サヴィニャック展以来、何かと少し古いフランスのデザインや小物を
引っ張り出してみる機会が増えた。

これもブログネタを探すことでの副産物のようなものだ。
古いフランスの印刷物コレクションの中にあった、
フランスを代表するタバコ『ジタン』と『ゴロワーズ』の
広告付きカレンダーを見直してみた。
時に1957年のものだ。
このカレンダーが印刷されてから既に55年が経過しているが、
このデザインセンスと色使いは今見ても斬新だと思う。


さて、確か机の引き出しの中にジタンのタバコがあったはずだ。
引き出しをいくつか開けてみると、懐かしいガラクタの中に、
一際鮮やかなブルーのタバコのパッケージが見つかった。
これを買ったのは、たつやが17歳、高校2年生だった。
覚えたばかりのタバコの味など、わかるはずもないが、
外国タバコというだけで、ちょっとカッコイイ気がした。
旧友の誰も吸っていないタバコが欲しくて、
パッケージが好きという理由でこのジタンを2箱買った。

家に帰って、ジタンを一本取り出して、
オイルライターで火をつけて一口。
ゲホゲホゲホー ま、まずい!
それにフィルターのついていない両切りタバコだったので、
口の中にタバコの葉っぱが残って、散々なジタン初体験だった。

その箱は友人と吸ったのか、自分で吸ったのか、
それとも捨てたのかは記憶にないが、
あまりの不味さにもう一箱は、吸われることなく、
35年の間、たつやの引き出しで眠っていたのだ。
改めてそのジタンのパッケージを眺めてみると、
一般のタバコのケースとは一線を画した横長の形状、
ジプシー女が踊るシルエットにタバコの煙が重なるデザインセンスと
ジタンブルーと称される美しい青の色合いに、魅了された。
高校生だったたつやが数ある外国タバコの中から、惹かれて選んだのが、
このジタンだったということもちょっぴりうれしかったりする。

タバコは17〜22歳まで吸って禁煙し、31〜39歳まで吸って止めました。
一日に70本という超ヘビースモーカーでしたが、
ある日禁煙を決意し、その日の23時57分に持っていたマイルドセブンに、
『タバコさん、長い間ありがとう!でももう吸わないからね』
とボールペンで書き込んで火を着け、最後の一本を吸いました。
午前0時にタバコをもみ消し、
隣にいた友人に持っていたタバコの残りとライターをあげました。
以来13年間一本も吸っていません。
今では人が吸うタバコの臭いや煙が苦手です。
だけど、ジタンが似合うオヤジになりたいです。

wikipediaより抜粋
ジタンとは「スペインのジプシー女」を意味する。
パッケージには扇を持ったジプシー女性のシルエットが描かれる。
1947年にマックス・ポンティによってパッケージがデザインされ、
踊り子が青い背景の中で紫煙を纏って踊る秀逸な絵柄は
「ジタンブルー」として世界的に有名であり、
煙草パッケージのデザインでは度々代表作として例に挙がるほどである。
かつてはフランス煙草産業界ナンバー1シェアを誇ったセイタ社が製造を行っていたが、
1999年10月に同社がスペインのタバカレラ社と合併し、アルタディス社となって生産されている。
現在フランス国内での生産は停止されスペインの一工場で生産が続けられている。
フランス語の正式な発音は女性形への変化がなされるため「ジタンヌ」とされるべきであるが、
現在日本国内においては「ジタン」の呼称が一般的であり、
庄野真代の楽曲『飛んでイスタンブール』の歌詞にも「ジタン」として登場する。
ジタンは、フランス人俳優のジャン・レノやセルジュ・ゲンスブール、
歌手では元ビートルズのジョン・レノン、
日本においてはMr.Childrenのギタリスト田原健一、
女優の常盤貴子などが好んでいることでも有名である。
またフィクションの世界ではルパン三世、ブラックラグーンの張維新、
NANAの一ノ瀬巧、紅の豚のポルコ・ロッソ、ダブルブリッドの帆村夏純なども喫煙している。
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ココ


1943記事目
ラベル:アンティーク
ジタン・・・大人の香りがしたなぁ。
パッケージのデザインは秀逸ですね。
吸うにはどうかと思いますが、パッケージデザインはとっても好きです。
飾っておいてもオシャレですよね。
そんな歌があったのですね。
ゴロワーズ、ジタン、どちらも秀逸なデザインで好きです。タバコは吸いませんが・・・。