福井に帰ってきてからは、なかなか行く機会がなくなり、
いつしか東京は遠い存在になってしまっていました。
ですが、今年は何度か行く機会に恵まれ、行き始めると、
今更ながら、東京の面白さにすっかり魅せられてしまいました。
また旧交を温めるような再会や、
東京でしか出会えない方たちとの交流も少しずつ広がっていき、
たつやのオノボリサンも板に付いてきました。
その昔、鉄道少年だったたつやですが、
東京へ行くのはいつも飛行機です。
CAさんが好き♡(笑)という理由もあるのですが、
意外に交通費が安くつくのです。
最近では(結構昔っからかな?)飛行機代とホテル代が
セットになったチケットがあって、これが結構便利なのです。
JALを使うときは、チェックインしてから、
ビジネスクラスタイプのクラスJという席が空いていれば、
片道1000円追加をすれば、座ることが出来るので、利用します。
席が広いだけでなく、美しいCAさんがいつも近くにいるので、
それだけでなんとなく幸せなたつやです^^;
時折、素敵なカバンですね、とか
素敵なお帽子ですね、と持ち物を褒められることがあるのですが、
お仕事上のこととはいえ、ちょっぴりテンションが上がります。
そのチケットは、ホテルのランキングによっては、価格が変わるのですが、
たつやはホテルは寝るだけ!という認識なので、
なるべく安いホテルを探して選ぶようにしています。
(今回も一泊目は2時間半寝ただけでした^^;)
エリア的には、羽田を利用することを考えて、
東京駅近辺から探すことが多いです。
今回の東京では、品川駅から京急で二つ目の駅、
新馬場のすぐ隣にあるビジネスホテルを予約しました。
何か月か前に、このすぐ近くの別のホテルを利用したときに、
北品川辺りの商店街を散策したのですが、
町の様子やリーズナブルなランチを出してくれるお店がたくさんあったので、
もう一度、この辺りに泊まってみたいと思っていました。
さて、チェックイン後、すぐにお昼の食事に出かけました。
行くお店は、既に決めています。
前回のランチ調査した時に、もっとも気になっていたうなぎ屋さんです。
『利根川の鰻・坂東太郎蒲焼』という看板が見えるのは
東海道沿いにある『うな泉』です。
たつやは正直、この坂東太郎なるもの(なる人)を知りませんでした。
前回、この店の前の写真をフェイスブックにアップした時に、
それを見た鰻のお仕事をしている方から、
「この鰻は美味しいですよ」とコメントが来たので、
この坂東太郎が鰻であるということを認識しました。
お昼も2時近くに、うな泉を訪ねました。
中はカウンターだけの小さなお店で、
おじさんが一人で鰻を焼いていました。
鰻店へ行くといつも感じることなのですが、
この香りがたまりません。
あぁ、いい匂い〜
一気に体が鰻を取り入れる準備をする感じがします。
カウンターの中ほどに、女性客が2名。
たつやが入店して、すぐにそのお客さんのうな重が運ばれるところでした。
じっと見ることは出来ないので、ちらりと横目で見ます。
わぁ、美味しそう〜。
ごくりと唾を飲みこんで、
「おやっさん、坂東太郎のうな重、一本で」
「はい、一本ですね」
さっそく親父さんは鰻を焼き始めました。
「坂東太郎って、どうしてそんな名前がついたんですか?」
「坂東太郎ってのは、利根川のことを言うんです。
暴れ川だったんでしょうな。。。
昔は、そこで採れた鰻のことを言ったみたいなんですが、
今は、全部、養殖なんですよ」
そう話しながらも、目は鰻から離れることはありません。
時折、焼き目を覗きこみながら、タレをつけたり、
裏返しにしたりして、一番美味しく焼ける状態を確認しています。
たつやも今、目の前で焼かれている鰻が、
生まれて初めて食べる坂東太郎という種類で、
たつやのために焼かれているという一部始終を、
ライブで体験出来る幸せを感じていました。
おまちどうさま。
うな重が目の前に運ばれて来ました。
心の中で、いらっしゃい!と声をかけます。
すぐに食べたい衝動を我慢し、ブログ読者のために、
まず写真を撮ります。
一眼レフカメラとアイフォンと両方撮りました。
まずは重箱を持ち上げて、鼻の前まで持って行き、
鰻から立ち昇る香りを肺いっぱいに吸い込み、しばし恍惚の人。
あぁ、なんという馥郁とした香り。。。
いっただきま〜す!
いつもあっという間に食べてしまい、後悔するので、
出来るだけゆっくり噛んで、味わって食べました。
半分、食べ終わって、一旦、箸を置いてお茶を飲みます。
あぁ、美味しかったな!余韻を楽しみながら、もう一口お茶を。
そして残り半分に取りかかるのでした。
そうすることで、うな重を2杯食べたように、
自分に思わせるのです(笑)
空っぽになった重箱をしばし眺めて、
タイムマシンがあれば、10分前に戻るのになぁ・・・
と、寂しげなたつや。。。
さ、東京最初のランチは、大、大満足のスタートでした。
うな泉(うなせん)
東京都品川区北品川2-2-9
03-3471-3737
営業時間:11時〜15時・16時から18時
定休日:日曜・祝日
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