白い可憐な花と美しい緑の蕎麦畑が広がっている
田んぼの道沿いを走っていると、秋を感じます。
先日とあるお客様から、俳句仲間の遺句集を作りたい
というご相談を受けました。
何度か打ち合わせをして、校正を何度か行い、
上製本のハードカバー、ハードケース付きの装丁に決めました。
A5サイズ200頁で、300冊作ることになりました。
俳句や短歌を楽しんでいる方は結構多いようですが、
やはり年齢は高めのようです。
たつやに相談をしてくださった方は、15歳から俳句を始め現在84歳。
作った俳句の数さえわからないくらいだそうです。
今でも俳句仲間の集まりには必ず顔を出しています。
残念なことに、昨年その俳句仲間のお一人がお亡くなりになりました。
その方は生前からいずれは句集を出したいと思っていたそうです。
しかしながらその夢は叶わず、この世を去りました。
でもその意志を継いで、遺族や俳句仲間が協力して、
一冊の遺句集を作ることになったのです。
今回はいろんなご縁がつながって、
当社、合資会社藤田印刷所でその遺句集を制作しました。
末廣清隆遺句集『肩たたかれて』です。
いろんな印刷物を日々作ってますが、
こういうお仕事は、特に人様に喜んでいただけるものだと思っています。
出来ることなら、生前に句集を出して本人が紐解く・・・
というのが良かったのだと思いますが、
故人の俳句を、血縁関係や友人や俳句仲間に今、見てもらえることは、
故人にとっても、遺族にとっても、
きっとうれしいことなのだろうと思います。
この度は、こんなご縁をいただけたことに、大変感謝しています。
納品の日は青空が広がる秋の爽やかな日でした。
蕎麦畑の横に車を停めて、出来たばかりの本をモデルに撮影しました。
ぱらぱらとめくると、新そばのことが書いてある句がありました。
後一月半も経てば福井の新蕎麦が食べられるようになります。
創業明治36年(1903年)創業
合資会社藤田印刷所
福井県鯖江市有定町1-1-29
0778-51-2805
junchan.p@wt.ttn.ne.jp
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ラベル:藤田印刷所
私も「句集」を出すのが夢です(^-^*)
その時はぜひよろしくお願いします。
また年末にちょっとお願いしたいと思っています。
さて句集、是非是非!
うおとめのかけ紙の俳句と絵と書・・・
もうすご過ぎます。
今は、ナナ・イロみっちゃんのおじいちゃんの句集を作ってます。
マフラーを巻けば傘寿の伊達男
という句から『傘寿の伊達男』という句集です。
いや〜、面白いじいちゃんです。
亡父の遺句集制作をありがとうございます。
お父様の生きた証しとのお手伝いが出来たこと、今更ながらありがたいことだと思っています。
末廣さんもどうぞお大事になさってくださいませ。