ふと柱を見ると何冊かの本がかけられていた。
その中に・・・
えっ!?見覚えのある小冊子が!
古ぼけて変色し、ボロボロになったその本は、
20年前にたつやが作っていたミニコミ誌だったのだ。
ボロボロなので紙を破らないようにそっと表紙を開いた。
懐かしい思いで、ページをめくると今は亡き宇野重吉氏に
投稿してもらったエッセイだった。
そう言えば、怖いもの知らずで、
越前おろしそばのことなら宇野重吉氏だろう、
と思い手紙を書き、お願いし、
快諾された宇野氏が原稿を送ってくださったものだ…
当時、東京での学生生活を終え、
福井に帰ってきたたつやがハマった食べ物が越前おろしそばだった。
だからそのミニコミ誌の特集記事をそばやの食べ歩きにした。
今になって思えば、数年前に出版した『萬福そば天国ふくい』
の原点はここにあったのだ。
その冊子の中に若かりしたつやが情熱をもって
手掛けていた仕事に出会うことができたのだった。
20年前と変わらぬ蕎麦を出す蕎麦屋の柱に、
20年間もずっとかけられていた2冊のミニコミ誌。
色褪せ変色し縁がボロボロになって、
たつやを待っていてくれていた。
ありがとう、二十年前のたつや。
あの頃の情熱をずっと忘れていました。
原点に帰って仕事をしよう!
そんなことを教えてくれた宿布屋さんでした。
ここだけの話 実は私はお蕎麦屋さんで働いています。
職人がうつ蕎麦屋という感じの店ではありませんがとても流行っていて毎日が戦場のような忙しさの店です。
もしかしたらウチの店でたつやさんにもお会いしたことがあるかもしれませんね。
いい環境ですね^^;
毎日そばを食べることができて・・・。
MのMあたりかな?
あまり詮索せずに、そばの食べ歩きをしたいです^^
バディさんはそばは食べませんか?
トンネルが出来て 前を通らなくなったことも
原因ではあるが・。
この店であの 小冊子!!
見たこと あった!!
でも 書いた人 や編集人まで
覚えていない。
そうか たっちゃん だったんだ。
今年 自分の思い出探し 一発目ですね。
足あとがある 人生
すばらしいことですね。
見てくださったことあるんですね〜
ありがとうございます。
あの小冊子をここで見たときは、
涙が出そうでした。
あんなにボロボロになって、
たつやを待っててくれたように思えて。
宿布屋さんには、黙って帰りましたが、
とっても感謝しています。
若い時にしたことで、無駄なことなんて
ないんですよね。
よーし、次のそば情報発信に向けて準備するぞ!
だってそれができる商売をさせてもらっているんだもの。