その時はゆっくり歩く時間もなかったし、
今のように街歩きの楽しさも食べ歩きのこだわりも、
昭和の風景に対する思いも強くなかった。
ただ街の印象としては
景色の良い山あいの歴史ある町として残っていた。

旅先の町でいつもそうするように、まず駅前まで行く。
昭和の商店街や旧市内の魅力は
まだモータリゼーションが発達していない頃、
最も有効な交通手段だった鉄道の駅を中心に形成されたからだ。


とりあえず近くの銀行の駐車場にクルマを停めて、
外に出るがすごい日差しだ。
夏の昼下がりは日陰も少なく軒下を選んで歩く。
街中の至るところに風鈴が下げられているのが、
せめてもの救いだろうか。

駅前の商店街は人通りも少なく、寂しい感じだが、
たつやにとっては昭和の香りを感じることが出来る魅力ある町並みだ。
今は使われなくなった縁台が軒に吊り下げられている。
この縁台が最後に使われたのはいったいいつの頃だろうか。

間(はざま)家大正の蔵で説明してくれるおじいさん。
ここは中津川市の指定文化財となっている。
入場料が無料というのも驚いた。




市内で見つけた玩具屋さん。
昔はたくさんの子どもで賑わっていたのに、
最近は子どもの姿を見る機会も減ってしまったとか・・・。
昔子どもだったたつやは、
ここでゴム動力で飛ぶ飛行機と、コマをふたつ買った。




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