2015年10月01日

たつやのトウキョウ見聞録@谷中辺り

花のトウキョウは若い頃の感性と今の年齢になっての感性では、
楽しみ方も、興味をそそられる方向性も、まったく違うと思う。
若干20歳そこそこで、東京生活を数年経験したところで、
生きてる時間が短い分、
楽しみ方を知らなかったという方が正解かもしれない。

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最近になって、東京へ行く機会が何度かあって、
その度に、ちょっと知らないトウキョウを歩いてみようと、
思うようになった。
昔はなかったスマホの乗り換えナビを使って、
電車に乗って、感性の赴くままにまち歩きをしている。

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少し前にトウキョウに行った際には、
昭和を楽しみたいと思って、西日暮里から日暮里、谷中辺りを目指した。
西日暮里の駅を降りると山手線の外側が小高い丘になっている。
その坂を上ってみる。
思ったより高いところに出た。
ほどなく公園がある。
その隣の第一日暮里小学校の入口に、
高村光太郎直筆の書『親切正直』を象った石碑があった。

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やがて、その辺りは神社がお寺が密集するエリアとなる。
最初に訪れたのは、諏方神社。
東京という町は、思ったより緑の多い町だが、
この神社は、高台の一等地にあって、自然がたっぷり残っていて、
とてもいい波動を感じた。、
なので由緒のあるお社ではないかと思った。

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福井に帰って来てから調べてみると、こんなことが書かれていた。
諏方神社は、元久2年(1202)豊島左衛門尉経泰が
信州諏訪神社より勧請して創建したといいます。
江戸期には慶安2年(1649)には社領5石の御朱印状を拝領、
日暮里(新堀)村・谷中町の総鎮守として崇敬を集めただけでなく、
日暮の里<ひぐらしの里>として江戸有数の景勝地としても有名だったといいます。

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確かに諏方神社から、山手線や広がる関東平野を見下ろす景色は、
一見の価値があると感じた。
おそらく江戸の頃なら、
遥か彼方まで広がる江戸の町を一望できたのではないかと思う。
たまたま訪れた神社では、いつもココに来れたことを感謝してお詣りをする。
神様には一言お願いして、写真を撮ったりする。

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まだ町歩きは始まったばかりなのに、とても気になる看板を見つけた。
swiss mini・・・どんなところなんだろうと覗いてみると、
いきなりアルプスに来たような、立派なログハウスが見えた。
この店でお茶と手作りパンで、ちょっと遅めの朝食をいただくことにした。
ちょうどウッドデッキにもテーブルがいくつか並んでいて、
ちょっとしたオープンカフェを楽しむことが出来る。

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店内でパンを選んで、外で待っていると、
大変なことに気が付いた。
さっきまで持っていた携帯がないのだ!
えっ、どっかで落とした?
置いてきた?
お店の方に事情を話して、探しにさっき来た道を戻った。
諏方神社では写メを撮った記憶があるので、
多分、境内の何処かにあるはず・・・。

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しかしながら携帯は見つからない。
一旦、swiss miniに戻ることにした。
お店の方に電話をお借りし、鳴らしてみたが、
近くで音はしなかった。
何度目かのコールで、もしもしという声が聞こえた。
「もしかしてこの携帯の持ち主の方ですか?」

「はい、そうです」

「神社の社務所でお預かりしています」

あぁ、良かったぁ!
すぐに神社の社務所に行き、
無事に携帯が戻って来たのだった。
下町散策はそんなありたがいスタートとなった。

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昔ながらのやり方で一枚一枚手焼きしているおせんべい屋さんです。

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2015年10月03日

永田 萠さんに魅かれた日

1983年2月13日
たつやは表参道のクレヨンハウスという書店にいた。
なぜこの店に入ったのかは、記憶にないが、
この日出合った一冊の画集に心奪われた。

永田萠画集―
たまゆら

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表紙の絵に魅かれて、本を手に取った。
左手に本を乗せ、右手で最初の頁をめくった。
そこには着物を着た女の子。
背中には蝶の羽が付いていて、
その後ろには花の絵が描かれていた。

何と美しい色の絵なんだろう!

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右の頁にはちょっと悲しい詩が書かれていた。



遠いあの日
連れていけないことを 許してほしいと
愛しい人は おもてをふせた・・・

たとえ 連れていくと言われても
ついてはゆけないわたしは
胸のうちで 自分を責めていた・・・

わたしの心といっしょに旅立ったあの人は
それきり もどらない

わたしの心も 帰ってこない

心のない娘は
歳とることも 死ぬこともできず
こうやって
気の遠くなるほど 長い時間を
漂っているしかないのです
わたしの名前はたまゆら
もうずっと 十九歳のままです





そのままレジへ行って1800円のこの本を買った。
帰ってから、何度も絵や文章を読み反した。
その日から永田萠さんという方のファンになった。

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その本を買って、半年ほど経ったある日、
東京の情報誌のギャラリーイベントの頁に、
『永田萠原画展・・・CDCメルヘンギャラリー』
という文字を見つけた。

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当時、たつやは24歳。
東京での学生生活最後の年だった。
専門学校を卒業して、このまま福井に帰ったら、
映画や音楽ライブやプロレスや演劇、美術館、ギャラリー
などとは縁遠くなってしまうという想いが強かった。
なので最後の一年間はある意味とても充実していた。
学校が休みの日は、必ず何処かの映画館かギャラリーなどにいた。
大好きだったプロレス会場にも足を運んだし、
キースジャレットの武道館ライブにも行った。

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CDCメルヘンギャラリーは神田にあった。
当時、たつやが通っていた印刷の専門学校からは、
バイクで10分もかからないところにあった。
確か2.3週間の開催だったと記憶しているが、
ほぼ毎日のように通った。
そして最終の日曜日に、永田萠さんがギャラリーに来て、
サイン会をするという情報を知り、
前日にかなり長い文章のファンレターを書いた。

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何を書いたのは覚えていないけど、
憧れの人にやっと会えるという胸の高鳴りがあって、
もしかすると半分ラブレターのような内容だったかもしれない。

ドキドキしながら、順番を待っていたこと、
大ファンです!と言って顔から汗がど〜っと出たこと、
握手をした時の柔らかくて小さな手の感触は、
今でもはっきり覚えている。

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どちらかと言えば、いや絶対的に
永田萠さんの絵は女性が魅かれるのだと思う。
だけど、何故かたつやは強烈に魅かれた。

原画は一部、CDCメルヘンギャラリーでも販売していたが、
一番安くて10万円。
学生の立場で買えるはずもなく、涙を飲んだ。

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先日、東京に行って神田神保町を歩いた時、
CDCメルヘンギャラリーの場所を思い出した。
近くまで行ったが、町の様子も変わっているし、
そういうギャラリーは見当たらなかった。
ネットで調べてみると、今はもう存在しないようだった。




久しぶりに永田萌さんの『たまゆら』と『花待月に』を出してみた。
頁を開くと、あの日の感動を思い出した。
やっぱり素晴らしい絵と繊細な文章。。。

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バイクを乗り回して、麻雀とプロレスが大好きだったけど、
こんな感性が若い頃のたつやにあったことに、
ちょっぴり新鮮な驚きと共に、少しだけ誇りに思います。

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今度、神戸北野美術館(永田萠さんの原画を常設展示する美術館)
でも行ってみようかな。





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2015年10月04日

たつやのトウキョウ見聞録・朝倉彫塑館

西日暮里から坂を上がって、谷中方面を散策していると、
左手に大きな黒い建物が見えた。
屋上には、ブロンズの彫刻が設置され、
たつやを見下ろしていた。

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建物の門には、『朝倉彫塑館』と書かれていた。
どうやらここは有名な彫刻家のアトリエ兼住宅らしい。
お恥ずかしい話だが、その彫刻家、朝倉文夫のことは知らなかった。
看板の説明書きを読んでみると、
明治から昭和にかけて活躍した彫刻・彫塑家であった。
この建物は昭和3年に着工し、完成したのは昭和10年。

ということは完成まで7年を費やした?

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朝倉彫塑館は美術館になっているので、
一般入館料500円を払って、中に入った。
昭和初期の建物の風情がそっくりそのまま残っている。
鉄筋コンクリート作りのアトリエの一階には、
朝倉文夫の作品が並べられている。

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たつやは今までにじっくり彫刻を見ることはあまりなかったが、
これらの作品には本当に心魅かれた。
今にも動き出すかのような躍動感。
若い男の人や女性の裸像は、
ヒトとしてのカタチの美しさを伝えてくれる。
若い頃には感じなかった若いということへの眩しさを感じた。

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鉄筋コンクリートの建物の内装は、すべて洋式である。
本が2階吹き抜けの高さまで、4つの壁に沿って、
並べられている部屋がある。
いったいどれだけの読書家だったのだろう・・・。
と同時に、
上の方の蔵書を取り出すにはどうやったのだろう?
という素朴な疑問も湧いてきた。

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続いて、数寄屋造りの自宅を見学したのだが、
もうここはとっても文字で表現が出来ない。
最初に完成まで7年?と思ったことが、この造りを見て納得した。
贅を尽くした・・・という言葉があるが、
この建物以上の建造物を見たことがなかった。
いろいろと説明したいが、
建物の内部や作品の写真撮影は禁止されていることもあって、
とてもブログで伝えることは不可能だ。

もし東京に行く機会があれば、是非訪れてみて欲しい。
特に建築関係やデザイン関係、美術関係の人には見て欲しいと思う。

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朝倉彫塑館は朝倉文夫のアトリエと住宅から成り立っているが、
朝倉自らが設計し、細部に至るまで様々な工夫を凝らしている。
設計士=施主=スポンサーだからこそ成し得た建物なのだと感じた。

朝倉はここを「朝倉彫塑塾」と命名し、芸術家の育成に力を注いだそうだ。
このアトリエには何人もの弟子が住み込みで勉強していたらしい。
こんな環境の中で素晴らしい先生に教えてもらえたお弟子さんは、
幸せだったろうなぁ。。。

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また屋上は庭園になっている。
今では屋上の緑化とか菜園といったことも珍しくなくなったが、
朝倉は昭和初期から、家族や弟子たちの食べる野菜を作っていたらしい。
大きなオリーブの木が印象的だった。
さっき下から眺めたブロンズの像は、この位置から下を眺めていた。
この数寄屋作りの自宅を観終わって、
いったいどれくらいのお金がかかったのだろう?
その収入源はどこだったのだろう?
といういささか邪推な疑問を持った。

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朝倉文夫という人は、人物彫刻を500とも600とも制作しているという。
その大部分がオーダーメイドというカタチで作っている。
当時、そういう依頼をすることが出来たのは、
実業家やハイクラスの暮らしをしていた人たちなのだろう。

例えば、一体500万円として、500体で25億・・・
だとすればこのアトリエと住宅で10億くらいかかっても大丈夫か・・・

最後はお金の話になってしまいましたが、
本当に素晴らしい建築物で感激しました。
朝倉彫塑館、
東京タワーもスカイツリーもいいけど、
お江戸に行かれたら、行ってみてください!

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朝倉 文夫(あさくら ふみお)
1883年(明治16年)3月1日 - 1964年(昭和39年)4月18日
は明治から昭和の彫刻家(彫塑家)である。
号は紅塐(こうそ)。
「東洋のロダン」と呼ばれた。
舞台美術家・画家の朝倉摂(摂子)は長女、彫刻家の朝倉響子は次女。

朝倉彫塑館
東京都台東区谷中7-18-10
03-3821-4549
http://www.taitocity.net/taito/asakura/







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ラベル:東京 ギャラリー
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2015年10月05日

たつやのトウキョウ見聞録・岡本太郎とピカソ

たつやさん、また東京行ってるの?
と聞かれることが時々ありますが、
8月と9月に行った東京でのことを何日にも分けてブログに書いています。
なので、ちゃんと福井にいますよ^^

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花のお江戸は面白い!
まず車に乗って出歩くことがないので、必然的に電車と徒歩というのが日常だ。
それに少し地理的に慣れてくると、違う路線をいくつも乗り継いで、
気が付くと、すぐに何百円とかかってしまう交通費を節約するために、
グーグルマップなどを使って、歩くことが増える。
JRだけを使うとか、東京メトロだけを使う・・・といったルールを作れば、
交通費はかなり節約できることがわかった。

自転車とか原付があれば、都内ならかなり行動範囲が増えるので、
もし次に行く機会があれば、レンタルも考えてみたいと思っている。

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さて歩くことで、面白い景色や店に出会える確率は飛躍的に高くなる。
まちぶらの楽しさは、田舎の町とはまったく違うが、
知らない町を歩くという点では、どちらも魅力的だ。

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田舎者のたつやにすれば、井の頭線の渋谷駅に行って、
岡本太郎の巨大壁画『明日の神話』を初めて見た。
これがメキシコで何十年も行方がわかっていなかったということや
岡本太郎の最高傑作で、原爆をイメージして作られたというエピソードを
10年ほど前に興味深く新聞記事を良く覚えていた。

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立ち止まって、壁画をじっくり見ようと思ったが、
誰一人として立ち止まる人はいない。
常に人の波が押し寄せてきて、
全体を見渡せる場所に立つことさえ許されないような状況だった。
壁画が設置されてから、もう7年も経っているし、
この駅を利用する人にとっては、
毎日見る風景の一部となっているのだろうか。

それでもなお、この壁画からは圧倒的エネルギーが放たれていた。

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公式HPより
「壁画について」岡本敏子

『明日の神話』は原爆の炸裂する瞬間を描いた、
岡本太郎の最大、最高の傑作である。
猛烈な破壊力を持つ凶悪なきのこ雲はむくむくと増殖し、
その下で骸骨が燃えあがっている。悲惨な残酷な瞬間。
逃げまどう無辜の生きものたち。
虫も魚も動物も、わらわらと画面の外に逃げ出そうと、
健気に力をふりしぼっている。
第五福竜丸は何も知らずに、死の灰を浴びながら鮪を引っ張っている。
中心に燃えあがる骸骨の背後にも、シルエットになって、
亡者の行列が小さな炎を噴きあげながら無限に続いてゆく。
その上に更に襲いかかる凶々しい黒い雲。
悲劇の世界だ。
だがこれはいわゆる原爆図のように、ただ惨めな、
酷い、被害者の絵ではない。
燃えあがる骸骨の、何という美しさ、高貴さ。
巨大画面を圧してひろがる炎の舞の、優美とさえ言いたくなる鮮烈な赤。
にょきにょき増殖してゆくきのこ雲も、
末端の方は生まれたばかりの赤ちゃんだから、無邪気な顔で、
びっくりしたように下界を見つめている。
外に向かって激しく放射する構図。強烈な原色。
画面全体が哄笑している。悲劇に負けていない。
あの凶々しい破壊の力が炸裂した瞬間に、
それと拮抗する激しさ、力強さで人間の誇り、純粋な憤りが燃えあがる。
タイトル『明日の神話』は象徴的だ。
その瞬間は、死と、破壊と、不毛だけをまき散らしたのではない。
残酷な悲劇を内包しながら、その瞬間、
誇らかに『明日の神話』が生まれるのだ。
岡本太郎はそう信じた。この絵は彼の痛切なメッセージだ。
絵でなければ表現できない、伝えられない、純一・透明な叫びだ。
この純粋さ。リリカルと言いたいほど切々と激しい。
二十一世紀は行方の見えない不安定な時代だ。
テロ、報復、果てしない殺戮、核拡散、ウィルスは不気味にひろがり、
地球は回復不能な破滅の道につき進んでいるように見える。
こういう時代に、この絵が発するメッセージは強く、鋭い。
負けないぞ。絵全体が高らかに哄笑し、誇り高く炸裂している。


http://www.1101.com/asunoshinwa/asunoshinwa.html

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渋谷から表参道へ歩いていると、岡本太郎のこどもの樹という
モニュメントを見つけた。
大きな木から、枝分かれした先がこどもの顔となっている。
表情も色も様々で、世界各国のこどものように思えた。
『明日の神話』とかのイメージと違って、
とても穏やかで楽しい作品だった。
大きな木のエネルギーと、
こどもたちの無限のエネルギーや可能性を
ひとつの作品にしたのだと思う。

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子どもたちに表情豊かに語りかける樹
子どもの造形活動に深い関心を寄せ、
様々な活動をした岡本太郎が「こどもの城」のシンボルとして制作した作品です。
作品から飛びだすいくつもの顔は、それぞれが表情豊かに語りかけてきます。
「人間はその数だけ、それぞれ、その姿のまま、誇らしくなければならない。」
と太郎がいうように、子どもたち一人一人が個性を発揮し、
のびのびと自由に生きる姿を表現したのでしょう。

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東京駅近くの丸の内OAZOの一階にあったピカソのゲルニカの複製画。

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岡本太郎とピカソ、とちらも偶然に見たのですが、
世界の巨匠が二人ともが『反戦』をテーマに
凄い作品を残しているという強烈な印象がたつやの中に残りました。




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2015年10月06日

Gamadan・石田屋(レストラン編)

たつやにとってこんな嬉しいことはなかった。
それはたつやが大好きだったお店のシェフとの再会だったから。

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小松市郊外にデリカテッセン・レアールというお店があった。
最初この店を教えてくれたのは、ガッツさん、もう6年近く前のことだ。
シェフがバイク好きで、たつやが乗っているkawasaki Z2が一番!
と言ってるとガッツさんから聴いて、
このシェフは絶対に素晴らしい人だと確信したのだった。

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いつ行っても美味しいフレンチ食材をテイクアウト出来るし、
彼が手がけるドレッシングやオリーブオイルなどは、
ちょっとした料理にかけるだけで、絶品フレンチになってしまうという
魔法の調味料で、とても重宝した。
その後、イートインが出来るビストロレアールとしてリニュアルして、
時折、ランチを食べに行っていたが、その後閉店してしまい、
福井シェフのあの美味しい料理を食べる機会を失ってしまった。

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しかし腕のあるシェフだから、何処かで復活すると信じていたら、
本当に素敵な出会いがつながって、素晴らしいレストランの
シェフとして、今年、復活したのだ!
しかもこのレストランを経営しているのは、
金沢では超有名なふとん店『石田屋』さん。

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gamadan・石田屋は
ロケーションも建物も、中にある調度品も、
レストランもそしてスタッフさんもすべてが洗練されていて、
お客さんを非日常の世界にいざなってくれる。

Gamadanは、寝具を体験出来るショップ空間が奥にあるが、
レストランを通らないと、その空間には行けない設計になっている。
なので、お客さんは必然的にレストランを通ることになるが、
その雰囲気があまりにも素敵なので、食事やお茶をする人も多い。
もちろん、レストランだけの利用のお客様はひっきりなしにやってくる。
オープンしてすぐに人気店になったこともあって、
予約をしないと食べられない場合もあるとのこと。
たつやは前もって、再会する福井シェフに連絡を取って、予約を入れておいた。

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gamadanは、その特徴的な建物ですぐに分かった。
お店横の駐車場すら超オシャレ!
しかし満車。。。
第2、第3、第4とか駐車場が裏通りにある。
入口の反対側には、それもオシャレなガーデンやさんがある。
中にあった観葉植物などを見せてもらったが、
その元気良さがとても印象的だった。
どれもがイキイキと、葉っぱ一枚一枚が輝いているのだ。

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さていよいよレストランに入った。
名前を言うと、窓際の席に案内してくれた。
テーブルには、たつやの名前が書かれたウエルカムカードが置いてあった。
席からは、厨房の入口が少し見える。
福井シェフがこちらをチラリと見た。
あぁ、とってもいい顔してる!
やっぱりここに来て良かったんだ。

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メニューの中から、選んだのは
『七十二候めぐり飯(税別2000円)』
一年を24に分けて「二十四節気」で表現することがあるが、
そこからさらに細かく分けたのが「七十二候」で、
このコースは七十二候に沿って、旬の献立が出される。
もうこのコンセプトだけで、うれしくなってくる。

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やがて運ばれてきた品々。
(Gamadanに行ったのは7月)
ずっと食べたかった福井シェフの料理が運ばれて来るのは、
幸せという二文字以外、見つかりません。
一口、一口、ゆっくりゆっくりいただきました。
もう、めっちゃ旨いし〜^^

カボチャももったいないので、皮も全部いただきました^^

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大満足で、あまりの幸せにぼ〜っとしていたら、
隣に福井シェフが立っていました。
「たつやさ〜ん、お久しぶり〜、ありがと〜」
ハグしながら、
「シェフ〜、会いたかったわぁ、めっちゃ美味しかったぁ〜」
再会を喜んだ2人でした。

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Gamadan(ガマダン)
石川県金沢市高尾3-4-1
076-298-7800
営業時間 10時〜19時
定休日:火曜日







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記事:2525
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2015年10月08日

Gamadan・石田屋(ショップ編)

Gamadan・石田屋は、レストランを併設していて、
その奥に体験ゾーンとショップがありました。
この日は友人がたつやをオーナーさんご夫妻に紹介してくださるという
ありがたい連絡をもらっていたので、多少緊張して出かけました。

福井シェフの美味しいランチをいただいた後、
石田屋の会長、田中和昭さまと、社長の田中佳美さまご夫妻と、
初めてお会いしました。
オーナーご夫妻自ら、お店をご案内してくださいます。

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しばらくいろんなお話をさせていただいたのですが、
初めてお会いしたにも関わらず、
ずっと前から知り合いだったような感じがしていました。
それはたつやだけの感覚だと思っていたのですが、
帰り際に田中会長が、同じような感想をおっしゃってくださいました。
普段ではなかなかお会い出来ない方なのに、
とても気さくで、元気いっぱいで、とても魅力的なご夫妻でした。

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その後、お店を案内していただいたのですが、
たつやはそのあまりにも洗練された空間と、センスの良さに
ただただ感心するばかりでした。

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石田屋さんは寝具を扱うお店なのですが、
ガマダンの奥にあったスペースは、
たつやが想像していた空間とは、まったく違いました。
予想を覆す・・・それはとてもいい意味での裏切りでした。
商品がほとんどないのです。
わずかに寝具関係のものと地元の作家さんが作っている小物を
置いてあるだけでした。
ある意味、ものすごく贅沢な空間の使い方です。

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中でも一番驚いたのは、その空間の心地よさでした。
このガマダン自体が、すごいエネルギーを発している場所でした。
体験で、石田屋さんが扱っているベッドで寝てみたのですが、
その瞬間に、天から神社などで感じる
眉間を貫くエネルギーのようなものを感じたのです。

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うわぁ、めっちゃ気持ちいい! 
えっ? なにコレ? 凄い!

思わず呟いてしまいました。
ベッドや寝具の心地良さは
それこそ雲の上で寝ている(寝たことはないけど^^;)ごとく、
生まれて初めて経験したことでした。

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とにかく、今までに経験したことのない心地良さです。
ベッドや寝具のお値段をお聞きすると、安くない金額でしたが、
これなら納得して買われる方も多いのだと思いました。

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このガマダンは土地の波動が素晴らしい!と感じたのですが、
どうやらそれは意図して、設計施工されていることを知りました。
石田屋だけに石が好きなんです
田中会長はニコニコ笑いながらお話しされます。

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某神社の鳥居の敷石が飾られていたり、
入口には石と石をつなぐために使われる青銅製の千切りが
オブジェとして飾られいましたが、
その存在感は圧倒的でもありました。
ガーデンで使っている石にもさまざまなこだわりがあるようです。

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最初にグリーンを扱っているお店に入った時に、
その植物たちがあまりにもイキイキしていることに驚いたのですが、
その秘密は、そういう理由があったことなのだと、
妙に納得しました。

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ガマダンは、レストランといいショップといい、
オーナーご夫妻やスタッフさんも素晴らしく、
本当に感動しました。

また近いうちに是非、行きたいと考えています。

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Gamadan(ガマダン)
石川県金沢市高尾3-4-1
076-298-7800
営業時間 10時〜19時
定休日:火曜日







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2015年10月09日

お彼岸の篠座神社(しのくらじんじゃ)@大野市

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篠座神社HPよりお借りしています。


今年の7月10日に大野市にある歴史ある延喜式神社『篠座神社』を訪ねた。
すぐ近くに友人のカフェがあり、その帰りに少し歩いてみたのだが、
その参道の長さに驚いたのと、神社の境内の心地よさがとても印象的だった。
そのことをブログに書いたのは7月14日のことだった。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/422303373.html

時、同じくして、7月15日に聖地学を研究している『レイラインハンター』の著者、
内田一成氏が、プライベートな用事で鯖江に来られた。

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内田氏が鯖江に滞在していたのは3日間という短い時間だったが、
彼が調べているレイラインについての話を目の前で聴けるなんていうチャンスは、
滅多にないので、興味を持ってくれそうな友人に連絡を取って、
内田さんの話をお酒でも飲みながらゆっくり聴こうという会を企画した。

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誘った友人の中に、某新聞社に勤めるSさんという人がいた。
とても興味があって行きたいのだけど、仕事の都合でどうしても行けない。
だけど僕の親友が絶対に聴きたい内容だから紹介してもいいかと聴いてきた。

もちろんいいよ!と伝えると、その人は、
「たつやさんがちょっと前にブログに書いていた篠座神社の息子さんです」
言われて驚いた。
一方、内田さんもたつやが書いた篠座神社の記事に興味を持って、
デジタルマップで篠座神社の向いている方向を調べていたのだった。

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そんな2人は必然的に出会う運命にあったのだと感じた。
そしてその夜は篠座神社の参道がどういう方向を向いているかなどを中心に、
いろんな話が広がり、あっという間に時が過ぎて行った。
その出会いきっかけとなって、内田さんはこのようなブログを書いている。
http://obtweb.typepad.jp/obt/2015/07/shinokura.html

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実はその時に、内田一成さんの話を福井の人たちに
じっくり聴いてもらえるといいよね、という話になりました。
それが来週末(10月17日)に企画している
聖地学研究者『レイラインハンター』著者、内田一成氏
ワークショップ&講演会の話につながったのでした。

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イベント詳細は前回のブログ
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/426706838.html
またはフェイスブックイベントページ
https://www.facebook.com/events/694077827359314/
をご参照ください。

※講演会はまだまだ席に余裕がありますので、是非いらしてくださいませ。

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さて、篠座神社の長い参道の秘密を探るべく(ちょっと大げさですが^^;)
お彼岸の9月23日に大野市の篠座神社へ行って来ました。
参道からまっすぐ正面の御神山、飯降山の頂上に太陽が沈むのです。
これは年に2回、春分の日と秋分の日だけです。

なので、参道はきっちり東西のラインを差していると思っていたのですが、
ほんの数度、ラインがずれているのでした。
その謎は、内田さんのブログで明らかにされています。

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内田一成氏のブログより抜粋
篠座神社の本殿自体も参道と同じ方向を向いているのだが、
それは背後に御神体山である飯降山を背負う形になっているからだった。
参道から拝殿、本殿に相対すると、その背後には飯降山が重なって見える。
春分と秋分の日の夕日はその頂上に沈んでいくのだ。

平地であれば、春分と秋分の太陽は真西=方位角270°に沈んでいく。
ところが、そこに山があると、日は平地よりも早く、
真西よりもやや南の方向に沈む形になるわけだ。

篠座神社と背後の飯降山との距離は2.9kmあまり、標高差は800mある。
篠座神社から飯降山頂上を見た時の仰角は14.9°になる。
これを計算に入れると、春分・秋分の日の入方向はちょうど南に10°偏移して260°になる。
これは参道の向きと篠座神社と飯降山の位置関係に一致する。
猪島氏は御神体山の頂上に沈んでいく太陽の写真を見せてくれたが、
それがとても神々しかった。
その光景を自分の目で見て、日想観に浸りたいと思ったのだ。

内田さんはこのように書いていらっしゃいました。





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たつやはこの日、自分の目で飯降山の頂上に沈む夕陽を確認したくて、
出かけて行きました。
そしてもしかすると篠座神社さんのHPに掲載されているような
あの神々しい写真が撮れないだろうかという淡い期待がありました。
が・・・たつやにはごく普通の写真しか撮れませんでした^^;

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境内には大勢の人が集まって夕陽が沈む一大スペクタクルを見守っていました。
テレビ局も来ていたのには、少々驚きましたが。
境内では、大野市の名店『美濃喜』のおはぎが配られていました。
子どもさん用ですと言って配っていたのですが、
かなり余ったようで、たつやのところにもお裾分けが^^
これが美味しいのなんのって♪
結局、太陽が沈む神々しい光景よりも
このおはぎの美味しさの方が良く覚えているっていう辺りが
たつやなんですね(笑)

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さてさて、10月17日午後3時から鯖江市文化センター視聴覚室にて、
内田一成さんの講演会です。
おはぎは出ませんが、とても興味深く楽しいお話が聴けますので、
お時間のある方は是非、いらしてくださいませ。
聴きたいという方は、
出来れば、下記アドレスにお名前と連絡先と人数をお知らせいただくと幸いです。
junchan.p@vega.ocn.ne.jp

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時折、この手の講師はスピリッチュアル系の人ですか?
と聞かれることがありますが、まったく違います。
内田さんもたつやもまともな人です(笑)







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記事:2527
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2015年10月11日

いもきんつばの季節

仲秋の名月・・・
日本人はどうしてこんなに繊細な感性を持っているのだろう。
こうして秋の訪れを実感する。
お団子とすすきでお月見。

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毎年、仲秋の名月は意識して眺めているが、
今年は翌日はスーパームーンということで、
2日続けて、結構長い時間、空を見上げていた。
めっきり朝晩が涼しくなったので、
薄着で外にいると、気が付くと体が冷えている。

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雲の中を行き来する月を見てると、
(正確には雲が動いているのだけど)
同じようでそうでない写真が撮れるので、
結構な数のシャッターを切っている。




さてこの季節になると、食べたくなるある和菓子がある。
大野市七間にある伊藤順和堂の『いもきんつば』だ。
季節商品で、ちょうど9月からの販売の時期と重なる。
このいもきんつばを知ったのは、もう20年近く前にで、
父がなかよしだった近所の友達からものが初めての出合だった。
一口食べて、おっ!コレいけるやん^^
20年前のたつやは甘いモノがさほど好きではなかったが、
このいもきんつばはとても口にあった。

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以来、毎年のように秋のこの季節になると、
大野市まで行って買い求めている。
値段も手頃なので、ちょっとしたお土産にも喜ばれる。
女性からの反応はすこぶるいいので、
下手なスイーツを持って行くより印象に残るみたい。

たつやさんって素敵〜♡となる(笑)

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店頭では最後の仕上げの工程を見ることが出来る。
おじちゃんではなく、美しい女性が焼いてるのは、
店側としてもちゃんと考えてるのかもしれないなぁ^^
なので、その場で出来立てほやほやの
あったかいいもきんつばを食べることも出来る。
ふたつに割ると、きれいな黄色。
半分を口に入れると、ほんのりあったかいイモが、
口の中で広がり、やがて甘味を感じる。

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毎年最初にこれを食べると本格的秋なんだなぁといつも思う。

このいもきんつばは地元、大野市周辺で採れたサツマイモを使い、
9月から2月辺りまでの限定販売となるので、
いもきんつばファンは、この月を待ち侘びているみたいです。
週末になると、お昼過ぎに売り切れることもあるらしく、
確実の買いたい場合は、通販かお店には午前中に行くのが確実です。

場所は朝市で有名な七間通りにあります。
そうそうこの朝市で売ってる野菜やお花はとてもいいです。
何と言っても水のきれいな大野で採れたものばかりで、
美味しくて新鮮で安いという3拍子揃っているので、
たつやも大野へ行くと必ず野菜類も買って帰ります。

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いもきんつばは、1個140円(税込)です。
昨シーズンまで130円だったのですが、
原材料費が上がってるから仕方ないのでしょうね。。。

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伊藤順和堂
福井県大野市元町9-21
0779-66−2125
営業時間:8時〜18時
無休






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記事:2528
ラベル:大野市 和菓子
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2015年10月12日

東郷 川床レストラン 〜地酒と食のマリアージュ〜

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福井市東の米どころ「東郷地区」。
こののどかなエリアに3つもの酒蔵が集中していることは非常に珍しく、
まさにお米と水が美味しい証拠でもあります。
そんなまちのメーンストリートを流れる堂田川に
この日限りの風情豊かな川床レストランをしつらえます。
限定16名様に味わっていただきますのは、
東郷地区の人々に長年愛され続ける地元料理屋さんが
この日のために一堂に会してできた12品の料理と、
3つの酒蔵から選ばれた日本酒とのマリアージュ。
久保田酒店(鯖江市)の女将、久保田桐子さんによる
お酒の解説やお料理とお酒をより深く味わうための
レクチャーもぜひお楽しみください。

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フェイスブックではたくさんのイベント案内が掲載されているが、
この川床レストランというのに、すごく魅かれた。
行こうかどうか迷っているうちに、限定16名なので、
あっという間に定員に達してしまっていた。

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ま、お酒飲めないし、仕方ないか・・・
と自分で自分に言い聞かせて納得させていたが、
3日前にそのイベントを開いてみると、
キャンセルが出たので、急遽1名募集します。
というコメントが出ていた。
おっ!これは神さまからのプレゼントだ♪
と直ぐに参加申し込みをした。

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東郷の町はとても魅力溢れるところで、
町の中心の道の真ん中に川が流れている。
ほんの小さな川だけど、清らかな流れが心地よい。
それに何と言っても、東郷の人たちの何とも言えない温かさ、
それにパワフルな人が実に多い。
水がとてもきれいなところなので、米どころとしても有名で、
この地で採れたお米で作ったおにぎりは最高に美味しい。
また東郷は決して広いエリアではないのに、
この水を使った素晴らしい日本酒を作っている蔵元が
3箇所もあるのだ。

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たつやはまったく飲めないにも関わらず、
いずれの酒蔵も訪れたことがあるし、お酒も購入している。
この川床レストランでは、その3種類のお酒が楽しめる。
青木蘭麝堂の蘭麝酒(らんじゃしゅ)
これは薬用のお酒で、昔から健康長寿の酒として飲まれている。
安本酒造の純米吟醸毛利酒造の特別純米酒毛利の3種類だ。

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飲めない人用にちゃんとノンアルコールも用意されている。
これまたオシャレな2品。
一乗谷ジンジャエールとスパークリングワイン(ノンアルコール)

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出された料理がこれまた東郷オールスターズが作った品々が14種類。
胡麻豆腐・あさひ屋の厚揚げ、毘沙門寿司のだし巻き玉子、
角ます屋のお刺身本日のおすすめ、トックリ軒のひね足、
さといもの胡麻和え、沢庵の煮たの、生姜の佃煮、
福井産甘海老のフライ、蛸の酢の物。
それに東郷まいたけのお吸い物、東郷米の塩おつくねと赤飯おつくね、
毘沙門寿司のまかない寿司が付いてきた。
最後のデザートは東郷ミルクアイスに手作りジャムを乗せて。

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いやはやすべてが美味しかった!
まぼろしのあさひ屋の厚揚げを食べられたのは、
このイベントに参加したからの他ならない。
おばあちゃん一人が、気が向いた日(週に一日くらいらしい)
薪で炊いて、わずかな量の油揚げを作っている。
欲しくても手に入らないまぼろしの厚揚げなのである。

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トックリ軒や毘沙門寿司、角ます屋が作った一品もさすがである。
他の手作りのお惣菜も本当に丁寧に作られていて実に美味しかった。

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このイベントは東郷の若い人たちのグループが
企画運営してくれたのだが、食を楽しむのは勿論、
ちゃんとしたまちづくりの想いがつまったとてもいい企画だった。

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季節のいい時、限定3か月とかで、
毎週末、様々なジャンルの料理人を呼んで、
こんな食事会を企画してくれたらいいと思う。
ちゃんと採算ベースに乗せることも十分可能だし、
発信力の強いイベントになるはずである。

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しっかしこの手の美味しいイベントは、
女性の参加者が圧倒的に多いですね。
フェイスブックで呼びかけたイベントだったので、
知ってる方もちらほらいらっしゃいました。

美味しく楽しく、勉強になった一日でした。
うん、やっぱり東郷の人は熱いわ!






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2015年10月15日

東郷の想い出『ナナ・イロとの出会い』

2008年6月21日
今にも泣き出しそうな空の下で、ナナ・イロの出番を待っていた。
福井市東郷で行われていた「堂田川・せせらぎコンサート」。
この日、初めてナナ・イロの2人のライブを聴いて、心が躍った。
蒸し暑い空気を一変させた。
こんなに素敵な音楽を奏でる2人が福井にいたのだ!

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一ヶ月後の7月下旬には、たつや主催のナナ・イロライブと石窯パーティを企画し、
80人くらいの友だちが集まった。
調子に乗ったたつやは、その年の11月に無謀にも『ナナ・イロ初ワンマンライブ』を企画。
席数1000席を超える鯖江市文化センターは、11月4日超満員のお客さんで溢れた。
チケットを売るのに、どれだけのエネルギーを費やしたか?
今になって思えば、好きなこと・知らないことへの情熱と挑戦だった。

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その苦労をしていた時に、ナナ・イロを地区全体として応援してくれたのが、
この東郷地区の元気なおんちゃんたちだった。
今でもよく覚えているが、揃いのジャンバーを着て、
大きな横断幕を持って、ライブ会場に来てくれていた。
ライブ終了時には、花束を持ってステージに駆け寄ったのも、
東郷のおんちゃんたちだった。


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あれから7年。。。
今年も『川床Live at 堂田川』ナナ・イロのライブがあった。
やっぱり二人の音楽はいいな!
あいちゃんとみっちゃんの絶妙のコンビから生まれる音楽とトーク。
お客さんの心をがっちり掴んで、時には泣かせ、時には大笑いさせる・・・
ナナ・イロの音楽には愛が溢れているね。

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今年の夏に、ナナ・イロは福島県の学校を訪問してライブをした。
その時、ずっと企画運営してくれた先生が、奥さんと一緒に、
このライブを聴きに来られていたことにとても感動した。

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相変わらず東郷のおんちゃんたちは熱い!
それにナナ・イロを我が娘のように可愛がっている。
地区の人たち皆がひとつになって、こういうイベントを続けている。
素晴らしいな、東郷!

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今回は美味しい食事と楽しいライブと、ダブルで楽しませてもらいました。
ありがとうございました。







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2015年10月20日

越前こうじ屋本舗のプチ贅沢シリーズの実力

お友だちから、これちょっと食べてみて〜!
といただいた加工品が凄かった!
越前市でお菓子などの卸をしている神久商店さんが、
開発したという醤油麹を使ったプチ贅沢シリーズの3品だ。

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たつやはご縁があって、この神久商店さんの神谷社長と
何とかお会いする機会に恵まれ、これらの商品が出来るまでの、
お話を聞いていたので、最初に食べた時の美味しさは格別だった。
もともと麹漬けのモノが大好きなたつやなので、
地元の厳選された食材を使っての醤油麹漬けというだけで、
もう期待で胸がわくわくドキドキ^^

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福井県でも今庄や武生の一部で、古くからニシンと沢庵を漬けた漬物があり、
時折いただく機会があった。
これがまた絶品で、ニシンも沢庵もどちらも甲乙つけ難い美味しさなのだ。
発酵食品の素晴らしさは、昔ながらの日本料理を食べる度に感じるが、
麹菌の有り難さにいつも感謝している。

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神谷さんも今庄出身のおばあさんが漬けていたニシンと大根の漬物が好きで、
その味が忘れらずに、いつか再現したいと思っていた。
長年かけて、ようやくおばあちゃんのニシン漬けの味に近づいたと思ったが、
もう日本産のニシンがなかなか手に入らない時代になっていた。
商品化を考えた時に、アメリカ産のニシンで作っても、
それは地産地消でも何でもない、ただの麹漬けになってしまう。
どうせなら、完全に地産地消にこだわった商品開発をしようと、
試行錯誤を繰り返し、今回3種類のプチ贅沢シリーズが完成した。

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越前こうじ屋本舗として、
1.越前旨香豚の醤油麹漬け
2.日本海産するめいかの醤油麹漬け
3.福井健康鶏の醤油麹漬け
徹底的に地元にこだわって、麹は福井県産コシヒカリ、
醤油は福井県産丸大豆の本醸造、大吟醸酒粕を使用し、
醤油麹から自社生産している。
昔ながらの製法なので、一緒に野菜も漬け込むらしい。

保存料は着色料は一切使用していないこともうれしい。

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たつやはこれらを全部炭火でじっくり焼いて食べてみた。
焼き始めると同時に何とも言えない醤油と麹が焦げる香りが立ち、
もうそれだけでお酒の好きな人は一杯、飲めるだろうし、
ご飯好きの人はそれだけでご飯が食べられるかも知れない(笑)
旨香豚はバラ肉なので、炭火に油が落ちると、
バッと炎が上がり、また油が落ちて・・・
これを熱々のご飯の上に乗っけて、食べたら・・・
もう口の中が天国です^^

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鶏も旨みたっぷり。
本来の鶏肉の旨みが更に麹によって引き出されている。
スルメイカは、お酒の好きな方にはたまらないであろう一品に仕上がっている。

これらのプチ贅沢シリーズのうれしいところは、
味は超贅沢シリーズなのに、価格はプチなことなのです。
豚と鶏は何と580円(税抜)!
スルメイカは丸々一匹入っていて680円(税抜)
神谷社長はシリーズ5品目を目指して、後2品目を開発中とのこと。
それも楽しみにしています。

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たつやは数袋ずつ冷凍保存しています。
炭火が一番お勧めですが、フライパンでも美味しいです。
但し、匂いは結構残るので換気扇を回しながら焼きましょう!

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越前こうじ屋本舗
福井県越前市小野谷町14-1-14 株式会社 神久 内
お問い合わせや注文は0778-24-1470
FAX0778-243-7141
問合せはたつやのブログからとお伝えくださいませ。
多分、地方発送もしてくれると思います。







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記事:2531


ラベル:越前市
posted by たつたつ・たつや at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | グルメその他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月24日

内田一成講演会

3年前に最初に近畿の五芒星の地図を見た時の衝撃から、
一冊の本を買った。
内田一成氏の『レイラインハンター』

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まさかその本の著者、内田一成さんと出会って、お友だちになって、
鯖江で内田さんをお呼びしてワークショップと講演会を開催するなど、
まったく想像も出来なかった。

だから人生は面白い!
ありがたいことに、たつや自身、
そういうご縁をいただく機会に恵まれていると思うし、
それが例え、ちっちゃなご縁でも何とか育てたいと思う。
ずうずうしいのかも知れないけど、
待っていても開かないドアは、自ら開ける必要がある。
メールやフェイスブックでのやり取りをしたり、
上京した折には、お会いすることもあった。

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たつやが内田さんからお聞きした日本の神社仏閣に纏わる不思議な話、
それは主観的ではなく、レイラインという地図上の事実を客観的に捉えて、
古代の日本人が歩んだ道や、歴史文化を含めて、研究するものだった。
内田さんは毎年、3月2日に若狭で行われる神事『お水送り』に来られる。
たつやは昨年、今年と2回連続で話をお聞きする機会があり、
内田さんが水先案内人を勉めるツアーに参加した。

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福井県若狭にある常神半島の先っぽに小さな島がある。
その島「御神島」東経135度48分17秒という位置にある。
その島から真っ直ぐ南に一本の線を引くと、
線上に有名な神社仏閣が次々に現れてくる。
たつやがちょっと調べただけでも、こんな感じです。

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お水送り神事を行う若狭神宮寺は、東経135度46分58.7秒
直ぐ近くにある若狭姫神社東経135度46分42.5秒
若狭彦神社東経135度46分48.3秒

お水取りを行う奈良東大寺の二月堂は、東経135度50分23.4秒
鞍馬寺東経135度46分14.67秒
上賀茂神社東経135度45分10秒
下賀茂神社東経135度46分21秒
銀閣寺(慈照寺)東経135度47分53.7秒
八坂神社東経135度46分43秒
南禅寺東経135度47分39.8秒
平安神宮東経135度46分56秒
清水寺東経135度47分6.01秒
平等院東経135度48分27.69秒
薬師寺東経135度47分3.52秒
法隆寺東経135度44分3.02秒
橿原神宮東経135度47分10秒
玉置神社東経135度49分50秒
熊野本宮東経135度46分24.5秒
串本町潮岬東経135度45分45秒
潮岬の沖合1.8km先にある紀伊大島東経135度49分41秒

経度の1分は約1.5kmの距離なので、
一直線とは言えないかもしれないが、
地球上では一本の線上だと考える。

ここまで連なると単なる偶然とは思えない。

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10月17日土曜日、内田一成氏をお招きして、
鯖江市文化センターにて、ワークショップと講演会を開催した。
午前中のワークショップでは鯖江市にある延喜式神社、舟津神社に向かった。
参道がどの方向を向いているかを調べてみた。
舟津神社の参道は東を向いているが、真東からは少しずれていた。
恐らく舟津神社の前に見える三里山から春分・秋分の日に上る朝日と、
参道が一直線になるのではないかという推察に至った。
GPSやスマートフォンアプリを使ったハイテク機材での聖地の調査。
今までは、神社がどの方向を向いているとか、どこに位置しているかなどとは、
あまり考えたことがなかったが、このワークショップを機に意識することが出来た。

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午後からの講演会は、用意した椅子が満席になって、
追加の椅子を出すほど、たくさんの方に来ていただきました。
直前になったお誘いした方も大勢いらっしゃったのですが、
都合をつけて参加してくださったのはとてもうれしかったです。
やはりこういう聖地に関するお話だったので、
歴史や文化などに興味を持っている方が多く、
熱心な質疑応答もあって、大盛況のうちに終了しました。

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内田一成さんとのお付き合いは今後も続きます。
またこのような講演会を開催出来たらと考えています。
来年の3月2日には、また小浜のお水送り神事にいらっしゃいます。
お水送りを体験出来るツアーがありますので、
興味のある方は一緒に参加しませんか?
たつやまでご連絡ください。

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2015年10月26日

さくらのさくら焼き

子どもの頃から、粉ものが好きだった。
遥か昔の記憶を辿れば、10円玉を握りしめて行けば、
お祭りの屋台で薄い板で作った舟の器に、
タコヤキが3つ入って来た。

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若い人に言わせば、いったいいつの話?ってことになるのだろうが、
昭和40年代初頭はそんな金額だった。
とにかくお祭りが好きで、おじいちゃんにお小遣いをねだっては、
お祭りの神社の中を一日中遊びまわっていた。

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パチンコやスマートボールも大好きで、
何十円か払うとパチンコの玉をガチャガチャと音を立てて、
下の口から出てきた。
それを両手で受けて、パチンコ台に向かったものだ。






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さて、粉もの好きは、未だに続いていて、
時折、無性にお好み焼きやタコヤキが食べたくなる。
京都へ行くと必ず立ち寄るお好み焼きやさんがあるが、
地元、福井ではダントツにココがお気に入りだ。
さくらは夜遅くまでやっているので、
そういう点でもありがたい。

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お店は、それなりに長い間営業しているので、
多少古めかしいところもあるけど、
ココさくら『さくら焼き』が超絶品で、
行けば必ず注文する一品だ。
自分で焼くことも可能なのだろうが、
たつやはいつもマスターに焼いてもらう。
ステンレス製のチリトリのようなものに乗せて来ると、
鉄板テーブルの上に置きなおしてくれる。
どうしたらこんなにトロトロになるのか?
中のキャベツは甘味を帯びて、ソースとの相性が抜群なのだ。
一キレ、口に運べば、口の中に幸せが広がる。

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広島焼きもおすすめだ。
広島焼きと言えば、そば入りとかでボリュームがあって、お腹がいっぱい!
という印象があるが、さくらのそれはペロっと食べられる。

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他にいろんなメニューがあるのだが、
毎回、同じモノを注文してしまうたつや。
次回こそ、違うお好み焼きを食べようと思っているが、
99%さくら焼きを食べるのだろうな。

という訳で、どなたか一緒に行きませんか〜?
4.5人で行けばいろんなモノが食べられるからね^^

http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/137238562.html

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さくら(お好み焼き)
福井県福井市光陽2丁目27
0776-24-1023






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2015年10月28日

Cafe nic

寒い日は乗りたくないし、雨の日も乗りたくない。
雪の日は乗れないし、暑すぎても乗りたくない。
エアコンはないし、ナビも音楽もない。
だけどやっぱり降りられないオートバイ。

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暑くもないし、寒くもなくて、最高の青空が広がっていると、
どうしてもバイクに乗りたくなる。
どこへ行くのか?何しに行くのかなんていう目的はないけど、
ただバイクに跨って、自然の中を走るだけ。
普段は眠っていたバイク乗りの血が騒ぐのだろうか?
車では出さないスピードで峠越えのワインディングロードを走ると、
いつしか自分の年齢さえ忘れて、走りに熱中する。

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行くあてのないときのほとんどは海へ向かう。
越前町から旧越廼村までは、
適度なアップダウンとタイトなコーナーが続く山道で、
たつやにとっては走りなれた道であると同時に、
どこかホッとする田舎の風景が連続している。

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景色のいいところにバイクを停めて、
1978年生まれの彼女をモデルにして、写真を撮る。
御年37歳の美女は、未だにたつやを魅了してやまない。
新しいバイクではないので、重いし、パワーもそれほどないし、
うるさいし、燃費は悪いし、時速300kmで走れる訳ではないのだけど、
とにかくすべてが好き!
世界最高峰のデザインだと本気で思っている。

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旧越廼村から海岸線を北上すると、鮎川地区がある。
その右手に『Cafe nic』がある。
お店の前にはテラス席が設けられている。
うれしいことにバイクだけがお店の前に停めることが出来る。
マスターに聞くと、テラス席から海を見るのに、
バイクだったら邪魔にならない・・・ということだったが、
たつやにすれば自分の愛する彼女を眺めながら、
美味しいコーヒーを飲めることが何より嬉しかった。

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それを計算した訳でもなかったが、
たつやはちょうどバス停の看板のすぐ横に愛車を停めた。
青い空と青い海、赤いZ2とバス停の看板という組み合わせは、。
ファインダーから覗いて、絵になるな〜なんてひとりほくそ笑んでいた。

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たつやの他に横浜ナンバーのハーレーのカップルが来ていた。
テラス席で飲んでいたコーヒーがちょうどなくなる頃に、
二人が帰るために外に出てきた。

お気をつけて〜
笑顔を返してくれる。

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マスターは二人とバイクを記念撮影。
この写真はお店の中に飾ってあるマスターのハーレー
(1985年製造)に貼ってもらえるようだ。
マスターは道路に車が来ないかを確認して、
お二人を見送っていた。

テラス席からその様子をずっと眺めていたが、
ちょっとした心遣いやかける言葉が
マスターのお人柄の素晴らしさを感じることが出来た。

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たつやも帰り際に、彼女とのツーショットを撮ってもらいました。
もしかすると、この写真も
ニックのハーレーに貼ってもらえるかもしれません。

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バイクに乗り続ける限り、こんな一日は至福の時間です。
またニックへも行こうと思っています。

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Cafe nic
福井県福井市鮎川町19-9-4
0776-76-3058
営業時間:10時〜日没まで
定休日:水曜日







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posted by たつたつ・たつや at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 店グルメ・カフェ・パン・スイーツ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月29日

鉾島の鉾島神社

カフェニックで、美味しい珈琲を飲んだ後、
もうしばらく海岸線を三国方面まで走ることにした。
秋晴れのいいお天気で、お昼時は太陽が出て暖かい小春日和だった。
しかしながら最近は暗くなるのが早い。
5時過ぎには日没を迎えて、つるべ落としで暗くなるので、
4時頃には帰路に着こうと考えていた。

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何しろ歳を取ったので暗いのは苦手だし、
我が彼女も1978年生まれなので、
ヘッドライトはハロゲンながら、結構暗い。
くねくねの山越えの道をこのヘッドライトひとつで、
帰るのは、少しばかり心配していた。

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三国の道の駅辺りから、再び海岸線を南下し、
ニックの前を通り過ぎて、少しばかり走るの海側に
小さな鳥居があるのに気が付いて、バイクを停めた。
この場所が鉾島と呼ばれる場所だということは認識していたが、
この地に鳥居があることはこの日、初めて知った。
そういえば鉾島に渡るなんて、きっと何十年ぶりなのだ。

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停めた駐車場の横に鉾島に関する看板があった。
説明書きには、この島の一番上に、不動明王が安置されていて、
それは漁師さんが海で拾って、お告げでこの島の上に祠を建てて、
鉾島神社としてお祀りしているとのことだった。
若い頃にもこの看板を見ていたのかも知れないが、
その頃にはあまり興味を持たない内容だったかも。

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鳥居をくぐって島に渡ると、東尋坊での岩の形状と同じような、
柱状節理と呼ばれる岩が並んでいる。
鉾島は周囲80m、高さが50mの小さな島で、
柱状の岩が鉾を並べたように見えるので鉾島と呼ばれるようになった-。
どうしたらこのようなカタチの岩が並ぶのか不思議に思いながら、
祠がある一番上まで上がってみることにした。

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高さ50mとは言え、そこからの景色は想像を遥かに超えて
素晴らしい景観を観ること出来る。
祠の中を覗いてみると、中に石で出来た不動明王が安置されていたが、
胸から上が欠けていた。

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レイラインに興味を持ってからは、いつも神社やお寺が、
どの方向を向いているかが気になる。
鉾島神社はほぼ東を向いて建っている。
おそらく春分・秋分の日の太陽が正面に当たるように、
この祠が建てられていると想像出来る。
太陽が出る方向に山があるため、その分真東から、
ほんの少し南にずれているのだと思う。

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そういうのを想像すると、来年の春分の日は、早起きをして、
この鉾島神社の前で日の出を待つのも悪くないと思う。






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ラベル:福井市 神社仏閣
posted by たつたつ・たつや at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする