当社、藤田印刷所が受注することとなり、
その記念すべきカタログの巻頭特集記事を、
たつやが担当することとなりました。
先日紹介したサバエシティーホテルさんの記事と
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/137681025.html
福井市のフレンチレストラン『バンボッシュ・ド・ヤマ』さんの記事に
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/137849259.html
今回のラカーラさんの記事を足すと、巻頭特集記事となります。
今後は福井県内で、実際に越前漆器でランチを食べられるお店を開拓し、
少しでも多くの方に漆器の素晴らしさを知っていただける機会を
創出していきたいと考えています。
福井市高木中央でイタリアンレストラン
『ラカーラ』のオーナーシェフ城山久和氏を訪ねました。
城山「いや〜、こんなお客さん初めてです。
いきなり漆器セットを渡されて、
これで料理を出してください、ですから(笑)」
藤田「ごめんなさい。でも料理を運んでいただいたとき、
とてもうれしそうでしたが。」
城山「はい、難しく考えると悩んでしまいますが、
料理を決めると自然と器が決まりましたね。
それが想像以上の色合いで、きれいに思えたましたね。
乗せた魚や野菜が漆器に映り込むのには新鮮でしたね。」
藤田「私もあの艶のある器にトマトが映って二重に見えた時は、
ちょっと大げさに言えば、アートを見てる気持ちでした。」
城山「盛り付けた後、眺めていて、何か少し芸術家気分でした。」
藤田「でも実はあのプレートの上の魚料理を食べようと思って、
ナイフとフォークを持ってそこで手が止まったんです。
あ、やっぱり漆器の上では使えないなぁ・・・って。
でもそのうち気がついたんです。
だったらまわりは漆器で、真ん中だけを越前焼を使ったらいい、
そうすればナイフとフォークが使えるなぁってね」
城山「それいいですね。
僕たち料理人は熱い料理は熱いまま食べていただきたいからお皿を温めます。
逆に冷たい料理の場合はお皿を氷水につけて冷やしたりするんです。
そういうことができますよね！」
藤田「なるほど、これみたいかカタチなら商品開発としてもいいかもしれませんね。」
城山「今日、いろいろ試してみて、漆器の可能性を感じることができました。
またお店でも使ってみたいですね。
漆器でのイタリアンフルコースなんていうのもいいですね。」
普段はあまり漆器と関わることのない洋食のシェフたちからは、
漆器に対するイメージが変わったという声をいただきました。
それは器としての色やツヤ、カタチの美しさだけでなく、
料理をワンランク上のしてしまう
漆器マジックを実感してのコメントでした。
取材を通して、越前漆器は和の世界に留まることなく、
洋の世界でも大きく花開く無限の可能性を秘めていると
強く感じた今回の企画でした。
サボってたら大分落っこちています。
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記事1309
その雑誌？入手してみたいんですがどうしたら手に入ります？？
レストランの方も良い宣伝になるのではないでしょうか。
小田原市でも一昨年から漆器（小田原漆器）と料理店のタイアップによる観光客の呼び込みを商工会議所青年部かな・・・が企画提案してスタートし、とても好評です。最初、１０店くらいからスタートして、今は２０店くらいが参加していてなかなか好評です。「小田原丼」というネーミングで、小田原漆器に盛り付ける、というスタイルで、各お店が自慢のどんぶりを食べさせてくれます。ちらし風でしたり、鯵の天丼でしたり、いろいろあります。器を洗う関係からか、記事にもありましたように、一日何食限定・・みたいなお店もあります。
今回の試みをとても楽しみにしています｡河田町民ですから｡
お世話になった人に父が塗ったお椀等を贈ると｢どうやって洗えばいいの?｣｢熱いのを入れても大丈夫?｣とかよく聞かれます｡その度に普通に使ってくださいと言っているのですが､そういったイメージが払拭できるといいかなと思います｡
また僕も福井の某印刷会社に勤める身ですので｢越前漆器協同組合の総合カタログjapan｣がどういったものに仕上がるか非常に楽しみです｡
わい亭以来？（笑）
越前漆器協同組合さんに頼めば、原価でわけてもらえると思います。
聞いておくね＾＾
実は漆器の木地だけは自分で作ってみています。
カタログの企画コンペティションの際に、
プレゼンで実際にアイディア漆器のレプリカを作って持ち込んだんです。
自分か作った木地をちゃんと漆器にしてもらって、
自分の料理を盛り付ける・・・
考えただけでもオシャレですね。
ありがとうございます、チャレンジします！
小田原も漆器の産地なんですね。
越前漆器の職人さんは、やはり後継者が少なく、
このままだと、昔ながらの漆器作りの伝統がなくなってしまいます。
やっぱり地元でも産地を発信する試みが必要ですよね。
また面白い情報があったら教えてね♪
越前漆器は非常にレベルが高く、世界に通用する工芸品だと思っていますが、
やはりおっしゃるように、
その良さや使い方が浸透していないのも事実でしょうね。
私たち地元の人が、自分自身で使ってみて、
人にもお奨めすることがまず最初なのかもしれません。
印刷業に携わることは、そういう発信が出来る仕事で、
それを誇りに思って頑張りたいです。