朝晩が寒くなって、本格的冬の前の最後のぽかぽか陽気。
秋の空気は澄んでいて、夕焼けが綺麗だったり、
空が高かったり、星がきれいに見えたりするのも、
この季節が好きな理由のひとつかもしれない。
外で過ごすのが気持ちいい時期でもあるし、
最近は週末が晴れていて、出かけるのも楽しくなる。
虫たちの世界でも、そろそろ冬の準備を始めている。
昆虫の世界では、この時期、来春に向けて次の子孫を残して
その寿命を終えるものも少なくない。
しかしながら厳しい冬をじっと耐えて待つ虫たちもいる。
越冬する昆虫だ。
この日見かけたルリタテハもその一種だ。
蝶ばっかりに目を奪われてしましたが、トンボさんもいたんですね^^
夕陽を気持ち良さそうに浴びているルリタテハ
たまたま停めた駐車場の手すりに留まっているルリタテハを見つけた。
カメラを片手に、そ〜っと近づく。
タテハ類の蝶は、その身体を見ればわかるのだが、
筋肉が発達していて、飛翔能力が高く、
そのため人の接近を感じるとすぐに飛び立ってしまう。
こういう時の、たつやは息さえ止めて、忍者のようにすり寄る。
最初は、少し遠目から何枚かシャッターを切り、
50cmずつ近づいては、また撮影を繰り返す。
どうやらルリタテハは、日向ぼっこのあまりの気持ち良さに、
たつやの存在はまったく気がついていないようだ。
そのうち60cmまで近づいて撮影しても、
時折羽を開いたり閉じたりするだけでのんびりムード。
ならばもう一台のカメラのマクロレンズ機能を使って、
更に接近してみることにした。
真後ろからの撮影(距離30cm)には成功したのだが、
少しづつ横に回ろうとした時には、さすがに気がついて、
あっという間にファインダーから消えてしまっていた。
のんびり昼寝気分だったルリタテハには申し訳なかったが、
最近はあまり見かける機会も減ってしまったので、
間近での撮影が叶って、幸せな気分で家路についた。
小春日和のいい一日でした。
ルリタテハ(Wikipediaより抜粋)
平地の森林内や周辺部に生息し、都市部の公園や緑地などにも現れる。
成虫は、暖地では年に 2-3回(6-7月、8月、10月)、
寒冷地では年に 1回(8-9月)の発生となる。
冬も成虫で越冬し、早春にはキタテハやアカタテハなどと共に
いち早く飛び始める。
成虫は力強く羽ばたいて機敏に飛ぶ。
翅を閉じて止まっている時は翅の裏が保護色になるので見つけにくいが、
翅を開くと翅の表側の黒と水色がよく目立つ。
サルトリイバラの葉裏にいる幼虫オスは縄張りを張る性質があり、
木の葉や岩石の上など見晴らしの良い場所で翅を広げて止まり、
他のオスが接近すると激しく追いたてる。
花にはあまり訪れず、雑木林の樹液や動物の糞などにやって来て水分を吸う。
人里でもヤナギ並木などがあれば、
樹液を求めて木の周りを飛びまわる姿が見かけられる。
幼虫は地色が紫黒色で、黄白色の棘条突起を計68本持つ。
サルトリイバラ科のサルトリイバラ、ユリ科のホトトギス類、
ユリ類などを食草とし、全幼虫期を通してこれら植物の葉裏で生活する。
突起の色がサルトリイバラの花に似ており、
体を丸めた姿で葉裏にいる様子は花に擬態しているとも考えられている。
姉夫婦から、ケーキのようなお花をいただきました。
食べるケーキよりもずっと長持ちして、楽しめそうです^^
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記事1226
ラベル:昆虫
そういえば、こんな小春日和にタテハ類を見かけた後は、見られなくなってしまいます。
きっと冬越しにでも入るのでしょうか?
キベリタテハという金色に輝くタテハを最初に見た時は感動しました。
ちょっと山の方に行かないと見れませんが・・・。