2015年11月07日

大船渡再訪プロローグ

4年半ぶりに岩手県大船渡市へ行ってきました。
東日本大震災があった2011年の5月に、
仲間10人と『さばえもちつき隊』というグループを結成し、
避難所となっていた大船渡公民館で、
もちつきのボランティアをさせていただきました。
2011年の5月終わりから6月にかけてブログに書いています。


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グループとして活動したのはその一回限りだったのですが、
その後もたつやが関わっている「マルシェワンダーランド in FUKUI」
というイベントでのチャリティ販売や、
他のイベントでもちつきをしていただいた謝礼金などをプールしてきました。
4年半の間に、ある程度のチャリティが集まったので、
前回ご縁のあった大船渡市に何か協力したいと思っていました。

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そんな折、久しぶりに集まったもちつき隊の同窓会で、
大船渡市で復興支援をしているNPO団体があることを知りました。
フェイスブックで調べてみると、震災以前から地域のために活動していたようですが、
震災後は復興支援一本で活動している団体でした。
メンバーはそれなりのお年を召している方が多いようで、
大体が70代といった感じでしたが、活動は多岐に渡り、
精力的に動き回っているようでした。

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さばえもちつき隊で何か支援できる方法は?
と考えていたもちつき隊メンバーの話の中で、
やっぱり現地のことがわかっている現地の団体さんと
一緒に何かができることが一番いいのではないかという意見が出て、
誰もが賛同しました。

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すぐにNPO法人『夢ネット大船渡』の理事長の岩城恭治さんに連絡を取り、
もちつき隊の想いを伝えました。
私たちの活動に感謝すると言うメッセージと、
是非一緒にやりましょう!
という力強いお返事をいただきました。

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10月31日の早朝、もちつき隊メンバー5人が一台の乗用車に乗って、
一路岩手を目指します。続く







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2015年11月08日

大船渡再訪・安達太良神社@福島県

10月31日の早朝、もちつき隊メンバー5人が一台の乗用車に乗って、
一路岩手を目指します。
北陸自動車道で新潟まで、そこから常磐自動車道で郡山へ。

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東北道に入り福島県の本宮インターで降りました。
というのは東京から参加するメンバーと本宮駅で待ち合わせしているからです。
予定より1時間半ほど早く着いたので、本宮駅近くで行くところがないかと探すと、
この本宮という地名の由来となったという安達太良神社があることを知りました。

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インターから国道4号線を北上すると、
右手に安達太良山のなだらかな山の陰影が見えました。
穏やかで本当にいいところだなぁと思っていました。

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ナビに沿って神社前に着きました。
参道の左手に何台かの軽トラや作業車が停まっていました。
近くの住宅の庭で作業する人たちを見て、
造園やさんか何かと思っていたら、
そうではなくて除染作業をしているところでした。

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本宮は福島第一原発からかなり離れていると思っていた私たちは、
その現実に少なからずショックでした・・・

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安達太良神社は長い石段を登っていくのですが、
その両脇には杉やケヤキの巨木が立っています。
この石段をあがっていくと神門の向こう側に
安達太良神社の本殿が見えます。
光が向こうから差して、そこの焚き火かなにかの煙がたなびいて、
幻想的な世界です。
境内にあるたくさんのケヤキの大木から、
葉っぱが次から次へと落ちてきます。
それをお世話されている方が、竹箒で集めていました。

安達太良山といい、この神社といい本当にのどかで美しいところです。
この近くで除染をしなければならないことが嘘のような光景でした。

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本宮駅へ今回のメンバーの紅一点のなっちゃんを迎えに行きます。
車の中は今までオッサンばっかりだったのですが、
なっちゃんの登場で、ようやく明るくなって、目指すは一関市です。

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安達太良神社(あだたらじんじゃ)
福島県本宮市本宮字舘越232
安達太良神社は福島県本宮市にある神社である。
式内小社飯豊和氣神社の論社である。旧社格は県社。
創建は平安時代の1146年(久安2年)と伝えられ、
安達太良山の神々と大名倉山の神々を勧請し里宮とした事が始まりとされ、
氏子達からは「明神様」と呼ばれている。
また、近隣地域に点在する安達太良神社の総本宮であることから、
鎮座地の名前が「本目村」から「本宮村」となったとされ
「本宮」という地名の由来になったとされる。








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2015年11月10日

大船渡再訪・居酒屋『箱崎』@一関市

目指すは一関市。

もちつき隊メンバーにはどうしても行きたい場所があったのです。
それは4年半前に大船渡でもちつきをして帰るときのことでした。
一関インターを目指して走っていた時に、
どこかで食事をして帰ろうという話になりました。
せっかく岩手にいるのだから、地元料理が食べられるようなお店がいいと、
勘だけを頼りに入ったお店が『箱崎』でした。

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2011年5月に訪れた際のブログです。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/208172647.html

そこで出された料理の美味しさ、豆腐50円という驚くべき安さ、
そして何よりご主人が何年もかけて地元の社会福祉に役立てようと
毎年、寄付を行っているという素晴らしい方だったこと。
まさにもちつき隊にとっては、導いてもらった・・・
としか思えないような素晴らしい出会いでした。

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一泊目が大船渡市内のホテルが取れなかったこともあって、
その日は奥州市に宿を取っていたので、
箱崎に行って晩御飯を食べるにはばっちりの条件でした。

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箱崎ではもちつき隊メンバーのTさんの友達で
一関市在住のSさんも合流しました。
箱崎はもちつき隊が予約したテーブル以外は満席でした。
やっぱり箱崎は地元で大人気なのだとあらためて感動しました。
しばらくすると後ろ側のテーブル席の人たちとも仲良しになって、
たつやたちがなぜ箱崎にいるのかという理由を話しているうちに、
ここでしか食べられないメニューをご馳走してくれたりしました。

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箱崎のオーナーご夫妻ももちつき隊のことを覚えていてくださいました。
たつやが当時、書いたブログもお客さんがプリントアウトして持ってきてくれた
といううれしい話も聞くことが出来ました。

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Sさんともいろんな話題で盛り上がり、
岩手の現状を教えてもらったり、
震災時にいろんな方たちに支えてもらったこと、
仕事の話など花が咲きました。
そして、この日はSさんにたくさんご馳走になってしまいました。

箱崎のオーナーさんご夫妻も、Sさんも、後ろのテーブル席のお客さんも、
一関の人たちは、皆親切で、今になっても4年半前の
もちつき隊のボランティアのことを、
とても喜んでくださり、感謝の言葉をいただきました。

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さぁ、明日(11月1日)はいよいよ大船渡市の仮設住宅で、
NPO法人『夢ネット大船渡』さん主催で、
大阪から来られている『大阪元気人間創造研究所』と
『さばえもちつき隊』合同でイベントを行います。
 
後髪を引かれながらも、箱崎を後にしました。







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7回目のラジオ深夜便

あっという間に月日が過ぎて行きます。
今年度1年間、NHKラジオ第一放送の人気番組『ラジオ深夜便』
の最初のコーナー「日本列島くらしのたより」
福井県のレポーターを担当させていただいていますが、
前回出演したのが9月30日でした。
おろしそばのお話をさせていただいたのですが、
つい先日のような気がします。
もう40日も経っているんですね・・・。

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ラジオ深夜便は午後11時15分から午前5時までという
まさに深夜に放送される大人の番組です。
どちらかと言えば、年配の方がお聞きになっていることが多いみたいで、
ラジオ深夜便で話をさせていただいた後に、
ブログにコメントやフェイスブックメッセージは、
たつやよりも大先輩という方がたくさんいらっしゃいました。

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たつやも夜中に木工の作業をしていた時期があったのですが、
その時は、このラジオ深夜便を聴いていました。
その頃はまさか自分がこの番組で話をするなど、
まったく想像もつきませんでした。

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先日、福井県のご出身で、東京のNHKで仕事をされている方から、
「ラジオ深夜便日記手帳2016」が送られて来ました。
来年の手帳・・・何度か文具店や書店で探したのですが、
結局、どれにしようか迷ってしまって、まだ購入していなかったので、
このサプライズプレゼントは、とても嬉しかったです。
この方ともラジオ深夜便が繋いでくれたご縁でした。
今月末には東京に行く予定ですが、
その時にお会いすることになりました。

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さて先日、何気なく空を見上げたら、
縦に伸びる龍のような雲を見つけました。
よく見ると一番下の部分が燃えるように輝いていました。

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わぁ〜、きれいだなぁ・・・
何かいいことありそう^^






さて、明日11月11日の午後11時20分くらいから、
ラジオ深夜便の『日本列島くらしのたより』で、
お話をさせていただく予定です。
最近、ブログに書いている「さばえもちつき隊」で、
岩手県大船渡市を訪ねた話をするつもりです。

もしまだ起きていらっしゃったら、聴いてみてくださいね。

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i-phoneユーザーでしたら『らじるらじる』
という無料アプリをダウンロードすれば
とってもいい音で聴くことが出来ます^^







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ラベル:ラジオ深夜便
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2015年11月12日

大船渡再訪・紅葉が出迎えてくれた・・・

奥州市水沢のホテルを早朝出発して、大船渡へ向かった。
青空がどこまでも広がっていて、実に気持ちのいい朝だった。
まだ空気が冷たく、その分空気が澄んでいて、
遠くの山々までが美しく見えた。

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大船渡までは約1時間半ほどの距離。
余裕を見て、早めに出発をした。
内陸にある奥州市から海沿いの大船渡までは、
平坦な道だけでなく山越えをしなければならない。

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中間を過ぎた頃は、まだ太陽は東の低い位置にあって、
山の上の方を光がななめ後の方から照らしていた。
その光が当たった山の上の方は見事なまでに紅葉している。
誰もが写真を撮りたがっているので(一番たつやが撮りたかった^^;)
路肩に車を停めて、撮影タイム。

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出発して少し走るとまたすごい紅葉が広がっていて、
また停車&撮影&出発・・・
こんなことを3回も4回も繰り返した。
だけど最後に停まった山は本当に美しかった。
山の下からてっぺんまでが見事に紅葉していた。
あまりの美しさに誰も話すことがないくらいだった。

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「こんなにも美しい青空と紅葉の景色を見せてもらえるなんて、
さばえもちつき隊は歓迎されているね」

さあ、いよいよ大船渡市へ到着です。(続く)

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2015年11月16日

大船渡再訪・三陸鉄道おもち列車

大船渡市では三陸鉄道という列車が復興のシンボルとして、
市民から大切にされています。
今回は夢ネット大船渡さんのご協力を得て、
三陸鉄道の車両2両を貸し切って、さばえもちつき列車を企画しました。
大船渡の方を84人ご招待し、盛駅から釜石駅まで往復2時間15分の旅です。
もちつきというのが大船渡市とのご縁だったので、
現地の業者の方におもちの特別弁当を作ってもらい、
参加してくださった方にお配りしました。

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また列車の中でゲームをやって、福井県内の会社や個人の方から、
協力していただいた鯖江の名産品のメガネ(サングラス)や
越前漆器の塗り箸や福井県の地酒、お菓子などのプレゼントをしました。

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現地の方のマジックショーも開催されました。
ショーをされた方の中には結構なお年になってから
マジックを始めた方もいるようで、
やっている最中にネタが見えてしまったりしています。
ハンカチの中から花が出てくるマジックなのに、
最初っから花の一部が見えちゃったりして・・・
それがまたおかしくて、皆笑っているのです。
たつやも横で見ていたのですが、ずっと笑いっぱなしでした。

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列車の中で、自己紹介をした時に、
NHKのラジオ深夜便で「日本列島くらしのたより」
で福井県担当のレポーターをしていると言うと、
たくさんのラジオ深夜便ファンがいることを知りました。
起きてられるかな?と笑いながら、
たつやの出演日と時間をメモしてくださる人もいらっしゃいました。

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その時に一組のご夫妻から声をかけられました。
私たちが4年半前に訪れた大船渡公民館で避難生活を送っていた方たちでした。
お二人とも当時のおもちつきをお手伝いしてくれていた方たちでした。
「あの時は本当にうれしかった。ありがとうございます。
やっとあの時のお礼が言えました」
と言われた時は、目頭が熱くなりました。
ご夫妻は今でも仮設住宅で暮らしているとのことでした。
一年後には仮設住宅を出なければならないのだそうです。
仮設では家賃は要りませんが、一般住宅となるとそういう訳にはいかないので、
どうしたらいいのかわからないと話されていました。
まだまだ復興までは遠い道のりで乗り越えなければならない問題が
たくさんあるのだと改めて感じました。

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盛駅で解散する前に皆で記念撮影をしました。
皆さん、とってもいい笑顔でした。
私たち自身も時々、「自分たちに何が出来るのだろう?」
と自問自答することがあるのですが、
今回の大船渡訪問で、皆のこんなにも明るい笑顔を見せてもらえるということが、
自分たちにとっても一番幸せなのだということを教えてもらうことが出来ました。

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続く・・・









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2015年11月17日

大船渡再訪・エピローグ

平成23年の東日本大震災が起きた2か月後に
『さばえもちつき隊』というグループを仲間10人と結成し、
岩手県大船渡市の避難所、大船渡公民館で
お餅つきのボランティアを行いました。

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震災直後はライフラインが途切れて、
温かい食べ物さえもままならないというニュースが流れてきました。
そのニュースを聞いた時に、どこかの避難所でもちつきをしたいと思いました。
そう思ったのには理由がありました。
たつやは毎年、友だちと一緒に『もちつき会』という集まりをしていました。
それは、薪でお湯を沸かし、蒸籠で餅米を蒸して、
臼と杵でお餅をつくという昔ながらのやり方でした。
そのやり方であれば、電気やガスがなくても水と薪さえ持っていけば
現地で餅つきが出来るはずだと思ったからでした。

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震災2か月後の2011年5月に大船渡に行きました。
避難所に着いて、もちつきを始めたのはいいのですが、
『さばえもちつき隊』という名前の割に、
もちつきに関しては素人ばかりで、いいお餅が作れません。
最初は周りで遠慮がちに見ていた避難所の方たちが、
見るに見かねて、「あんたら下手だな、ちょっと貸してみなよ」と言って、
もちつきを手伝ってくれました。
それがきっかけとなり、臼取りをする人、杵をふるう人、
お餅を丸めてくれる人が増えて来て、結局、皆でお餅をつきました。
大船渡公民館では700人くらいの方にお餅を食べていただきました。
その時、
「まさか温かいおもちが食べられるとは思わなかったです。ありがとう!美味しかったよ。」
とか「もちつき久しぶりで楽しかったです」という言葉は一生忘れることが出来ません。

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『さばえもちつき隊』はその後、これと言った活動はしなかったのですが、
たつやが実行委員長をしている「マルシェワンダーランド in FUKUI」のチャリティーや、
鯖江市主催のイベントでもちつきをしていただいた謝礼などを4年間集めて来てきました。
今回ある程度の金額がたまったので、
やっぱり大船渡の方たちのために何かお手伝いしたいとメンバーと話をしました。
そして現地のNPO法人『夢ネット大船渡』という復興支援をしている
ボランティア団体と、その理事長、岩城恭治さんとご縁がつながり、
今回の訪問となりました。

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私は2年9ヶ月前に亡くなった昭和7年生まれの父から聞いた
戦前の『引きずり』と言われた餅つき専門隊?をヒントに、
震災の6年前から自宅の駐車場で友人たちに声をかけて
餅つき会を開いていました。

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引きずり・・・
とは農家の若い衆で作るもちつきのプロフェッショナル集団のことです。
大八車に薪、釜、蒸籠、臼、杵などを積んで、各家を回るのです。
商売をしていて餅をつく暇がない家々を回り短時間で餅つきをしたのです。
たつやの家も印刷業で年末は忙しかったため、
例外ではなく、毎年来てもらっていたそうです。

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今になって思えば、父の話の引きずりがきっかけとなり、自宅でのもちつきを始めました。
それが4年前の『さばえもちつき隊』の結成につながり、
また今回の大船渡訪問につながったことを思うと、
これは父が導いてくれていたのではないかと思うようになりました。
今更ながら亡き親父に感謝をしています。

またいつか大船渡を訪れたいと思っています。

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2011年5月に大船渡を訪れた時に、たくさんのお友だちやお店・会社から、
本当にたくさんの方たちのご協力を得ました。
あらためて感謝申し上げます。
詳細はこの日のブログに記載してあります。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/209042686.html

マルシェワンダーランド実行委員会メンバーの皆様、
マルシェワンダーランドにチャリティグッズを提供してくださった出展者の方々、
マルシェワンダーランドにてご寄附いただいた方々、
鯖江市様、誠市実行委員会様、鯖江市社会福祉協議会様、
田中眼鏡様、松屋漆器株式会社様、たちばな屋さま、
モモンガ珈琲さま、エステサロンaura様、久保田酒店様、
ネイルサロンmilky nail様、レストランマーシン様、

福井新聞社様、福井エフエム放送様、NHKラジオ深夜便様、

NPO法人「夢ネット大船渡」岩崎恭治様はじめスタッフの方々、
大阪元気人間創造研究所様、三陸鉄道盛駅ふれあい待合室様、
三陸鉄道様、AMC大船渡様、サポートセンターとみおか様、
ラグジュアリーネイル様、おもち列車にご参加くださいました皆様、
そして『さばえもちつき隊』のメンバーの皆様、

本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
おかげ様で、無事に大船渡再訪を果たしたことをご報告させていただきます。








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posted by たつたつ・たつや at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先にて・国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月19日

月刊『NHKラジオ深夜便』12月号に

今年の4月から、いろんなご縁がつながって、
NHKラジオ深夜便で1ヶ月に1回お話しをさせていただいています。
『日本列島くらしのたより』というコーナーで、
福井県担当のリポーターをしています。

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今月の放送で7回目のお話でした。
後半に入って、少しだけですが慣れてきました。
ラジオ深夜便を聴いていらっしゃる方は、
たつやよりも先輩の方が多いようですが、
その人気ぶりには、いつも驚かされています。

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ラジオ深夜便への出演も、後4.5回だと思います。
短い時間ですが、とてもいい経験をさせていただいていますし、
深夜便をきっかけに新しい出会いもありました。
残りの深夜便も楽しませていただきたいと思っています。

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さて、2ヶ月ほど前に、月刊NHKラジオ深夜便の
編集部の方からご連絡をいただき、
『ふるさとの風景』というカラーページの
原稿と写真の依頼を受けました。

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たつやにとってはとても光栄な依頼です。
何点か写真候補をお送りして、
季節的にこの写真に決まりました。
それに合わせて原稿を書きました。
文字数が240字という制限なので、
つい、くどくどと説明して文章が長くなってしまう
たつやにとっては、結構苦労しました。

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灰色の雲が空を覆い、雷が鳴ることを福井では「雪おこし」と言います。
この時期を迎えると、福井は本格的な冬の訪れです。
雨が雪やあられに変わり、昼でも暗い季節です。
皆は空を見上げては、溜息をつくのですが、
私はこれから始まる福井の冬の味覚の幸せをこっそり噛みしめます。
十一月六日からの越前ガニの解禁に始まり、
若狭フグ、甘エビ、ナマコなど魚介類は旬の時期を迎えます。
敦賀の魚問屋ではあられが降りしきる中、赤ナマコの出荷です

さて今夜はどの味を楽しもうか・・・。
ちょっとした贅沢な悩みです。


送られてきた校正を見た時、その出来の良さに、
思わず、ほくそ笑んでしまいました。
たつやを紹介してくださる文章の中で、うれしいことに
『ラジオ深夜便』やブログ『たつやの感性見聞録』で
福井の魅力を発信中。
と書いていただきました。
なので、もしかするそれを見て、
たつやのブログを訪れてくださった方も
いらっしゃるかも知れませんね。




読者プレゼントで弊社特製の
越前和紙オリジナル一筆箋も提供させていただきました。

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そして今日、出来立てホヤホヤの12月号が3冊送られて来ました。
1冊を母に、もう一冊は自分用に、
残りの一冊は姉に送ろうかと考えています。

これを見て、福井に行ってみたい!と思ってくださる人が、
一人でもいたら、とてもうれしいです。







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2015年11月22日

四川料理『櫻蘭』@福井市

辛いの好きですが、大量に汗をかくたつやです。
なのでタオルを持参しなくてはならないかも知れません。
ここ10年くらいは辛いモノを想像しただけでも、
頭に汗をかくことが出来ます。
(自慢にも何にもなりませんが^^;)

グルメな友だちに、辛くて旨い四川料理が食べたいと言ってたら、
福井市郊外にある一軒の中華料理店を紹介してくれました。
またそのお店の塩ラーメンが旨い!という話でした。

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そのお店は福井市街の北西部の西藤島地区にあります。
鯖江市在住のたつやにすれば、同じ福井市でも少し馴染みの薄いエリアでした。
仕事仲間のU先生と一緒に、櫻蘭を訪ねました。
もう随分前から、この地で中華料理店をやっているようで、
地元のサラリーマンや家族連れに人気のあるお店でした。

初めて行くお店は、メニューを見ることも楽しみです。
じっくり細部まで見るのですが、頼むモノは嗜好性が高く、
結局、いつも同じようなモノを食べている感じがします。
中華料理店やラーメン店に行って、外せないのが餃子です。
餃子って、それぞれの店の特徴があって、
それを楽しむのが好きです。

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さんざん迷った結果、たつやは麻婆飯、U先生は塩ラーメン。
それぞれにサービスランチ扱いで餃子を付けてもらうことにしました。
メニューを良く読まないとわかりづらいのですが、
麻婆飯780円を頼むと餃子、鶏のから揚げ、デザート、ご飯の
いずれかひとつが無料で付いてくるのです。
このランチタイムのセットメニューはめちゃめちゃお得です。
メニューによっては炒飯がプラス70円で付いてくるから驚きです!
例えば、塩ラーメンとチャーハンのセットは、680円+70円の
合計750円で食べられると言う計算になります。

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お昼時ということもあって、たくさんのサラリーマン風の人が訪れていました。
あらためて周りの常連さんを見渡すと、
ほとんどのお客さんが、セットものを食べています。

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四川料理の代表的な麻婆豆腐。
麻婆飯を注文した時に、お店の奥さまが
「辛いですけど、大丈夫ですか?」
と聞いてくださいました。
その時点で頭に汗がジワっと出てきたのですが、
涼しい顔をして「はい、大丈夫です」と答えました。

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湯気が上がっている丼が運ばれて来ました。
強い火で炒められた本格麻婆豆腐は久しぶりです。
レンゲに乗せて、口の中に入れます。
熱いけど、旨みを感じます。
そして後から、辛さが広がってきます。
だけどこれがご飯と合わさって、絶妙なバランスで、
たつやの味覚を刺激してくれるのです。

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塩ラーメンの味見をさせてもらったのですが、
あっさりすっきり味なのに、しっかり旨みを感じるスープです。
この味を出すために、開発した調味料があるということで、
帰りに買うことにしました。
話を伺うと、塩ラーメン用の調味料ではなく、
塩ラーメンを作るために開発した味を、
市販出来るようにと、数年前から櫻蘭特製の調味料
『私、塩なんです』として販売しているのでした。

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たつやもいろいろ試してみています。
大野のお清水の水と、永平寺産のニンニクと国産生姜、
それにモンゴルの岩塩を使った無添加の調味料です。

炊き込みご飯とかに隠し味で入れると美味しいですし、
鍋やおでんに少し足すと、味に深みが出ます。
1本650円(くらいだったと記憶しています)なので、
数本、常備しておくといいかも?

次回は、櫻蘭の人気メニュー味噌担担麺を
食べに行こうと思っています。

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櫻蘭
福井県福井市三ツ屋町11-33-1
0776-29-1488
営業時間:11時〜14時30分 17時30分〜22時
定休日:火曜日
http://www.291-ouran.com/








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2015年11月23日

こうちゃんの『パイ工房Kou』@鯖江市

1年ほど前に、鯖江市の柳町にパイ専門店が出来たということは、
風の噂で聞いていた。
最近になって、そのお店のパイをいただく機会があって、
食べてみたら、その美味しさに驚いた。
持って来てくれたひとつ年下の後輩、H海ちゃんが、
「オーナーさんは確かたつや先輩と同級生だと思いますよ」
などと言うものだから、いったい誰なんだろうと考えた。

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お店の名前は『パイ工房 Kou』・・・場所は柳町・・・
えーっと、えーっと、えええええっと・・・
あっ、こうちゃんや!H本こうちゃんに違いない!!!


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こうちゃんは小・中学時代の同級生で、よく家に遊びに行った。
小学校の頃は、たつやの家からも近い小学校のすぐ近くに住んでいたが、
中学に入った頃に柳町に引っ越ししたように記憶している。
たつやは、小学校高学年から中学3年間は、蒸気機関車に夢中で、
春休み・夏休み・冬休みには、いつも写真を撮りに出かけていた。
そんな鉄ちゃんだったのだが、同好の友だちはほとんどいなかった。
ところが、こうちゃんだけは、鉄道が大好きな少年だった。
そんなこともあって、良く家を行き来していた。

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こうちゃんがやってるお店なら、絶対に行かなくてはならない!
こうちゃんとはいったいいつくらいから会っていないのだろう?
もう20年近く会ってないかもしれない。
久しぶりにあったら、お互いにわからなかったらどうしよう?

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パイ工房 Kouは、住宅街にあった。
よくよく考えれば、こうちゃんの自宅だったのだ。
営業中の看板が上がっていた。
こうちゃんに会うなんて、超久しぶり!
会ったら、何て声をかけようか・・・
なんて、少しドキドキしながら、お店の前まで行くと、
中から、「あら、じゅんちゃん!(たつやの本名)」と、
こうちゃんが、数日ぶりに会ったような感じで声をかけてくれた。

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こうちゃんは、昔と全然変わってなかった。
相変わらず優しい笑顔と、穏やかな語り口で、
たつやを迎えてくれた。

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いつの間に、こんな技を身に着けたのかはわからないが、
こうちゃんが焼くパイには、愛情が込められている。
どれも美味しいだけでなく、幸せな味なのだ。

大人気のアップルパイは、本場長野の紅玉を使っている。
じわじわと人気上昇中のスイートポテトパイ
あわら産のとみつ金時を贅沢に使った一品。
小倉パイは、北海道産の小豆を使用。
新しく、あんチョコパイが加わって、
Kouでは、4種類のパイを焼いている。
価格はどれもひとつ270円(税込)

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他には、3種類のパウンドケーキがある。
小倉・ドライフルーツ・小豆チョコ
いずれも箱入り1本1150円(税込)。
簡易包装なら1080円で買い求めることが出来る。

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ちっちゃなお店なので、出来れば予約をしてもらった方が、
ご迷惑をかけないとのことだったので、
たつやのブログを見て、パイ工房 Kouに行くなら、
ご予約をおすすめします。
『じゅんちゃんのブログで見たよ〜』と言ってね。
たつやと言われても、こうちゃんは誰だかわからないだろうから^^;

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パイ工房 Kou(コウ)
福井県鯖江市柳町3丁目7-2
0778-53-1456
営業時間:9時半〜18時(なくなり次第終了)
定休日:火曜日・第2・4日曜日







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ラベル:スイーツ 鯖江市
posted by たつたつ・たつや at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 店グルメ・カフェ・パン・スイーツ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月26日

ホット杏仁ジャー(日本初?絶品ホット杏仁ドリンク)

杏仁豆腐ってどうやって作るのかを知っていますか?

たつやはさほど杏仁豆腐自体に対して、魅力を感じてなかったので、
あまり意識したことがありませんでした。
ですから当然、作り方を知りませんでした。

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ところが、あるところで杏仁豆腐を食べて、
今までたつやが知っていた杏仁豆腐とは、
まったく違った味に出合って、その衝撃的な味に驚きました。
今までたつやが食べていた杏仁豆腐はいったい何だったのでしょう?

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それは意外にも、身近なところにありました。
越前市の中心部に『蔵の辻』という昔ながらの蔵造りの家屋が並ぶエリアに、
何軒かの飲食店があります。その中に、中国菜館『桃李』(とうり)
というこじんまりしたお店があります。
そこで食後のデザートとして杏仁豆腐を頼んだのですが、
一口、口に入れた瞬間に、
『えっ!?何コレ?今までの知ってる杏仁豆腐じゃない!?』
いい香りが口の中いっぱいに広がり、
舌で簡単につぶれる柔らかな触感と優しい甘みに、
びっくりしてしまいました。
わぁ、これ美味い!

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その後、ちょっと料理に詳しい方に、杏仁豆腐のことを教えてもらいました。
杏仁の杏は、文字通りアンズの意味で、その種の部分が原材料となります。
この材料が高価なため、市販されている杏仁豆腐は、
アンズの種を使わずに、アーモンドや他の材料を代替えで使い、
コストを抑えて、杏仁豆腐っぽい味を作り出しているのだそうです。

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その後、たつやがお手伝いしている福井県よろず支援拠点の相談会に
桃李のオーナーの岡本さんが来られました。
そのうち、岡本さんとも仲良しになり、
杏仁豆腐の材料や作り方をお聞きする機会がありました。
桃李さんの杏仁豆腐は、当たり前といえばそれまでなのですが、
アンズの種を使っています。
種の中身は乾燥してあります。
見た目はおかきの柿の種ほどの大きさで、色は白。
これを一晩水に浸し、ミキサーにかけます。
寒天などが入った鍋に、牛乳や生クリームを加え、
冷やして固めるのだそうです。

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そのうち、岡本さんと雑談をしているときに、
たつやが今年のカンボジアに行った際に、
あったかくて甘い生姜味の杏仁豆腐のようなモノを食べたことを思い出して、
そのことを伝えました。
話の流れで、あったかい杏仁ドリンク?を飲んでみたいとお願いしてみました。
岡本さんも興味を示して、一緒に冬の名物になるような
生姜入りのあったかい杏仁豆腐を作ることとなりました。

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何度も試作を繰り返し、たつやも納得の味に仕上がりました。
お客さんにも試食してもらったところ、
大好評で、是非定番化してほしいという意見が数多くあって、
この度、満を持して『ホット杏仁ジャー』を桃李のメニューに加わることとなったのです。

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新メニューは、ホット杏仁ジャーセット・花茶セット・杏仁豆腐セットの3品です。
いずれも580円という庶民的な価格に抑えてもらっています。

今のところ土日・祝日のみの提供になるようですが、
今後は平日でも食べられるようになるのではないかと、密かに願っています。
たつやも新メニュー開発に関わった『ホット杏仁ジャーセット』
是非、是非食べに行ってみてくださいませ。

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今回はたつや一押しでもあるのですが、
お手伝いしたこともあって、超おすすめのメニューです^^ 

是非一度ご賞味くださいね。

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中国菜館 桃李
福井県越前市蓬莱町3-28
0778-21-5285
営業時間:11時半〜13時半(L.O)
     17時半〜21時(L.O)
定休日:火曜日・第三日曜日







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新メニュー開発に関わらせてもらい感謝しています。
良かったらホット杏仁ジャー共々、応援してくださいませ^^


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posted by たつたつ・たつや at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 店グルメ・和食・アジア他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする