一番下まで行って、PC版で見るをクリックしてもらえると見やすいと思います。
たつやも本当にあちこち食べ歩きをしてきました。
福井のそばやさんから、香川のうどん店、岐阜や名古屋、三重のうなぎ店・・・
洋食もそれなりに食べてきましたが、
ついにフランス料理に目覚めてしまいました^^
といってもあちこちフランス料理店を回っているのではありません。
最近は一年に数回東京に行く機会があります。
実はとあるお店がいたく気に入ってしまい、上京する度に、
予約をして行くフレンチレストランが出来ました。
最初に行ったきっかけは丸岡出身の年の離れた友人が連れて行ってくれました。
彼女とはもう長い付き合いで、2011年の東日本大震災の時に、
大船渡へ一緒に餅つきのボランティアに行った仲間です。
今は東京で仕事をしていて、お姉さんと二人で、
都内の美味しいと評判のお店を食べ歩いているとのことでした。
2年半ほど前に、東京で会うことになり、折角だからランチでも行こうと、
連れて行ってもらったのが、白金台にあるフレンチレストラン『ルカンケ』でした。
もうあの日の衝撃は今でもはっきり覚えています。
最初に出てきたのは石でした。
木箱の中に直径3.4センチの丸っこい石がゴロゴロ入ってました。
えっ!?なにこれ?
あっけにとられて見ていたら、
支配人がニコニコしながら「この中に二つだけ食べられるものがあります」
二つだけがパンで出来ているのです。
竹炭を練りこんだパンに豚のリエットを乗せ、
その上に苔に見せかけるためケールのパウダーが乗っているものでした。
見る楽しみ、ちょっとした遊び感覚、驚き・・・でした。
続けて出てきたのはフォアグラのお菓子仕立てでした。
小さな小さなチーズケーキ。
そのクリームの中にほんの少しフォアグラが練りこまれていて、
香りとかすかな塩気が口の中で説妙なハーモニーを奏でるのです。
一口食べて、え〜何コレ〜^^
続いてスープでした。
正直、こんなにおいしいスープは初めてでした。
もうすでにこの3品でたつやのハート?舌?胃袋は
ルカンケのシェフに鷲掴みにされてしまいました。
次に出てきたのは、シェフのスペシャリテ。
まだメインではありません。
鮎を低温でじっくり火を入れ、最後にカリカリにフリットされたお皿でした。
使われている野菜やソースはまるで日本庭園の池を思わせます。
口の中に入れると熱くて、サクサクカリカリで食べられます。
そして4品目でようやくメイン料理です。
お肉かお魚かを選ぶランチコースですが、それぞれ頼んで、
シェアして食べることにしました。
もはや言葉で表現するのは不可能です。
いったいどれだけの食材を使っているのだろう?
ソースだけでも数種類使われていて、いろんな味を楽しむことが出来るのです。
そして絶品、超絶品のデザート。
この世のものとは思えない味わいと食感です。
そして最後にドリンクと小さなカヌレが出てきます。
これでランチ価格、何と3800円なんです。
(お肉かお魚のどちらかのコース価格)
しかも少し前まではもっと安い価格設定でした。
但し、消費税とサービス料10%は別になります。
ちなみにルカンケはミシュランの星ひとつを
5年連続で獲得しているのです。
たつやはこの後、2年ほどの間に10回くらい行きました。
ランチの内容は毎月変わります。
そして行く度に新しい感動を味わいます。
何度も通ってわかったことがあります。
このルカンケの古屋壮一シェフは料理人でありながら、
すごいアーティストなんだと気が付きました。
閃いたアイディアを何度も試行錯誤しながら、作り上げる料理は、
きちんと計算されていて、
すべてに置いて何らかのサプライズを仕込んであるのです。
ルカンケに行くと、必然的にオノマトペがたくさん出ます。
アツアツ、カリカリ、シャリシャリ、プチプチ、シュワシュワ、コリコリ、
シャキシャキ、トロトロ、アワアワ、ヒヤヒヤなどなど・・・。
何人かの友人をお連れしましたし、たくさんのグルメのお友だちにも紹介しましたが、
ホントに皆さん全員がルカンケの食事を絶賛してくれます。
何度も行くうちにシェフとも支配人とも、若いフロアの方ともお友だちになりました。
「最近、藤田さんの知り合いがたくさん来てくれるんです。」
「先日も福井の方がお見えになりました」
なんて聞くことも珍しくなくなりました。
実は数日後にも予約を入れてあるんです♪
8月のランチはどんなんだろ?
今から楽しみです。
ルカンケ
東京都港区白金台5-17-11
03-5422-8099
営業時間12:00〜15;00 18:00〜23:00
予約必要だと思います。
(たつやから予約することも可能なのでご連絡ください)
定休日:月曜日・その他
記事2832回目