2008年06月16日

京鹿の子絞りの世界

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半世紀近く生きてきたのに、日本の伝統的な文化や芸術、工芸に対して
あまりにも無知であることを痛感することが度々ある。
この年齢になると、ただ知らないということは、
無知→厚顔無恥のような気さえする。

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先日、たねと、はっぱのオーナーさんから誘われて、
『京鹿の子』和美の響き色2008という催しに出かけた。
場所は福井市のおさごえ民家園城地家
築160年の凛とした空気に包まれた空間の中で
京都の絞り職人さんによる実演・展示とお茶会が行われた。

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絞り」という言葉は知っていたが、
それがどんな技法なのか、
どんな歴史があるのか、
どんな作品があるのか、
など、
恥ずかしい話だが知識がまったくない状況で出かけた。

最初に惹かれたのはコレ。

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お茶碗を入れる巾着のようなもの。
漆器に映る絞りの紋様が実に美しい。
すべてが和の組み合わせから生まれる美の世界に
しばし見とれてしまった。

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その後、お茶会が奥の間で行われるということで、移動して驚いた。
右手に絞りで作られた守護四神図 巨大絞り几帳
幅6m 高さ2m)が飾られていたのだ。
絵柄は東西南北の守護神、青龍・白虎・朱雀・玄武が描かれている。
知識の薄いたつやにもこれがいかに凄いものかはわかる。
国宝に値するのではないだろうか!?

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京都絞栄会の職人、松田さんの話を聞いた。
松田さんはこの絞り職人の中では一番の若手で60代。
あとは70代80代それ以上の方しかいらっしゃらないらしい。
後継者が育つ環境ではない、というのは
少なくとも30年修行しないと商品にならないし、
その工程は気の遠くなるような時間と手間の
積み重ねでしか産まれないからだ。
着物一枚作るのに3年かかる
だとすれば、今世紀には1300年の歴史を持つ
京鹿の子絞りは消えることになる。

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説明の最後に松田さんはこう言われた。
私たちはこの絞りの技術を残すことは出来ないんです。
だからせめて作品をたくさん残したい。
私ひとりで出来た技ならいいんです。
1300年に渡る歴史と先人に本当に申し訳ない・・・


こういう文化を継承していくことは
日本の国家としての義務だと思うのだが・・・。
国のプロジェクトを組めないものだろうか。
そういうことに税金を使って欲しいと思うのは
たつやだけではないはず・・・。


この会を機に、和の文化について勉強したいと思った。

京都絞栄会のホームページです。
http://www.shibori.jp/

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posted by たつたつ・たつや at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | たつやの好きなモノ・生き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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