「もしもしたつやさんの携帯ですか?
自分はさばえ地域活性化プランコンテストに参加する東京大学の巻島と言います・・・」
どうやら一昨年のプランコンテストに参加した先輩からたつやのことを聞いたらしく、
金曜日の朝一に鯖江入りするので、ちょっと会いたいということだった。


鯖江市地域活性化プランコンテストとは・・・
「 市長をやりませんか? - Be a Mayor of Sabae City - 」
のキャッチコピーのもと、2泊3日の日程で福井県鯖江市に集まり、
現状の調査・分析をもとに地域活性化のプランを競うというもの。
今回で3回目のプランコンテストとなりました。
参加学生は選考をクリアした東京大学、京都大学、一橋大学、早慶など24名
もちろん鯖江には縁も所縁もない学生たちです。

課題は以下の通りです。
あなたは福井県鯖江市の市長です。
鯖江市をどのような街にしたいですか?
プロセスとして
@現状を把握し
A何が問題で
Bそれをどのように解決していくのか、
もしくはどこに可能性を感じるのか、
Cゴールは何か
Dどのように実現するのか

たつやも現地協力スタッフとして、
一回目からお手伝いをさせてもらっていますが、
毎年、参加する学生さんたちの行動力や分析力、
それに尽きることのないモチベーションの高さ、
発想の面白さ、熱い心に感動させられてきました。

金曜日の朝早い時間に、巻島君から電話がかかってきて、
高速バスで早朝に着いたとのこと。
たつやに電話をしてくれたのは、これも縁だし、
裏の駐車場でコーヒーを入れて2時間ばかり、
鯖江の現状や問題点、産業などについていろんな話をしました。
彼らは熱心にメモを取りながら、
既に来る前に調べたことと照らし合わせている。
これは相当鯖江のことを勉強しているようです。
初日や二日目にも、たつやを訪ねてくれました。
彼らは夜遅くまで議論を重ね、それぞれが遠慮することなく語り、
また妥協することなく、鯖江市長としてのプランを練り上げていきます。
たつやはカンパネルラの場所を提供し、眠気防止に珈琲を入れてあげました。

彼らは東京大学の4年生のマッキーこと巻島、同じく4年の仁
それに東京大学大学院の北斗の3人。
チーム名は『ししとう』
本番の発表が明日にと迫った2日目の夜に、
会った時には、かなり落ち込んでいる様子でした。
自分たちが作ったプランが、中間発表でダメだしを喰らったとのこと・・・。
全部、一から作りなおすか!
それとも自分たちの思いを貫き通すか?

結局、当日は30分の仮眠をとっただけだったそうです。
そして発表当日。
彼らの応援ボードを作って、たつやは会場に向かいました。
「あ、ありがとうございます!頑張ります!」
彼らはそれに気がついて、お礼に来てくれましたが、
後から聞いたら、かなりのプレッシャーだったようです。

審査員で来られていた牧野鯖江市長が、河和田の漆塗りで作った
市長というプレートを会場に持ち込んで、発表台の上に置くといった
心あたたまるサプライズがあって、始められました。
全8チームでししとうは4番目の発表です。
彼らは、鯖江にアーティストが集う現代版『ときわ荘』構想を中心に、
理路整然と時には熱く語って、
会場を埋め尽くした大勢の観客から大きな拍手をもらっていました。

他の7チームも到底3日間という短い時間で作ったとは思えないプランで、
データーベースをしっかり整えて、アイディア溢れるものばかりでした。
参加学生のお手伝いをする地元の学生さんたちも終始真剣な眼差しで、
発表に聞き入っていました。
審査発表までの間、学生やスタッフがあちこちで輪になり、
笑顔で話していたのが、とても印象的でした。


何と、チームししとうは、最優秀賞に輝いたのです。
たつやも思わず万歳をしてしまいました。
落ち込んでいた時に、応援メッセージのつもりで、
ツイッターで「君たちの脳に限界はない!」と書き込みました。
本当にうれしそうな3人!
心からおめでとう!そしてご苦労さまでした。
また鯖江に遊びに来てくださいね!

優秀賞とオーディエンス賞をダブルで受賞したチーム蜂蜜
このチームの発表も素晴らしくて感激しました^^
第3回鯖江市地域活性化プランコンテストは大成功のうちに3日間の幕を閉じました。
実行委員会の方々、参加学生をサポートしてくれた地元の学生さんたち、
商店街、市役所、商工会議所、スポンサー企業などなど、
そして参加してくれた学生さんたち、
大勢の人たちが協力して成し得た素晴らしい事業だったと思います。
★後は私たち鯖江市民が、これらの案をどのように活用していくか?
★また参加してくれた学生さんたちとの今後のネットワークをどのようにするか?
などの課題が残っています。
最近、鯖江以外の友人たちから、
「なんか鯖江は熱いね!」とか
「鯖江、がんばってるのぅ!」とか言われることが増えました。
大学のない鯖江に日本全国から学生が集まってくる。
彼らを受け入れる懐の深さをこの鯖江が持ってるということなのでしょう。
そして彼らと一緒になって、鯖江の人が熱くなれる。
ふるさとに誇りを持てる人たちが段々増えてると感じています。

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いつも応援、本当にありがとうございます。
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ラベル:鯖江市
ししとうへの審査員の質問が「アナログだから云々」とやや批判的に(審査員ですので当たり前??)
聞こえましたが、デザイン分野では川崎和男氏が(前日高専で講演会がありましたね)
鯖江市への取り組みには協力するとおっしゃってたとjig.jp福野氏がのコメント。
SSID等鯖江でデザインマインドの養成に取り組まれ薫陶を受けた人も多いご縁でKazuoKawasakiが協力を申し出てくれる。
デジタル社会だからこそ、数値化できない「感性」が益々重要になってくると思います。
トキワ荘プロジェクト実現できるといいですね。
ps 貸した日経ビジネスは進呈しますとお伝え下さい。
凄い凄い!!
昨日若い芸術家のアトリヘ兼ギャラリーを見せて頂く機会がありました。
その時すぐに思い浮かんだのが、ししとうさんのトキワ荘のお話のこと。
仲間がいたらもっと・・・。
これからが楽しみです!
素敵なドキドキをありがとうございました!
トキワ荘プロジェクトは福井新聞に掲載されていて大賞受賞されたのを知りました。
眼鏡職人に成りたいという県外出身者の方々とmixiやTwitterやヤフオクを通じてコンタクトがありますが、やはり一番の問題点は一人前になるまでの低賃金では住居費がネックになるということです。今回のトキワ荘プロジェクトが実現すると良いですね。
県外の学生さん、というのが面白いな〜
と思いつつ
こういう賞を取ったアイデアは
どうやって鯖江で生かされるのかな?
と不思議に思いました
賞を与えるだけではなく
実際に動いていければ
すっごく面白い街になりますね(^-^)
ありがとうございます!!
鯖江の為に必死にリサーチヒアリングし、プランを作っている姿を見ておりましたし、今回はプレッシャーが重くのしかかっていたので、学生達の素敵なプレゼンを見ながら感動して泣きそうになりました。
今後は、彼らのプラン実現に向けて尽力したいと思います。
またご相談させていただくかと思いますが宜しくお願い致します。
勇寿司の美味しさには感動していました。
ありがとうございます。
この寿司パワーもあったのかも^^;
でも彼らの発想はとっても面白かったです。
前日から縁あってお付き合いをしましたが、
その都度都度の進行具合を知っていたから尚更でした。
デジタル時代のアナログ行動って、とっても大事なんでしょうね。
あの本、たつやが預かっていますので、
またお持ちしますね^^
お礼を言ってくださいとの伝言もいただいています。
前半だけでは、ちょっともったいないくらい・・・。
お仕事があるから仕方ないけどね。
若いアーティストのアトリエ兼ギャラリーって、
とっても気になります。
またブログで紹介してくださいね〜
ツイッターは時々見せていただいています。
大切にしているメガネをちゃんと修理してくれる人が
この鯖江にいてくれてうれしく思います。
モノを大切にする心は日本人のDNAの中に組み込まれていますから、
きっとニーズは広がっていくでしょう。
トキワ荘、市民や行政の協力のもとに、
ある程度の審査をパスした人には、
家賃免除くらいはしてもいいのかもしれませんね。
学生さんたちが一生懸命出してくれたアイディアを
活かすも殺すも鯖江市民。
ひとつでも実現できるように頑張りたいです。
市長も必ず市制に反映させるとおっしゃっていました。
こういう言葉が学生さんたちに勇気を与えてくれますよね。
貴女という存在がいなければ、このプランコンテストはありませんでした。
たつやは何にもお手伝いできなくて、心苦しいくらいです。
きらきらさんたち実行委員会メンバーや受け入れに協力してくれた地区の方々、
それに地元学生スタッフたち・・・
ホントにお疲れ様でした。
鯖江には確実に育ってるモノがたくさんありますね。
これからも一緒に楽しみながら頑張りましょう!