世の中は不安になることばかりになることばかりが
ニュースから流れてきて、
知らず知らずにうちに何処かしら胸の奥に、
重いものがずっしり入ってしまいそうだ。
少し前、高浜のブルーライトヨコヤマさんを訪れた
帰り道、同僚のU先生と飯盛寺に立ち寄ることにした。
U先生とは何度かこのお寺を訪れたことがあって、
その素晴らしさは二人ともよく分かっていてのことだった。
27号線から小浜線の下をくぐり、
集落を抜けていくと、やがて山道となる。
杉の中の暗い道を上がっていくと、
いきなり世界が広がる。
毎回、同じことを感じるのだが、
この辺りに近づくと、
空気感がガラリと変わる。
受付で拝観料400円を払った。
何度も訪れているたつやだが、
ご住職はまったく覚えていないようだ。
いろいろと説明をしていただいたが、
全部、把握していた。
訪れた日は曇り空で、少し雨が降っていて、
春先とは言え、まだまだ寒い日だった。
参道をまっすぐあがると、
石段がある。
古い石で苔生している。
その石段の途中、右手には
何百もの小さな墓石が並べられている。
江戸時代のものらしい。
石仏も長年の年月に顔カタチが
消えているものもあれば、
顔立ちが残っているものもある。
石段を上がっていくと、山門の間から、
飯盛寺の本堂の特徴的な屋根が見える。
たつやが初めてここを訪れた時は、
ちょうど屋根の吹き替え工事をしていた。
その後、屋根だけがやたら新しい本堂になったが、
あれから6年が経って、いい色合いに変わっていた。
本堂へは入ることが許されている。
アプリを使って調べてみると、
飯盛寺は冬至の日の出が
本堂の真後ろから昇ります。
なので夏至の夕陽は正面に沈むのでしょう。
この中、驚くほど温かい。
温かい感じがするのだ。
寒いはずなのに、なぜかこの中の
心地よさは理屈では表すことが出来ない。
「あ〜、なんてこの中気持ちいいんやろ」
U先生も同じように感じていたようで、
黙ってうなずいていた。
向かって右手には、
十一面千手観世音菩薩様が、
正面奥には閉ざされているが
逗子の中に薬師如来様が
その前には弥勒菩薩様がいらっしゃって、
それぞれの仏さまへの
真言が書かれてあった。
それにしても本当に気持ちがいい。
このまま畳の上でお昼寝したくなるような
穏やかな波動に包まれている。
帰る前に、不動の滝へ。
この滝の前にある石は、
何回見ても普通じゃない。
一説にはこの石を踏み台にして、
龍が空に駆け上がったという。
雨に濡れてしっとりした石。
この辺りはさっきの本堂と
あまり気温は変わらないはずなのに、
とても寒く感じた。
帰るころには、心の中にあった不安がなくなり、
エネルギーを分けていただいた感じがするのだった。
飯盛寺へは何度か訪れていますが、
本当に素晴らしいお寺だと思います。
若狭に来られる際には、
お立ち寄りください。
たつやが言ってることが、
わかると思いますよ。
深山 飯盛寺 (高野山真言宗)
福井県小浜市飯盛145-1
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