右手にお茶屋さんがあって、中を覗いてみると、
3人のおばちゃんたちが、わぁわぁ楽しそうに笑いながら、
石臼を挽いているのが見えた。
どうやらその石臼でお抹茶を手挽きしているようだ。
ちょっと一服したいと思っていたこともあって、中に入った。
ちょうどデカ山が、市内の中心部に戻って行く様子が中から見えた。
どうやらお祭りということもあってか、自分で抹茶を挽いて、
その挽きたてのお抹茶をいただけるというのだ。
たつやにすれば、石臼は蕎麦用のものは見たことも挽いたこともあるが、
この小ぶりな可愛い臼は初めて見た。
やってみますか?
ハイ是非、やらせてください!
臼の前に座って、時計反対回転に回す。
最初の動きだしはややトルクがかかって石臼の重みを感じるが、
回し始めると、いい感じで回すことが出来る。
蕎麦用の臼を挽いた時に比べたら、随分軽い。
あまりスピードを上げずに、テンポよく回していると、
臼の隙間から、美しい緑色のお抹茶がこぼれ出てくる。
ここに座っているだけで、抹茶の香りに包まれて、
とても優雅で、幸せな気持ちになる。
上に置いてある茶葉が石臼の中に少しずつ落ちて行くのを見ると、
いかにこの作業が地道なものかが良く分かる。
ただ機械で一気に粉にしてしまうと、熱を持って香りが逃げてしまうので、
この石臼を使ってゆっくり挽いてのお抹茶の味は格別なのだそうだ。
そこそこの量が挽けた時点で、店のおかみさんがお菓子を持ってきてくれる。
そのお菓子に今、挽いたばかりの抹茶をかけて食べる。
茶杓を使って抹茶をお茶碗に入れると、おかみさんがお湯を注いでくれる。
そして自分で茶筅を使ってたてることになる。
ただたつやはお茶の心得がないため、おかみさんに教えてもらいながら。
挽きたての抹茶をふりかけたお菓子をいただき、
自分で挽いた抹茶をたてて、一服いただく。
格別に美味しい!
何と贅沢な時間なのだろう!
しかも通りは祭の喧騒が去って、静かになったところだ。
臼の下の部分はこんな風になっています。
たくさん挽いてもらったから、もう一服いかがですか?
と言われ、勧められるままお濃い茶をいただくことにした。
さっきの倍ほど抹茶を入れる。
どろりとした濃いお茶になった。
んんん〜んまぁ〜と心の中で呟く
こんなお下品なことは言わないが、まさにそんな感じだ。
旅先で、こんな楽しく優雅な体験をさせてもらい、
美味しいお菓子とお抹茶をいただき、ナントワンコイン・・・
申し訳ないような価格にも感謝して、お茶屋さんを後にした。
お茶屋さんに飾ってあったのは、新しいカタチの花嫁のれん
黒の紗に、金箔を貼ったもの(裏は銀箔?)だそうです。
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