期間が随分あいてしまったりすると、また違った見え方をすることが多い。
ここを訪れるのは6年半ぶりのこと。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/43890842.html
季節は初夏だった。
大好きなヴォーリズ建築があることなどつゆ知らず、
散歩をしていて、もしや?と思って入ったのがこの旧醒井郵便局舎だった。
以前来たときも感動したが、この日は雪化粧をしている姿で、
美しいヴォーリズ建築が尚一層輝いて見えた。
確かこの辺りに醒井郵便局があったはず・・・
という感じでハンドルを切った程度だったが、
やっぱり目の前にあるこの古い洋風建築には、独特の魅力がある。
さほど建築のことを知ってるわけでもないが、
今の建築にはないデザインに魅かれる。
2階の窓から外を覗くと、松の木に積もった雪を落としているおじさんが見えた。
白い帽子を被ったかのような郵便ポスト。
地元のおじさんが案内をしてくださいます。
ちょっと寄り道をしたつもりだったが、またゆっくり歩いてみたい。
ここの街中を流れる川に梅花藻の花が咲く初夏から秋口が、
やっぱりベストシーズンかもしれない。
旧醒井郵便局舎
1915年に建設され、1973年まで醒井郵便局として使用されていた
木造2階建ての擬洋風建築は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計に関わったとされる。
1934年に玄関位置や間取り、外壁などに大規模な変更が加えられて、
現在の外観・間取りに近いものとなった。
資料館としての再利用を目的として、
1999年から2000年にかけて解体修理が行われ、現在に至っている。
館内は1階展示室をパネル等による醒井宿の紹介にあてるとともに休憩所として無料開放し、
有料ゾーンの2階展示室では醒井宿の庄屋・問屋を
代々務めた江龍宗左衛門家伝来の絵図や古文書を展示する。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
(William Merrell Vories、1880年10月28日 - 1964年5月7日)は、
アメリカ合衆国に生まれ、日本で数多くの西洋建築を手懸けた建築家。
建築家でありながら、ヴォーリズ合名会社(のちの近江兄弟社)の
創立者の一人としてメンソレータム(現メンターム)を広く日本に普及させた実業家でもある。
そしてまたYMCA活動を通し、また「近江ミッション」を設立し、
信徒の立場で熱心にプロテスタントの伝道に従事した。
よく「宣教師」と紹介されるが、彼はプロの牧師ではなくキリスト教徒伝道者である。
讃美歌などの作詞作曲を手がけ、ハモンドオルガンを日本に紹介するなど、
音楽についての造詣も深かった。
アメリカのカンザス州レブンワース生まれ。
英語教師として来日後、1908年(明治41年)京都で建築設計監督事務所を設立し、
日本各地で西洋建築の設計を数多く手懸けた。
学校、教会、YMCA、病院、百貨店、住宅など、その種類も様式も多彩である。
1941年(昭和16年)に日本に帰化してからは、華
族の一柳末徳子爵の令嬢満喜子夫人の姓をとって一柳米来留(ひとつやなぎ めれる)と名乗った。
「米来留」とは米国より来りて留まるという洒落である。
近江商人発祥地である滋賀県八幡(現:近江八幡市)を拠点に精力的に活動したことから、
「青い目の近江商人」と称された。
また太平洋戦争終戦直後、連合国軍総司令官ダグラス・マッカーサーと
近衛文麿との仲介工作に尽力したことから、
「天皇を守ったアメリカ人」とも称される。
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