鉄道少年だった頃を思い出して、
ずっと引き出しの奥にしまっておいた切符を出してきた。
中学2年生から始まった国鉄の駅の入場券集め。
最初は自分が行った駅だけを集めていたが、
そのうち旅先で知り合った人たちと交換したり、
売買したりして、増えていった。
当時は切符の自動販売機なんていうものはなく、
窓口で入場券を買った。
各駅停車に乗っていて、停車時間が2分以上あるときは、
ダッシュでプラットホームを走り、階段を駆け上がり、
階段を飛び降り、窓口まで一直線。
入場券を2枚買って、車掌さんに手で合図をして、
列車に飛び乗ったものだ。
この頃、爆発的に売れたのがこの切符
愛の国から幸福行き北海道広尾線沿線にあった。
たつやが行った昭和50年3月31日の日付が入っている。
随分色褪せてしまったが、文字ははっきり読める。
これらの入場券は昭和49年頃から昭和56年あたりにかけて、
集めたものがほとんどで、たつやが中学生から大学生までのもの。
鉄道の旅がバイクでのツーリングに変わっても、
駅を見つけると入場券を買うことにしていた。
だけど、その辺りから、駅の無人化、切符の自動販売機の
急速な普及によって、マニアが集めていた
いわゆる硬券の入場券は消えていく運命だった。
そのうち窓口で硬券の入場券・・・と言っただけで、ないよと
言われるようになった。
※硬券入場券・・・昔の切符はその駅その駅によって厚さコンマ5m
くらいの硬い紙で出来ていた入場券。
駅員さんが切符を切ってくれるハサミみたいな切符切り
は駅によって様々な形をしていた。
パチン、といい音をして切れたとき、
かっこいいな〜なんて思えた。
入場券の料金もぐんぐん上がっていったことも、
熱が冷めた要因のひとつだったようにも思う。
なにしろ、集め始めた頃は大人30円だったのが、一年単位で大幅アップ。
60円、90円、100円、110円、120円、130円・・・
2枚で60円だった入場券は、3年後には2枚で240円にまでアップしていた。
8年間で集めた入場券は500枚くらいかなぁ。
一枚一枚日付をチェックしながら、ゆっくり眺めるのはいつのことだろう。
1974年毎日新聞社から発刊された各駅停車という本には
全国5000駅総索引・観光案内版とあるから、
当時は国鉄の駅だけで5000を越えていたのだ。
今はいくつあるのだろうか?
そろそろたつやも旅の原点に帰って、鉄道の旅をしたいと思っている。
実は 私も 500枚は無いけど かなり持ってます。
今は無き 愛国から幸福 も持っています。
実際に行って買いました。
たしか 歌にもなりましたね。
結婚式に記念品にも盛んに使われました
懐かしいねえ。
今度見せてくださいませ。
入場券コレクターって結構多いんですよね。
昔のやつは値段がつくのもあるみたいです。
結構みんな色褪せてきちゃったんですが、
どのようにして保存してますか?
100均でプラスチックの容器を買ってきて
入れなおそうと思っていますが、
なんかいい方法ありませんか?