2011年02月07日

市川篤展THROUGH THE GLASS

3年ほど前に金沢市大野地区にあるヤマト醤油の社長さんに誘われて、
地区を散歩しながら写真を撮るイベントに参加したことがあります。
その時に大野地区にあったガラス作家さんのアトリエを訪ねた時に、
どうしても気になった作品がありました。

grspg03.jpg

結局、帰る前にもう一度アトリエに戻って
無理にお願いして譲っていただきました。
たつやがこの手の立体オブジェを購入したのは
後にも先にもこの作品一点だけです。

http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/106824385.html

DSC_5120.jpg

DSC_5141.jpg

そのガラス工芸作家の市川篤さんが、
石川県かほく市にある西田幾三郎記念哲学館にて
作品展をされるという案内をいただいて、
5日の日曜日に行ってきました。
この日は市川さんご自身から直接お話が聞けるという
貴重なギャラリートークの日でした。

DSC_5142.jpg

たつやは骨董市でもついついガラスに目が行ってしまうくらい、
何故かガラスに惹かれます。
光の具合によって様々に表情を変えるところも好きですし、
脆くて落とすと直ぐに壊れてしまうというはかなさにも魅了されます。
今回は一目惚れしたガラスアートの作家さんの展示会、
しかも安藤忠雄氏設計の建物の中で行われる
ということでワクワクドキドキです。

DSC_5192.jpg

すでにその建物自体がアートです。
中に入って驚いたのはコンクリートで作られた円形の曲線を
複雑かつアーティスティックに作られた空間デザインでした。
その円形の向こう側に今回のチラシやブログの写真にも使われている作品
『稜―to my son』がディスプレイしてありました。

DSC_5175.jpg

DSC_5180.jpg

そこから階段を降りたホワイエに作品が展示されています。
一点一点、離れてみたり近づいてみたり、角度を変えて
じっくり鑑賞しましたが、どのどれもが常設展?と思わせるように、
その場にピッタリ合っているのです。
もしかすると市川篤さんと安藤忠雄氏はこの場所で、
出会うべくして出会っている
のではないかとさえ感じました。

DSC_5159.jpg

ギャラリートークでは、
アットホームな割とリラックスした雰囲気の中で、
作品全体や作る過程のお話をしてくださいました。
途中で質問もどうぞ、とのことだったので、
見学に来られていた方やたつやも
いくつかの質問をさせていただきましたが、
どの質問にも丁寧に答えてくださいました。

DSC_5178.jpg

ただ作品の紹介については、
今回のテーマが『考える』ということもあって、
あえて細かい説明をすることはなく、
見た方、それぞれの感性で感じ取って欲しい
ということでした。
やっぱり理屈抜きにたつやは市川さんの作品が好きです。
作品の中に宇宙とミクロが融合しているかのようで、
それ自体にエネルギーがあるのです。

DSC_5160.jpg

やはり印象に残ったのは、
作品が出来た段階で完成ではなく、
市川さんにとっては永遠に未完成なのだ。
どこかに展示されることによって、
作品自体が命を持ったようにいきいきとしてくる。

というお話でした。

トークの後にしばしお話をさせていただいたのですが、
たつやのことをよく覚えていてくださって感激しました。
今更ながら、あの時市川さんの作品を購入出来たことを、
誇りに思うと同時に出合えて本当に幸運だった
と思いました。

DSC_5170.jpg

しかし市川さんって、カッコイイわ〜。
すごいアーティストでイケメンってモテるやろうなぁ・・・

とつぶやく、凡人のたつやでした^^;

今月末まで開催していますので、
ご興味のある方は是非足を運んでみてください。
次回のギャラリートークは2月20日の日曜日午後2時からです。

DSC_5171.jpg

『市川篤展 through the glass』
ガラスを通して何が見えますか?

期間 平成23年2月5日(土)〜2月27日(日)
作家 市川篤(ガラス造形家)
場所 石川県西田幾多郎記念哲学館ホワイエ(月曜は休館)
   石川県かほく市内日角井1番地
   TEL076-283-6600

ギャラリートーク
2月6日(日)、2月20日(日)いずれも14:00〜14:45
作家・市川篤が、作品を解説いたします。

※展示会・ギャラリートークともに、入場無料・申込不要

あまりに透明で無機質な素材、
日ごろ目に入らないことがないほど身の回りに溢れている素材、
存在感さえも消し去ることのできる素材。
それがガラスです。
この素材に、独自の視点で新たな可能性を見出し、
創作活動を続けるガラス造形家 市川篤。
彼は言います。


 わたしにとって作品は、永遠に未完成であり、
 鑑賞者に自由に感じとってもらうことで、
 初めて完成するのです。


この展示会では、市川篤の作品を哲学館ホワイエにて
展示します。
あなたは何を見、何を感じるでしょうか?
展示会の期間中、作家・市川篤によるギャラリートークを行います。
皆さまのご来館をお待ちしております。


市川篤さん主宰のスタジオ・プラスGのホームページ
http://glass.studio-plusg.com/
市川篤さんのブログ
http://studioplusg.blog87.fc2.com/






実はたつや、毎日1時間程かけてブログを書いているんです。
だからお願い!って言う訳じゃないんですが、
応援クリックは面倒だけど多分2〜3秒くらいで出来ると思うんです。
ご苦労さ〜んって感じで押してもらえたらやっぱ、うれしいです。


いつもありがとうございます。
アナタ様の応援クリックがたつやのエネルギー源なんですぴかぴか(新しい)

ココバッド(下向き矢印)をちょちょっとクリックしてね(は〜と)

にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 福井情報へ
にほんブログ村

ココバッド(下向き矢印)もお願いしま〜す

人気ブログランキングへ

通算1644記事目



posted by たつたつ・たつや at 21:50| Comment(2) | TrackBack(0) | コンサート・ライブ・舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うわ〜、作品展の事、知りませんでしたーっ!見たいーっ!
たつやさんがあの商品を言葉通り「衝動買い」する際の「たつやさんの少年モード」を見てたせいか、私もすっごい気になってしまいます。できれば20日に行きたいけど、その日行けなくても他の日にでも作品を見に行きたいです。
Posted by ガッツ at 2011年02月09日 13:24
ガッツさん、あの時はずっと一緒にいて一部始終を見られていましたもんね。
だけど今になって思えば、やっぱりあの日もご縁があって、
あの作品を購入することが出来たことを感謝しています。

是非、市川篤展ご覧になってくださいね〜
Posted by たつや at 2011年02月10日 18:02
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック