2009年11月12日

越前漆器・下塗り

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木地ができると、今度は塗りの工程に入る。
まず最初に、下塗りが行われる。
これは漆器が実際に使われていく上で、
強度を左右する重要な役目となるものだ。


職人さんの手にかかると、
カメラさえ追いつかないスピードで、
お椀は、あっという間にムラなくきれいに塗られていく。

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最初はお椀の中央に丸を描き、
続いて、その丸の中を塗り、
その後、お椀の上まで木べらを滑らせていく。

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あの〜、もう少しゆっくりやってもらっていいですかぁ^^;

どうもゆっくりやったことがないようで、
逆に手間取ってしまい、ムラが出来てしまいそうだった。
後から気がついたのだが、
スローモーションのように、木べらを使うなんて、
無理な注文でした・・・


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本漆墨の粉、それにトノコを混ぜ、
机の上で職人さんが練り合わせて下地の元を作る。
もちろん混ぜ合わせる分量比率は決まっているのだが、
季節によって若干の変更をするとのこと。
その日の気温や湿度などによって変えるのだ。
それはあくまでも職人さんの長年のカンによるものだ。

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下地塗りは、木の目止めをして乾燥させ、全体を研ぐ。
この工程は2回以上繰り返す。

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こういう場所を塗るためには、このような木べらで塗るのだそう。
これもその木地の角度や大きさによって、木べらはすべて自作する。


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木べらに乗せる塗料の量は、常に一定で、
同じ工程は同じ動きで同じ時間で成されていく。
決して表に出る工程ではないのだが、
良い漆器を作るためには、重要なポストだ。

思わず撮影を忘れて、見とれてしまうくらいでした。
いやはや、まだほんの入り口の部分なのに、
日本が世界に誇れる伝統産業、河和田塗りの凄さを痛感しています。


越前漆器の職人魂を伝えるためにも応援してください。
一位になるとそれでまたいろんな方が見に来てくれるのです。
どうぞ、よろしくお願いします。


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posted by たつたつ・たつや at 22:51| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
漆器職人さんが中心で”軒下工房”というのがあります。一般の方が漆を体験するものです。今年も入校式が11月21日にあります。今回私は3回目です。1500年からの伝統工芸に関わられる時と毎年楽しんで参加してます。1年目は”水差しとお箸””飯椀と汁椀を5組””????”今年は何を作るかまだ思案中です。たぶんまだ一人二人の参加は大丈夫かと思います。まず地元の人が支えなければと思っています
Posted by たけふ大好き美幸 at 2009年11月14日 09:09
たけふ大好き美幸さん、
さすがに文化人!
軒下工房で漆器体験を2年前からやってるなんて。

おっしゃる通りで、地元の人が漆器のことを知り、
実際に使って、発信しないといけないですね。

そういう想いもあって、微力ながらブログにも書いています。
Posted by たつや at 2009年11月14日 18:51
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