。
前日までそばを打っていたのに・・・。

たつやは、そのことを新聞のお悔やみ欄で知っていたが、
行くことができなかった。

先日、わずかに雪の残る今庄を訪ねた時、
今の店主である娘さんにお願いし、
親父さんの仏壇に手を合わせさせていただいた。
小さな仏壇の前には、親父さんが元気に
そばを打っているモノクロ写真が飾られていた。

furusato2.jpg

再び店に戻って玄関を開けたら、
親父さんが人懐っこい笑顔で、
「いらっしゃい、久しぶりやな」
と言って出てくるような気がした。

おろしそばを注文した。
ちょっと赤っぽい越前焼きの器に、
きれいに切り揃えられたそばが出てきた。

furusato4.jpg

furusato5.jpg

親父さんのそばよりも、少し優しい感じの麺。
ダシは以前と変わらないすっきり系の味付け。

「私はおとうさんと同じそばは打てん。
私は私のそばを打つんや。」

と話してくれた娘さんの言葉には、
少しの自信とお父さんが作った店とそばに対する誇りを感じた。

たつやはやっぱりここのそばが好きだな。

わさびそばもおすすめです

furusato3.jpg

ふる里
福井県南条郡南越前町今庄83-3-1
0778-45-0805
営業時間 10:45〜19:30(12〜3月は11:00〜19:00)
定休日 木曜、第2・4金曜


posted by たつたつ・たつや at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 麺グルメ・そば編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あらまたお蕎麦♪
ほんと優しい感じを受けるそばですね(比べる前を知らないのですが・・・)女性っぽい盛です。
でもおいしそう!
Posted by tama at 2007年03月25日 01:03
この店は県内でも有数の名店です。
親父さんのそばは洗練された美しさと美味しさを
兼ね備えていたように思います。
跡目を継がれて次女の娘さんのそばは、
優しい美味しさを感じました。

tamaさんなら、ここのそばは旦那と一緒に、
7〜8杯はいけそうですね^^;
Posted by たつや at 2007年03月25日 09:10
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