2020年03月14日

長谷寺(ちょうこくじ)敦賀市

敦賀南スマートインターチェンジを降り、
いつもなら右折するのだが、
なんとなく左に行く道を選んだ。
この辺りは敦賀の高台になっていて、
とても景色の良いエリアだ。

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道に沿って降りていくと、
右手に小さな神社とお寺が並んでいるのが見えた。
ちょうど西日が野坂山に沈みかけた頃で、
ふたつの建物は正面から太陽のスポットライトを
浴びているように見えた。

間もなく春分の日を迎えるので、
この神社とお寺は真西を向いているのだろうと
気になって、車を停めた。

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こじんまりとした村の神社といった感じだが、
五社神社、ちょっと珍しい名前の神社で、
とてもいい雰囲気のお宮さんだった。
お迎えしてくれる狛犬は、
敦賀では結構見かける一角獣だった。

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そのままお寺をちょっと覗いてみることにした。
雰囲気からして真言宗のお寺かも?
お詣りをして、中を覗き込んでいると、
ちょっと気になるものを見つけた。
それはかなり古いと思われる昆布を
刈り取るための鎌。
昆布消費地でもある敦賀と、
刃物を作っていた武生に纏わる
もしかすると貴重な資料かも知れない。

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お寺の正面の戸は完全に開いていて、
真ん中には大きな木の柱が置かれていた。
時折見かける梵字が書いてあったり、
お寺の記念行事の文字が書いてあり、
お寺の境内に建てられている木の柱で、
それはまさに新品でこれから建てられるものだ
ということは容易に想像が出来た。

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しばらくするとたつやを見かけた
ご住職が隣の建物から出て来られた。

「どうぞどうぞ良かったら中へお入りください」

「ありがとうございます。失礼します」

真言宗のお寺ですか?と尋ねると、
元々はやはり真言宗だったそうで、
後に曹洞宗のお寺になり、今に至るのだそう。
お寺の右手には古い木製の手や足のカタチをしたものが
かけられていた。
若狭にある三方石観音でも見たものと同じだったが、
ここにはあまり残っていないらしい。

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ご本尊は十一面千寿観世音菩薩で秘仏。
しかしながら33年に一度だけ御開帳されるとのこと。
ちょっと気になって、次回はいつですか?と聞くと、
こんな答えが返ってきて驚いた。

実は来月5日の予定だったんです。
でもコロナウイルスの関係で秋に延期になったんです。

2回前の御開帳の写真がありました。
66年前です。

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まさか33年に一度の御開帳の24日前に、
偶然通りかかったお寺で出会えるなんて・・・。
きっとこれは何かのお導きかもしれない。
秋の御開帳の際には、
秘仏である十一面千寿観世音菩薩さまに
お目にかかりたいと思う。

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お寺の奥の左右には畳4枚分ほどの大きな掛け軸が。
ご住職の話によるとこれは明の時代のもので、
大変珍しいものとのこと。
絵と漢字を見てると、
何となく言わんとすることがわかったりするのも興味深い。

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長谷寺の山本道興さんは、
いつもこの石の上で座禅をされているとのこと。
たつやも座らせてもらったら、
何と正面は野坂山!
ここだったら悟りも開けるかも^^
アプリで調べてみると、
想像通り、冬至の太陽は野坂山の山頂に沈む。

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改めて正面から見るとお寺の後ろにある
小高い山は完全な古墳だと確信した。
この地に住んでいた豪族は、
ちゃんと太陽の動きを見て、
この場所に古墳を作ったのではないだろうか。

お彼岸の一週間前に、
偶然、出会ったお寺。
これはとてもありがたいご仏縁と
感謝しています。







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記事2949回目
posted by たつたつ・たつや at 00:31| Comment(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする