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山と海をつないで若狭湾に恵みをもたらす『水の記憶をめぐる旅』をたどるツアー
「FUKUI FOOD CARAVAN IN OBAMA」に参加した。
このイベントは福井新聞社に勤める若い社員さん数人が企画運営するもので、
毎回、充実した内容で、人気がある。
またそれに関わっている人たちが、とても魅力的で、
センス良く『食』をテーマにプロデュースをしている。
たつやも毎回、このフードキャラバンに参加したいと思っているが、
なかなか都合が合わずに、今回が2回目の参加となった。
1回目は若狭町三方湖、そして2回目が小浜という
両方ともたまたま嶺南となった。
ここ数年は嶺南へ行く機会が増え、
それにつれていろんな方たちのつながりや、
若狭が持っている歴史や文化に触れて、
その魅力にどっぷり浸かっているたつやは、
やっぱり嶺南にご縁があるのかも知れない。
さて、このツアーは内容がとても濃く、
ブログに書くのも、何回かに分けて紹介したいと思う。
バスで最初に行ったのは、お水送りの最終神事を行う鵜の瀬でした。
たつやはこの日の数日前に、お水送りに参加したので、
まさかこんなに短いスパンでここを訪れると思ってもいませんでした。
この地でのは目的は、鵜の瀬の湧き水を飲んでみること。
この日のテーマ『水の記憶をめぐる旅』のはじまりです。
鵜の瀬の水はとても柔らかくいわゆる軟水です。
日本料理では欠かせない出汁を取るには、
昆布や鰹節などを使いますが、
軟水の場合は美味しい出汁が取れます。
しかしヨーロッパとかのミネラルウオーターなどは、
硬水なので、それで出汁を取ってもあまり味が出ないのだそうです。
福井県立大学の富永先生が、
わかりやすく説明してくださいます。
森と海の関係、そのキューピット役を果たすのが水です。
川であったり、地下を流れる水だったりするのです。
山からの栄養をたっぷり含んだ水が海に流れることで、
海の様子が大きく変わるのだそうです。
その後は小浜市の津島名水と雲城水(うんじょうすい)を巡りました。
この2か所は直線距離に直すと300メートルくらいですが、
別々の水脈で、味も微妙に違います。
たつやは今までに何度か訪れて、お水も飲んだことがありますが、
こうして先生の解説がついて巡るとまた違って、新鮮な感覚でした。
それに地元の「小浜市海のまちづくり協議会」の方々が、
若い高校生も一緒に参加して、
海で勉強した体験などを話してくれたのは、
とっても良かったです。
小浜では夏場の葛まんじゅうが有名ですが、
一番町にある和菓子店「伊勢屋」さんを訪ねました。
その店内から雲上水が湧き出ています。
その水を使ったくずようかんをいただきました。
店主の上田藤夫さんが
「この水がおいしいお菓子を作ってくれるんです。
昔から大切にされてきたこのきれいな湧き水を
これからも守っていきたいですね」
と話をされていたのが印象的でした。
そういえば、こんな話を聞いたことがあります。
この辺りはどこでも地下水が豊富で、
家庭でくずまんじゅうを作っていたそうです。
冷蔵庫がない時代で、
くずまんじゅうはその地下水で冷やされていたのだそうです。
続く〜
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ラベル:小浜市