3日はやや曇りで肌寒い朝だったが、午後からは暖かくなってきた。
たつやの住んでいる近くのお寺、真宗十派の誠照寺派の本山
『誠照寺(じょうしょうじ)』では骨董市の誠市が開催された。
普段は毎月第二日曜日に開催されるこの市は、
西山公園のつつじ祭りというイベントに合わせて今回特別市として行われた。
お天気にも恵まれ、たくさんの骨董業者が北陸はもとより
京都や滋賀から参加し、見て歩いているだけでも楽しい市となった。
舞鶴から毎回誠市に参加するある骨董やさんは、毎回たつやの感性を
くすぐる商品を持ってくるが今回も例外ではなかった。
アンティークガラスもウランガラスのものや明治のガラス、
氷コップ、シェイドなどを並べていた。
しかし、古いトランクに並べられた人形3体を見たとたん、
そのあまりの美しさ、かわいさに息を飲んだ
『さくらビスク』・・・大正時代につくられた日本人形。
名前の由来は顔はビスク(陶器)でできていてサクラというメーカーのもの。
ボディは粘土、当時のデザインの洋服がかわいい、しかも箱付き、
またその箱のデザインがかわい過ぎるほど。
寝ているときは目をつむり、起き上がるとつぶらな瞳を開ける。
なんともいえない魅力に溢れている。
「あ〜、連れて帰りたい!」と思ったが値段を聞いて・・・。
結局、さくらビスクは写真でだけ、楽しませてもらうことにして、
今回も少し古い小さなリキュールグラスをいくつかと、
かなり古そうな大黒さまを連れて帰ることにした。
新しく大量に作られたものには、何の魅力も感じないけど、
アンティークなものにはつい財布の紐が緩んでしまう^^;