2010年01月08日

薪ストーブ復活の日

11年前にカンパネルラに入れた薪ストーブが、
昨年の暮れに壊れてしまった・・・
蓋を開ける前に、レバーを動かす手の感触から、
どのようなトラブルかは察しが付いたが、
いざ開けてみると、想像を遥かに超えて、悲惨な状況だった。
無残にも、とある部品がボロボロになって、
完全に折れてしまっていた。

http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/136405499.html

msDSC_5833.jpg

この部分はストーブ本体と煙突の間にあるダンパーの上にある
鋳物の部品で、一番熱の影響をモロに受ける場所だ。
それに年に1.2回、煙突から雨が逆流してストーブ本体に
流れ込むこともあり、そうなると鉄の塊のストーブは錆びる。
この繰り返しがダメージとなり蓄積したのが原因だろう。

msDSC_5841.jpg

(上)下の燃焼室で炎に成りきらなかったガスが
ココで再び炎になる二次燃焼室のバーナー部分。
かなりダメージを受けています。

(下)ダンパーを取り外すためのボルトが完全に本体にくっついてしまい、
レンチで外すことは不可能。
ネジを切ってしまい、ドリルで取り外し、最後はタップを切ります。


msDSC_5839.jpg

取りあえずダンパーとダンパーを開け閉めする鉄棒を
太い針金で固定し、応急処置として使っていたのだが、
やはり元の完全な燃焼にはならない感じだった。
そこで年末に壊れた部品の注文を入れ、修理の依頼をしたが、
部品供給が新年明けてということになった。
ストーブの部品交換と修理、メンテを含め、
越前市の丸福木材さんにお願いすることにした。


msDSC_5848.jpg

(上)今回ダメになったダンパーとダンパー上の部品、それに新品。
これだけ違います!

(下)部品ひとつひとつをきれいに並べての作業です。
予定していた時間を3時間以上も長くなりましたが、
一切手を抜かず、完璧な仕事ぶりに感心しました。


msDSC_5835.jpg

仕事を終えていい笑顔のTさん。
どうもありがとうございました。

mfDSC_5865.jpg

そして、完璧なまでの仕事ぶりによって、
薪ストーブは新品と見間違うかというくらい美しくなって、
機能も快復し、快適な炎を揺らめかしてくれた。

msDSC_5859.jpg

最後のお掃除まで完璧です^^

msDSC_5868.jpg

今回の故障と修理、メンテナンスを見ていて、
壊れそうにない薪ストーブも経年劣化が起きていることを知りました。
ガスケットや耐火セメント、それに鋳物の部品やネジなど、
日頃の手入れやちょっとした掃除が大切なのだと痛感しました。
温かくて、一度この温かさを知ってしまうと、
他の暖房では満足できない薪ストーブなので、
大切にしてずっと付き合っていきたいと思っています。


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記事1303   
ラベル:薪ストーブ
posted by たつたつ・たつや at 23:27| ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
我が家もいつかは
薪ストーブを入れようと思っているのですが、
なかなかパートナーから許可がもらえません。

「薪割りと煙突掃除は誰の仕事や?」

と、自分をお責めになります。

なんとか、メリットを伝えたいのですが…
Posted by koyoka at 2010年01月09日 15:21
koyokaさん、薪ストーブはホントにいいよ。
絶対にお奨めです。
あの温かさを知ったら他の暖房はダメになっちゃいますが・・・。

ただ薪の確保や薪割り、掃除、煙突掃除はかならずついてきます。
薪は買うことも出来ますが、安くないかも?
まずは旦那様に薪ストーブの楽しさを知ってもらわないとね^^

一度、是非いらしてくださいね。
Posted by たつや at 2010年01月10日 08:26
薪ストーブ復活!!
おめでとうございます!!
新品の様な顔を見ると・・
いとおしさが・・・
わかります・・わかります・・
手の届かない所も・・
気を付けて・・・
わかります・・わかります・・
これからも大事にしてあげてくださいませ・・
Posted by マミーおばぁ〜 at 2010年01月10日 21:52
マミーおばぁ〜さん、ありがとうございます。
長い間使っていると丈夫だということを理由に
なかなかメンテナンスしませんでした。
やっぱり機械やモノも人も全部日頃のケアが大切なのだと思いました。

あんなに温かい炎で私たちを癒してくれるストーブ、
もっと大事にしますね^^
Posted by たつや at 2010年01月11日 00:04
ロケットストーブを自画自賛するスレ
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/diy/1253861281/

完全燃焼させるためには、やっぱり内側も外側も断熱されてる
『蓄熱式床下暖房用レンガ式ロケットストーブ』じゃなきゃ駄目だね。

どうしても『蓄熱式床下暖房用レンガ式ロケットストーブ』で、早く放熱させたい人は
広いスペースが必要になってしまうけど、レンガ式ロケットストーブの先に
1mの煙突を立ち上げて、そこにドラム缶を被せるように設置すればいいんじゃない?

早く『蓄熱式床下暖房用レンガ式ロケットストーブ』の製作マニュアル日本語版が出版
されないかな?
『蓄熱式床下暖房用レンガ式ロケットストーブ』の製作マニュアル英語版は、
動画の間に出てるけど、$35するみたいだね。
内側も外側も断熱して、完全燃焼できるとしても35ドルは高すぎるだろ!
http://www.youtube.com/watch?v=-jzKKIHhTU0&hl=ja

『蓄熱式床下暖房用レンガ式ロケットストーブ』じゃないけど、炎を見て癒されるように
逆燃式焚口の下に、耐熱ガラス皿(パイレックス)を土に埋め込んでる動画を見つけたよ。
http://www.youtube.com/watch?v=zMYlu8FQEL4

ロケットストーブの基礎知識
http://docs.google.com/fileview?id=0Bzor2dyzWCn-ZjI1NmYxNWQtYmE5ZS00OTQzLTk5MTAtNGQ5MmZjNWQwYTAy&hl=ja

ロケットストーブの組み立て方
http://docs.google.com/fileview?id=0Bzor2dyzWCn-Mjc0Yzg3ZTMtY2U0My00MWQ4LTg2ZmEtZTliNTlkNDI5NTdk&hl=ja
Posted by 蓄熱式床下暖房用レンガ式ロケットストーブ at 2010年01月24日 13:27
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