2006年06月05日

恐るべしさぬきうどん・4

RIMG0010.JPG.jpg

※写真はさぬき麺業のザルうどん(文とはリンクしていません)

次に向かったのは、おばちゃんふたりがやってるという、「いなかっぺ」

数あるうどん屋の中から、名前だけで選んだのがこの店。
若い人は知らないかもしれないが、その昔、風大左衛門という男の子が
主人公の「いなかっぺ大将」という漫画があった。
その漫画が好きだったというだけの理由。
全く余談だが、このアニメの歌「大ちゃん音頭」は、
あの天童よしみが歌ってたのだ。

ガラガラと戸を開けると、ガイドブックに書いてあったように、
おばちゃんふたりがいて、常連さんとおぼしき、
4人組がテーブルでおでんとビールで、盛り上がっていた。
ちらっとテーブル上を確認したが、うどんは置いてない・・・
そうか、きっと帰る前に「ヌクイノ、4つちょーだい!」って言うんだろうな。
僕は冷たいうどん、Yは釜揚げを注文。
しかし、おばちゃんはこう言った。
「釜揚げはなー、できんのや。ゆあげならできるけど・・・」
「ゆあげって何ですか?」
「あんなー、釜揚げいうのは、釜で茹でた麺とお湯をいっしょに出すんやー。
 ゆあげいうのは、釜のお湯と麺を出すんやー」
「はあ、そーですか」と答えたものの、さっぱりようわからん。

恐るべし、讃岐うどん!奥が深い!

ここのうどんも当然のように美味しい。
とくにつけ汁がちょっと薄口で美味。
麺もなかなかのもの。

途中、うどん初心者と見受けられる若者が来店。
オーダーに手間取ってる様子。
ふふっ、君、初心者だね!と言いたい気分。
なんたって僕らは越前国からきた「うどん食べ隊」、本日6軒目なのだ。
オーダーの仕方くらい知ってるよ・・・。なんて優越感!(バカだねー)
そして僕らは2食分、260円を払い、店を出る。

DSC00074.jpg

※写真は別の店内、このようにトッピングがずらり並んでいる店は多い

香川に来たからはこの手のうどん屋も行かなくてはならない!
と心に決めていたのがセルフの店。
正確にはセルフサービスの店と言わなければならないのだろうけど、
ここではセルフとしか、表現しないようだ。
Yが言う「おかしいですよね。知らないうちに私たちもセルフってしか言わなくなってますよ。」
なるほど、そうだ。ガイドブックを見ても、
「究極のセルフ」とか「これが完全セルフの店だ!」などとしか表現されていないのだ。

ターゲットとしてチョイスしたのは、「いきいきうどん坂出店」
200人は入ろうかという広い店内。
店の奥に、セルフサービスのシステムがある。
手順はこうだ。

1. うどんがどんぶりに入って置いてあるのを選ぶ。

2. うどんは1玉には小さいどんぶり、2玉は大きいどんぶり、
  それを持って移動。

3. うどんを自分でゆがく。

4. てんぷら(かきあげ、げそ、ちくわ、さつまいも、かぼちゃ、えび等)
  きつね、コロッケ、牛肉、ゆで卵などを選び、どんぶりに入れる。

5. 回る寿司屋さんでいうお茶をいれる蛇口みたいなところがあって、
  そこでだしを入れる。

6. 薬味を好みでいれ、レジへ。

7. 僕のどんぶりを見て、1秒かからずに即座に「370円です」。

8. 食べる

9. どんぶりを返却、ベルトコンベアーに乗って洗い場へGO.


すごい!すごすぎる!恐るべしさぬきセルフ!
味ですか?まあまあですね。
それでも福井にはこんなうまいうどん屋はないと思うけどね。

てな訳で、本日のさぬきうどんツアーは、終了したのである。

夜は8時過ぎるとほとんどのうどん屋が閉店するのだ。
それもそうだが、我々の胃袋もギブアップ!というのが正直なとこ。
腹ごなしにボーリングを2ゲーム、
古本屋でエロ本を1冊買ってホテルに戻ったのである。

DSCN0082.jpg

※写真は当たり矢のかけうどん中+半熟たまご天×2とかけうどん小+ちくわ天

次回、長いけど最終回です。続く
posted by たつたつ・たつや at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 麺グルメ・うどん編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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