今年は北陸地方に住んでいることを
忘れてしまうような好天

でもさすがに11月に入り、カニの解禁辺りを境に寒い日が出始めた。
寒いのは嫌いだけど、この季節にならないと味わえない楽しみがある。
薪ストーブ

鋳物の箱の中で薪を燃やすという単純な暖房だけど、
こればかりは一度味わったら、絶対にやめられない気持ち良さ

ストーブの前のロッキングチェアに座って、
燃える火をぼーっと見ているだけで、超幸せ

ストーブが鉄の塊なので、鉄から出る熱が遠赤外線効果で
身体の中からポカポカと暖めてくれる。
まさにお風呂上り

ロッキングチェアに座っていると、
スーッと溶けるように眠りに落ちる

スイッチひとつで温風が、という訳にはいかない。
暖かくなるのには小一時間かかるし、
毎日灰を取り出さなきゃいけないし、
煙突の掃除は怠ったら、うまく燃えてくれない。
そして何より燃料の薪の確保や準備が想像を絶するくらいの大仕事。
それら面倒なことを全部差し引いても魅力的な薪ストーブの楽しみは、
実はもうひとつあるのだ。
それはストーブの上での料理

珈琲ひとつをとっても薪ストーブの上で沸かしたお湯と
ガスでのお湯とでは全然違う。
前者の沸騰は、本当に微細な泡が炭酸のように沸いてくるし、
後者は、火が当たっているところから、大きな泡がボコボコ沸く。
その辺りの違いが味に出るのかどうかは、わからないが、
珈琲も、まろやかになる。
たつやのお気に入りは、スープストック。
様々な野菜や鶏がらをたっぷり鍋に入れて、ストーブの上で
3日〜4日間かけて、じっくり旨味を引き出す。
そのスープストックをベースにして、カレーやシチュー
野菜スープやミネストローネ、スープパスタなど、
ありとあらゆる料理に使うのだ。
化学調味料は、家にあるが、このスープストックを使えば出番はない。
塩をひとつまみ入れれば、立派なコンソメスープになるし、
びっくりするのは、カップ麺に入れるお湯にこれを半分混ぜるだけで、
全く別の味になってしまう。
下手なラーメンやさん顔負けの味になるんです。

この日の野菜たち

キャベツ・タマネギ・ニンジン・葱・セロリ・にんにく・
大根・チンゲンサイ・りんご・生姜・ベイリーフ
鶏がらは、美山の萌叡塾の放し飼いの鶏のもの



さあ、週末は究極のインスタントラーメンを作ろう!
野菜好きのokaはこれトマト味にしてみたい。
カレーにはいつもトマト入れるんですよ。
そうかあ、家具つくるんだったね そうか
ひと冬にそうとうの量を費やすでしょうなあ
こっちは藁ならいくらでもあるんだけどナ・・・
なんか、すろーらいふ って感じ〜
トマト味の野菜スープを作って、
半分はカレーにしたりします。
スープストックは魔法の味の素なんです^^
ありとあらゆる人に薪があったら「くださ〜い!」
と言い回っています。
そーすると、いろんなところから声がかかるもんです。
本当は硬木と呼ばれる広葉樹の雑木がいいのですが、
解体した家の柱とか、杉の木とかでも大丈夫。
ユパさんも、藁じゃなくて薪があれば教えてね〜。
軽トラでお伺いします。
このスープをベースに、ユパさんにいただいた完熟トマトで
作ったピューレを使って、ミネストローネを作ります♪^^
良かったら食べにきてね〜