それもローカル線の無人駅のような小さな駅。
たつやが中学生の頃、蒸気機関車を追っかけて、
東北や山陰、そして北海道を回っていた頃に、
駅の入場券を集めていました。
中学3年生まで入場券は30円でした。
降りた駅は勿論、すれ違いで列車を待つ間に、
ダッシュで駅まで行って、入場券だけを買って、
また列車に飛び乗るなんてことをやっていました。
その頃の切符は硬券と呼ばれる堅くて分厚い切符に
駅名が印刷されたもので、購入した後、
駅員さんが日付をスタンパーのようなもので入れるものでした。
入場券マニアの間では、いわゆる『ハサミを入れる』派と、
入れない派に分かれていましたが、
たつやはあまり気にしませんでした。
ハサミとは駅員さんが切符切りで、入場券の一部をカットすることで、
駅に寄って、いろんなカタチがあったのです。
今になって思えば、どの駅がどんな形のハサミを作るか?というのは、
いったい誰が支持して作っていたのか疑問に思います。
バイクや車の免許を取ってからも、
駅があると立ち寄って、入場券を求めることもありましたが、
段々、自動販売機のペラペラの入場券に変わっていったり、
価格が60円、80円、90円、110円とどんどん高くなっていったことで、
たつやの入場券集めは、ピリオドを打ちました。
最近ではネットオークションとかで、当時の入場券が、
結構いい値段で売りに出てたりもするので、
出品してみようか、なんて考えたりもします。
さて、そんな癖がやっぱり大人になっても抜けないものです。
誰もいない駅のホームに立って、景色を眺めたり、
待合室に入って、古いベンチに座ってみたり、
電車が来るのを待って、写真を撮ったりします。
少し前に勝山へ行った時に、立ち寄った駅が比島駅です。
ちょうど八重桜が満開で、その前に地元の方たちが大切に育てた
チューリップや菜花がきれいに咲いていました。
どうやらこの近くに比島観音様があるようです。
説明文を読んでみると、
集落から登山道を30分ほど登ると、
観音堂があり、その正面に白山がくっきり見えるとのこと。
この辺りは白山信仰の影響があちこちに残っていますが、
この比島観音も例外ではないようです。
この千手観音様にも会ってみたいと思います。
後から調べてみると、この観音様は泰澄大師が作られたとのことです。
だからいつもこの観音様は白山を見ていらっしゃるのですね。
この登山道は比島駅から勝山駅までを山の上を歩くコースとなっていて、
(バンビラインという名前がついています)
標高300m程度なのに、ブナが生い茂り、
場所によってはかたくりの群生が見られるとのことでした。
今度行く時はトレッキングシューズですね。
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