あるセミナーで先生が言った時、
本当にそんなことが出来るのだろうかと思った。
コロンブスの卵ではなく、
純粋にバランスを取って立てるだと言う。
常識だけで考えると、卵が立つことは想像が出来なかった。
だってあのカタチがバランスを取って立つなんて、
奇跡でも起こらない限り、出来ないのではないだろうか?
先生、曰く誰でも立てることが出来る。
ただ出来たからと言って、天才だとかバランス力があるとか、
そういった類のモノではなく、
純粋に立つことが面白いという
ある意味、馬鹿げたことにチャレンジするのだ。
好きな卵をひとつ選んで、会議用テーブルの上で立てるのだが、
集まった20人弱の中で、最初の一個を立てたのは、
一人の女性で、ほんの3分くらいの出来事だった。
たつやは半信半疑だったが、実際に立ってる卵を見て、
これなら自分も立てることが出来ると思った。
しかしながら、まったく立たない。
そのうち10分ほど経つ間に、
半数近くの人が卵を立てることに成功していて、
中には2つとか3つとか立ててる人もいる。
相変わらずたつやの卵は立たない。
選んだ卵のカタチがいびつなのでは?
なんて思っていた。
先生は立てることが出来た人に
どういう状態の時に立ったのかと聞くと、
「卵に話しかけました。立てるよね!とか・・・
そうしたら立ったんです」
他の人も同じような答えだった。
たつやは焦ってなかなか立たない。
もう無理かも・・・
しかしある瞬間、指のどこかに重さを感じていた卵が
ふっと軽くなった。
あっ!?立つかも!
そっと手を放すと卵は一瞬、立って、
コロンと転がった。
何となくコツがわかったような気がした。
15分ほど経った時、一つ目が立った。
二つ目はそのわずか1分後。
三つ目は3分後。
四つ目を立ててる最中に、
立ってた3個が何かの振動か、コロンと転がった。
再び、チャレンジして、3個が立つ。
精神集中と、相手を信頼すること。
卵立ては面白い。
あれから時々、喫茶店とかレストランに行くと、
ついつい卵を借りて、やってしまうたつやです。
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