たつやはさほど杏仁豆腐自体に対して、魅力を感じてなかったので、
あまり意識したことがありませんでした。
ですから当然、作り方を知りませんでした。
ところが、あるところで杏仁豆腐を食べて、
今までたつやが知っていた杏仁豆腐とは、
まったく違った味に出合って、その衝撃的な味に驚きました。
今までたつやが食べていた杏仁豆腐はいったい何だったのでしょう?
それは意外にも、身近なところにありました。
越前市の中心部に『蔵の辻』という昔ながらの蔵造りの家屋が並ぶエリアに、
何軒かの飲食店があります。その中に、中国菜館『桃李』(とうり)
というこじんまりしたお店があります。
そこで食後のデザートとして杏仁豆腐を頼んだのですが、
一口、口に入れた瞬間に、
『えっ!?何コレ?今までの知ってる杏仁豆腐じゃない!?』
いい香りが口の中いっぱいに広がり、
舌で簡単につぶれる柔らかな触感と優しい甘みに、
びっくりしてしまいました。
わぁ、これ美味い!
その後、ちょっと料理に詳しい方に、杏仁豆腐のことを教えてもらいました。
杏仁の杏は、文字通りアンズの意味で、その種の部分が原材料となります。
この材料が高価なため、市販されている杏仁豆腐は、
アンズの種を使わずに、アーモンドや他の材料を代替えで使い、
コストを抑えて、杏仁豆腐っぽい味を作り出しているのだそうです。
その後、たつやがお手伝いしている福井県よろず支援拠点の相談会に
桃李のオーナーの岡本さんが来られました。
そのうち、岡本さんとも仲良しになり、
杏仁豆腐の材料や作り方をお聞きする機会がありました。
桃李さんの杏仁豆腐は、当たり前といえばそれまでなのですが、
アンズの種を使っています。
種の中身は乾燥してあります。
見た目はおかきの柿の種ほどの大きさで、色は白。
これを一晩水に浸し、ミキサーにかけます。
寒天などが入った鍋に、牛乳や生クリームを加え、
冷やして固めるのだそうです。
そのうち、岡本さんと雑談をしているときに、
たつやが今年のカンボジアに行った際に、
あったかくて甘い生姜味の杏仁豆腐のようなモノを食べたことを思い出して、
そのことを伝えました。
話の流れで、あったかい杏仁ドリンク?を飲んでみたいとお願いしてみました。
岡本さんも興味を示して、一緒に冬の名物になるような
生姜入りのあったかい杏仁豆腐を作ることとなりました。
何度も試作を繰り返し、たつやも納得の味に仕上がりました。
お客さんにも試食してもらったところ、
大好評で、是非定番化してほしいという意見が数多くあって、
この度、満を持して『ホット杏仁ジャー』を桃李のメニューに加わることとなったのです。
新メニューは、ホット杏仁ジャーセット・花茶セット・杏仁豆腐セットの3品です。
いずれも580円という庶民的な価格に抑えてもらっています。
今のところ土日・祝日のみの提供になるようですが、
今後は平日でも食べられるようになるのではないかと、密かに願っています。
たつやも新メニュー開発に関わった『ホット杏仁ジャーセット』
是非、是非食べに行ってみてくださいませ。
今回はたつや一押しでもあるのですが、
お手伝いしたこともあって、超おすすめのメニューです^^
是非一度ご賞味くださいね。
中国菜館 桃李
福井県越前市蓬莱町3-28
0778-21-5285
営業時間:11時半〜13時半(L.O)
17時半〜21時(L.O)
定休日:火曜日・第三日曜日
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新メニュー開発に関わらせてもらい感謝しています。
良かったらホット杏仁ジャー共々、応援してくださいませ^^
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