2016年05月16日

トレーシーとの出会い・前編

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Suncha cafeでコーヒーといちごのロータルトで
幸せな時間を過ごしていた時、
外のウッドデッキでお茶をしていた3人組が
支払いのために、お店の中に入って来た。

たつやがこの店に到着した時に、
そのウッドデッキの最高のロケーションでお茶しているのを見て、
後から絶対にあの場所でお茶を飲もうと決めていた。

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3人組は、白人の女性と日本人の男性と女性で、
白人の彼女は流暢な日本語を話していた。
見るからにアーティストっぽい感じがした。
たつやと目が合って、こんにちはと挨拶すると、
何処から来たのですか?
と声をかけてくれた。

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福井県の鯖江からです。
あぁ、さばえ、知ってますよ、行ったことあります。

二言三言、話すと、彼女は別れ際に、
「良かったら私のアトリエに来ませんか?
私は陶芸をやっているんです。
ここから車で30分くらいの山の中です。
今からこの2人も来るんです。」


旅先でほんの今しがたお会いした人から、
こんな素敵なお誘いをいただけるなんて、
なんてツイテルのだろう!
「えっ!?いいんですか?絶対行きます!」

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でも、これからもう少しだけこのSuncha cafeの
外のウッドデッキでお茶する時間が欲しかったので、
住所だけをお聞きして、1時間ほど後に行くことを伝えた。
「オッケー、まってるね」

たつやが旅をしていて、
綿密な計画を立てないことや、
きままに時間が過ごせるひとり旅が好きなのは、
こうした出会いによって、スケジュールが決まっていく・・・
という偶然の連続がたまらなく楽しいことだ。

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目印は大きな煙突があると聞いていたので、
すぐに彼女をアトリエを見つけることが出来た。
何て雰囲気のある建物なのだろう。
南仏を感じさせる屋根や壁や庭が、
時を重ねて、緑いっぱいのこの地にとても馴染んでいた。

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彼女の名前はトレーシーグラス
カナダ人で、アメリカの大学を出て、
25年前にこの京都府と福井県の県境に近い山の中に、
アトリエを建てたのだそうだ。

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たつやが訪ねた時は、トレーシーと日本人の2人が、
庭先でお茶を楽しんでいた。
たつやもすすめられるままにその場に座った。
あらためて自己紹介をした。
男性は東京出身で今は大飯町に住んでいる方で、
トレーシーとはもう20年以上のお付き合いで、
女性は神戸の人でトレーシーとは
ほんの一ヶ月ほど前に友だちになったのだそう。
そして今日知り合ったたつやが合流した
ちょっと不思議な4人という感じだった。

どうしてたつやに声をかけてくれたのかを聞くと、
「なんか面白そうな人だったから」

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実はたつやもトレーシーを見た時に、
アーティストの雰囲気がぷんぷんしていたし、
何となく気が合う感じがしたので、とてもうれしかった。

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そのうちトレーシーが窯を案内してくれると言った。
煙突を見た時に、これは凄い窯があるのだろうと思ったが、
それは想像以上に大きな立派な近代的な薪窯で驚いた。
しかも火の回り方などがきちんと計算されているものだった。
登り窯とか穴窯は見たことがあって、
どちらかと言えば、日本の昔ながらのやり方だという
印象が残っているが、薪窯でこういうタイプは初めて見た。

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窯の中央に、安全を祈願したお札と一枚の写真が飾られている。
その写真には、トレーシーと一緒にこの窯を開いた
韓国人の女性陶芸家が写っていた。
トレーシーがこの窯を一緒に立ち上げた人だという。
しかし残念ながら数年前に病気で亡くなられたのだそうだ。
きっとトレーシーは火入れの時に、
神様と彼女にお祈りを捧げるのだろう。

棚にはまだ素焼きの状態のものや、
今までに作った作品がいくつか並んでいた。
炎に寄って創り出される釉薬の色合いがとても美しい作品だった。

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たつやが一番驚いたのは、
何種類もの木の灰が大きな甕に入れられていることだった。
たつやも薪ストーブユーザーなので、
どれくらいの木を燃やすと、どれくらいの灰が出るを知っている。
イチョウ、つばき、杉皮、ナラ、藁など。
この甕いっぱいに灰を集めるには、
イチョウならイチョウばかりをトン単位で焚かないと出来ないだろう。
そんな貴重な灰が大量にあって、
それらがトレーシーのあの色を創り出すのだと思った。

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天井の絵は、このアトリエを建てた時に、
ここに集まった皆で描いたのだそう。


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冷蔵庫までがアートです。

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薪作り、土作り、灰作り、そして作陶。
すべてがトレーシーがやっているのだ。
最初に会った時に、ただ者ではないと思ったが、
まさかこれほどまでに、すごい陶芸家だったとは・・・

続く〜







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posted by たつたつ・たつや at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先にて・国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする