年中どこかへふらりと旅したいたつやですが、特にこの時期は、
体がうずうずして、家にいることが出来ません。
近場なら、ちょっと山に入って山菜採りでもいいし、
ケリーケトルを持って、美味しい水を汲んで、お茶や珈琲を楽しむのもいいし、
インスタントラーメンだって、外で食べるのが気持ちいいです。
だけど、GWはちょっとばかり遠出したいと思っていた。
今まで石川県でも能登方面へは、あまり行ったことのなかったが、
先月にちょっと出かけてみたら、
たつやにとって、何だかとても魅力溢れる地域なのだ。
それに最近になって、能登有料道路が能登里山海道として、
全線無料になったことも行きやすくなった理由のひとつだ。
以前に七尾を訪れた際に、
「あんた、観光に来るなら青柏祭に来んと〜、デカ山はすごいぜ〜」
と町のおじさんに言われた。
よく聞いてみると、GWの真っ最中の5月3.4.5日の三日間、
七尾の中心市街地で開かれるお祭りが青柏祭といって、
とにかくその4輪の山車をデカ山と言って、日本一の大きさなのだそうだ。
それを聞いてから、何とか期間中にその祭を見に行こうと決めていた。
能登里山海道と北上し、七尾方面と書かれた出口で降りると、
のどかな田園風景が続く。
能登半島は南北に延びる半島なので、東西に海があるためか、あまり高い山がない。
なだらかな丘が続く新緑の道は、走っていても本当に心地いい。
鼻歌混じりでハンドルを切る。
八重桜やわずかに残る枝垂れ桜、モクレンや花ミズキ、チューリップや水仙などが、
民家や山の際に咲いている景色は、別世界に来たようだ。
しばらく走っていると、ちょっと気になる看板を見つけた。
「観音水」たつやはこの手の水場を訪ねるのが好きで、
車に積んであるペットボトル何本かに詰めて帰る。
そしてこの水でお茶や珈琲を楽しむのが至福の時間だ。
七尾に行くまでには少し余裕があるし、得意の寄り道を楽しもうと、
ハンドルを左に切った。
段々道が狭くなって、やがて車一台しか通れない砂利道からは
一方通行になった。
進んでいくと、開けた場所に立派な霊水場があった。
既に何人かの方が水を汲みに来ていた。
中には富山ナンバーの軽トラに30本近い20リットルポリ缶を積んでいる人もいたので、
「何か食べものやさんでもやってるのですか?」と聞くと、
「うちのおばあちゃんがこの水でないとダメや言うとって・・・」
「へー、おばあちゃん孝行なんですねぇ^^」
十劫坊の霊水は観音堂の左手に蛇口が4ヶ所と右手にも数ヶ所あって、
一度に何ヶ所かで水を汲むことが出来る。
水量は豊富だ。
とりあえず持っていた携帯用の魔法瓶に入れて飲んでみた。
わぁ〜、甘い!それに軟らかい水だ。
隣の建物の中にある観音様にお水をかけて、御礼をお伝えして、
心ばかりのお賽銭を入れた。
車に戻ってケリーケトルを引っ張り出してきて、
その観音水を入れて、お湯を沸かす。
最近はケリーケトルでいかに早くお湯を沸かすかを研究?しているので、
大抵、1リットルの水を沸騰させるのに要する時間は3分だ。
ティーパックの加賀棒茶を入れた。
椎茸の原木を切ってあった小屋?の横のベンチで、
美味しいお茶が入ったなぁと悦に入っていたら、ここの管理人さんが来られた。
「こんなところでお茶をしてて、すいません」
と言いながら、管理人さんにもお茶を一杯お届けすることにした。
その後、この霊水をお告げで切り拓いたのが、このおじさんで、
お寺の住職さんだと言うことを知る。
石川県だけでなく県外からもこのお水を求めて、やってくるのだそうだ。
帰り際に通った道すがら、
いつかはこんな家に住んでみたい!
と思うような美しい民家があった。
どんな方が住んでいるのはわからないが、
家までのエントランスの道も、家の周りの草花も、
そして美しい日本家屋、裏山の木々の緑・・・
まるで桃源郷のようで、どれをとっても、たつやの憧れの家だ。
能登半島の田舎道で出会った風景に心奪われました。
十劫坊(じゅっこうぼう)の霊水
石川県鹿島郡鳥屋町字瀬戸5-42-5
ついつい忘れて過ぎてしまいまいしたが、『たつやの感性見聞録』
2006年4月から始めて、丸7年が過ぎて8年目に突入しました。
自分でもビックリです。自分でエライと思います^^;
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2172記事目
たつやさん、七尾を北上して下さい。
能登町まで行くと、海の向こうにそびえる立山連邦が見れます。
息を呑む美しさですよ。
能登町、了解です!
富山県雨晴から見る立山連邦も素晴らしいですね。
能登町から氷見、雨晴とドライブしてきます。