いつも気になる建物がいくつかあった。
その中のひとつに勝山お清水からほど近い古い料理旅館がある。
今は営業をしていないので、
建物は外観しか見ることは出来なかったが、
左義長の期間中は建物内部も一般公開しているという。
以前から気になっていた建物だったので、
すぐにその料理旅館『花月楼』に向かった。
昭和そのままのトイレが残っていました。
タイルがまたレトロでいい感じです。
花月楼の前には大きな桜の木がある。
4月には満開の桜が見事だろう。
入口を入ると長い廊下があって、左手に二階に上がる階段がある。
意外なことに階段の段差が高くて驚いた。
洋服でも上がりにくいのに、着物だと大変だったろう。
芸姑さんたちが裾をまくって階段を上っていく様子を想像して、
ちょっとにやけた自分が可笑しかった。
二階には32畳の大広間があって、ライトアップされていた。
天井はこんな風に曲線で仕上げられている。
畳の上に座って見上げると、更に感動的だ。
職人の技と魂と感じる実に見事な天井である。
10年ほど前までは普通に営業していたので、
この部屋で宴会が行われていたのだろう。
見学に来られていた地元のおじさんが、
「昔はよくこの部屋で飲んでいたよ・・・懐かしいなぁ」
などと奥さんに話しているのを聞いて、
時の流れを感じて、ちょっと切なくなった。
花月楼の1階の部屋ではおかみさんや地元の方が、
お茶やお茶菓子でおもてなしをしてくれていた。
たつやがお邪魔した時も、数人のお客さんがいて、
おかみさんを中心に話が弾んでいた。
花月楼は歴史ある料理旅館として名を馳せていたので、
たくさんの著名人がここを訪れていた。
おかみさんがそれらの方が書いた色紙を見せてくれた。
何十枚もあって、昔の政治家などの色紙もあったが、
ん!?と手が止まったのがこの文字だった。
かなり古い色紙のようだが、
時空を飛び越えて文字からあふれ出るエネルギーを感じたのだ。
ぐっと迫ってくる力強さや圧倒的な存在感。
「花月 岡本太郎」
あ、なるほど!
世界に誇る日本の芸術家・岡本太郎氏の色紙だったのだ。
池波正太郎氏の色紙もありました。
勝山にはこんな立派な料理旅館があったのに、
今は営業をやめてしまい、住居の一部として使っているそうです。
行政やNPOなどと協力して、花月楼を一般公開したり、
有効な利用方法を考えて、後世に残して欲しいと思いました。
たくさんの著名人の色紙なども整理して、
展示するといいのではないかと思います。
鯖江市では、市民の皆様のご好意を一つにまとめ、
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3月26日現在 14.776.083円
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