たつやが小学校5年生の時に
担任の先生からいただいた色紙に書いてあった言葉です。
12月25日の空
はっきり覚えてはいませんが、皆が同じ色紙ではなく、
人に寄って違う言葉が書かれていました。
当時のたつやは少年が老いる…ってどういうこと?
これちょっと間違ってる?などと思っていました。
その先生には小学3〜5年生までの3年間を担任していただきました。
この時代のたつやは本当に悪ガキで、
毎日のように悪戯をしては先生に怒られる…の繰り返しでした。
今になって思えば、真剣に怒られましたが、
愛情のある接し方をしてくれた先生で、
たつやの中では一番好きで、思い出深い担任です。
今日見つけたジョウビタキです。
卒業してからも、年賀状だけは毎年やりとりをしていました。
そして7、8年前に先生の家を訪ねたことがきっかけになって、
その夏に小学校5年生のクラス会を開きました。
遠く県外からも何人かの同級生が集まり、
数十年ぶりの再会を楽しみ旧交を温めました。
その帰り道、先生をお送りしたのですが、
とても嬉しそうに、昔の話をしてくれました。
今年もシベリアからコハクチョウが鯖江に来ています。
ここ数年はまた年賀状だけの関係に戻っていましたが、
先生はクリスマスイブの日に遠いところに逝ってしまいました。
少年老い易く学成り難し
先生からいただいた言葉の意味は、
ようやくこの年になって理解できるようになりました。
あの頃とほとんど成長していない自分のことを、
もう一度考える機会をいただいたと思っています。
先生、本当にありがとうございました。
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ラベル:鯖江市