昔から伝わる茶飯をいただいた。
これがあまりにも美味しくて、
今まで食べたどのご飯よりも感激した。
今庄に伝わる茶飯・・・
餅米とうるち米、そして大豆という
シンプルな組み合わせながら、
いったいどうしたらこんな美味しいご飯に
なるのだろう?
元々、たつやは混ぜご飯とかが好きだった。
それに豆類に関しては、歳を重ねる度に、
その美味しさに目覚めていく感じがして、
このお米と豆というシンプルな組み合わせに、
すっかり魅せられてしまった。
今庄の茶飯は昔から、お通夜の日に振舞われたという。
食糧事情の良くない頃でも、
お通夜に行けば、茶飯をもらえた。
なのでお通夜には大人だけでなく、
子どもも一緒に行ったという話を聞いた。
小さな頃から命の大切さや宗教が、
身近にあったのではないだろうか。
茶飯をいただいてからは、
自分でも豆ごはんを作ってみる機会が増えた。
到底、あの今庄の茶飯には程遠いが、
しっかり出汁を取って、旨味をたっぷり吸わせた
豆と餅米やうるち米をブレンドして、
炊いたご飯はとても美味しく出来た。
うれしくて、いろんな人にお裾分けすると、
あっという間になくなってしまうが、
美味しかった〜という声を聞くと、
また作ろうと思う。
たつやの自己流豆ごはんは、
家に残っていた黒豆と普通の大豆を
フライパンで乾煎りをします。
出汁は麺つゆを作る要領と同じで、
奥井海生堂の1年ものの蔵囲い利尻昆布の
お徳用切り落としと、自家製のアゴ(トビウオ)
九州のアジ、瀬戸内海のいりこから
出汁を取ります。
結構贅沢なダシかもしれません。
それにたつやこだわりの調味料を
いつも適当に加えて作ります。
お酒は福井の地酒、早瀬浦の上撰。
味醂は小笠原味醂の『みねたから』
醤油は、岡山の『かき醤油』と
富山の『あなんだん醤油』
そして地元、鯖江の相木屋の『藤』のブレンド
それにほんの一つまみの塩を入れます。
このダシでご飯を焚くので、
麺つゆよりは結構薄味にしました。
このダシに炒った大豆を一晩漬けて、
翌朝から炊飯器で炊いたら、
たつやの豆ごはんの完成です。
もう一つの豆ごはんは、
黒豆のお寿司です。
丹波産の大粒の黒豆を入手したので、
久しぶりに黒豆のお寿司を作りました。
黒豆はやはりフライパンで乾煎りをします。
昆布を軟水に漬けたものに、
その炒った豆を入れて一晩おきます。
これで豆の中に昆布の旨味が入ります。
あとはお米とこの豆を炊きます。
炊きあがったら、寿司酢を入れてかき混ぜます。
寿司酢も京都の千鳥酢をベースに
砂糖や塩、はちみつなどを入れて、
適当に味見して作ったものです。
酢と黒豆が混じることで化学反応が起き、
ご飯はきれいなピンク色になるのです。
炊きあがった黒豆は18mmくらいになり、
ご飯と一緒に食べるとめちゃめちゃ美味しくて、
ついつい食が進んでしまいました。
香り付けにゴマ油を垂らしてみましたが、
何にも足さない方がいいかも?
豆ごはん、またいろんな方法で
チャレンジしてみたいな。
やっぱりたくさんの方にブログを見ていただきたくなりました。
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