2016年03月21日

ドラマティックな春分の日の朝日

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レイラインの存在を知ってから、
聖地と呼ばれる場所や有名な神社仏閣を訪ねるようになりました。
それらが存在している場所や方向には意味があって、
その謎を解いていくことに少しばかり興味が湧いてきました。

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最近は、レイラインのことは、
嵐が起用されて話題になっているJALのCMでもわかります。
福岡県にある宮地嶽神社で撮影されたものです。
海に沈む太陽が正面の鳥居と社殿を結ぶシーンです。
嵐ファンをはじめ多くの観光客が殺到しているようですが、
こんなシーンは日本中どこでも見れるということなのだと思います。

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レイラインを知るうえで、
一年でもっともわかりやすい日が2日間あります。
それは春分の日と秋分の日。
昼と夜の時間が同じになるとか、
太陽は真東から上って、真西に沈む・・・とか
そんな単純なことしか知らなかったのですが、
実際には昼の方が少し長かったり、
真東や真西でも、厳密にいえば、
地平線や水平線が見えるところということになります。

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昨年の春分の日は、小浜市の仏谷という集落から、
小浜湾の東から昇る太陽を見ました。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/416572577.html
秋分の日は、大野市の篠倉神社でご神山である
飯降山の頂上に沈む夕日を見ました。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/427538930.html

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そして今年はどこで朝日を見ようかといろいろ考えていたのですが、
伊吹山と竹生島が一直線上に並ぶ琵琶湖の畔へ行くことにしました。
これは日本で一番有名なレイラインで、別名ご来光の道と呼ばれている
線上に位置する場所でした。

は千葉の玉前神社から寒川神社・江戸城・富士山・七面山・伊吹山・竹生島・
元伊勢・大山・西の出雲大社までが一直線上に並ぶ光の道のこと。

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3月19日は小浜市にある若狭路の宿「さわ」さんに宿泊した。
それは翌20日に飯盛寺で行われる
護摩法要と火渡りの行に参加するためだったが、
琵琶湖畔の今津へも片道が1時間もかからないという理由もあった。
なので、朝早く出発して、朝日を拝んで、
帰ってくれば朝食に間に合うということも良かった。

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撮影場所は決めていた。
ご来光の道の線上。
見えるのは、伊吹山と竹生島。
どちらも聖地として知られている。
5時半に到着した。
さすがに車から外に出ると寒い。
午前6時近くになってようやく明るくなって、
竹生島の後ろにある伊吹山のディティールがうっすらと見えてきた。

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残念ながら空は厚い灰色の雲の覆われていて、
太陽が昇ってくるはずの伊吹山の後方にも雲がかかっていた。
ご来光を見るのは不可能だと思った。
日の出時刻の6時2分を数分過ぎても太陽を見ることが出来なかったが、
その辺りの空がピンク色に染まっていた。
諦めながらも、そのまま待っていると、
何と伊吹山の南側の雲がほんのわずかに切れ、
太陽のカタチをはっきり現れたのだった。

す、すごい!


わずかな隙間は、太陽の直系よりも小さく、
太陽の全形を見ることは出来ず、
出るときは頭半分、昇った時は頭は既に雲に隠れ、
下半分だけが姿を見せてくれたのだった。

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そこからの数分間が実にドラマティックな展開だった。
まるで神様が見せてくださったいるとしか考えられないような、
壮大で神々しいまでの光のショーでした。
太陽を見せてくれたわずかな隙間は、
その大きさのまま、水平線方向だけに長く開いていく。
その隙間からはまさに神々しい光が降り注いでいて、
やがれそれは竹生島を照らすように変わっていく。

わぁ、なにコレ!?美し過ぎる!!!
水平線上に伸びた細長い雲の隙間が、
ほんの10秒くらいだけ、すごい長さに開いたのです。

DSC_3054.jpg

刻々と変わるご来光の道で
太陽が織り成す壮大なショー。
この日、この場所で、見せていただけた奇跡に
心より感謝しています。

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posted by たつたつ・たつや at 11:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 自然や風景のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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