2015年02月23日

『実生窯』新藤聡子の世界

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お気に入りの急須とカップで入れたお茶を飲むのは、
ささやかでも、とても贅沢なひと時だと思うようになりました。
忙しい合間を縫って、ほっと一息つける時間を持てる余裕が少しあれば、
より豊かな人生になると思います。

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若い頃は、器は何でも良くて、安い海外製の食器でも良かったのですが、
この年になると、食事やお茶はお気に入りの器でいただきたいと思います。
もし、それが地元の越前焼の作家さんが作ったものであれば、尚更です。
それに、その作家さんがどんな方で、
どんな想いで作品を作っているかを知り得たら、
よりその器に愛情を持つことが出来ます。

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たつやは幸いなことに、
何人かの越前焼の作家さんとお友だちのように付き合ってもらっています。
その中のひとりに、実生窯新藤聡子さんがいらっしゃいます。

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たつやは一つの夢を持っています。
それは写真展を開催することです。
もともと人の写真、ポートレートが好きなのですが、
職人さんやものづくりをしている方に魅かれます。
写真展では、その人の写真とその人が作ったモノとを並べて、
人様に見ていただけたらいいなぁと願っています。

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実生窯さんを訪れた日は、
まだまだ雪が残る寒い日でした。
クルマに置いておいたカメラが冷たくなっていて、
お邪魔した時には、レンズが曇ってしまい、
すぐに写真を撮ることが出来ませんでした。

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それを知ってか知らずか、
新藤さんが珈琲を入れてくださいました。
手作りのプリンまでいただき、
しばらく陶芸にまつわる話を聞かせてもらいました。

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たつやは新藤さんの作品をいくつか購入して使っていますが、
何とも言えない温かさを感じます。
色合い、風合い、飲み口の触感、両手で包み込んだ時の感触、
重み、カタチ・・・そのどれもに優しさがあります。
この器でお茶やコーヒーを飲むだけで、とても幸せな気持ちになります。

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今回、お伺いしてお話を聞いたり、
実際に器を作っている現場を目の当たりにして、
その秘密がわかったような気がしました。
カタチが出来た半乾きの豆皿に一本一本削って凹凸を作ることを、
シノギというらしいですが、
その行程ひとつひとつを丁寧に、
そして穏やかな微笑みを浮かべて仕事をしています。

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だからあんなに優しい波動を持っている器になるんだ!


きっと新藤さんの器を買った人たちには、
様々なドラマが待ち受けているのだと思います。
器と共に残る思い出やエピソードは数えきれないほど、
知らない場所で増えて行ってるのだと思います。
家族の団欒の中の温かい想い出だったり、
一人暮らしの生活の中で勇気づけたれたり、
恋人同士の想い出の一ページだったり・・・
もしかして落ち込んでる人を救ってくれたり。

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新藤さんって、本当に器作りが好きなんだなぁ・・・。
ちょっと無理をお願いして撮影させていただきましたが、
ずっと楽しそうに仕事をされていました。

残念ながら今年のマルシェワンダーランドには出店されませんが、
5月末の陶芸祭には出店されるそうです。
実生窯ファンの方はずっと待っていたと思います。
たつやも新作が待ち遠しいです。

この日、シノギをしていた豆皿はちゃんと予約してきました^^

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実生窯さんのHP
http://mishougama.p1.bindsite.jp/







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posted by たつたつ・たつや at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | たつやの好きなモノ・生き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小浜の路地裏散策で見つけた喫茶店

知らない町をカメラ片手に歩く旅はとても楽しいです。
いろんな出会いが待っていてくれるものです。
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小春日和のある日、小浜漁港から街中まで歩く機会がありました。
このような機会があれば、たつやは街中の繁華街や大通りではなく、
一本も二本も裏通りを選んでのんびり歩くことが多いかもしれません。

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公園では小さな女の子2人とお父さんとおじいちゃんという
珍しい組み合わせの親子に出会いました。
太陽が温かく、外で遊んでいてもまったく寒くない日でした。
上の女の子は滑り台を一人で降りることが誇らしげで、
下の女の子は、ちょこちょこ走り回っていたけど、
まだまだ足元がおぼつかないといった感じの姉妹でした。

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公園を後に、裏通りを歩くことにしました。
古い町並みがそのまま残っている地区で、
今までに車で何度か走った道ですが、
歩くのは初めてのことです。

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あちこちに昭和の匂いが残っています。
というか平成の匂いがほとんどしない・・・
と言った表現の方が正しいかもしれません^^;

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京都で見かけるような歩いて入るしかない路地や、
昭和レトロな食堂の看板や街並みは、
そのまま映画のロケに使えそうな雰囲気を漂わせています。

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少し歩くと、緑色の浮き輪とやはり緑色のドアが目に留まりました。
以前に車で通った時も気になったお店で、どうやら喫茶店のようです。
小さな看板には『Syphon coffee SUMIYAKI』と書かれています。
そ〜っと中を覗いてみると、お客さんがひとりいました。

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「こんにちは〜、コーヒー飲めますか?」

「はいはい、どうぞ〜」
折角、サイフォンで珈琲を入れてもらえるなら、
正面に座った方がいいと思い、カウンターに座りました。
どうやらそのお客さんとオーナーさんは、
たつやが外で写真を撮っていたことを話していたようです。
一体、何者が来たのだろうって(笑)

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ボックス席に座ってテレビを見ていた人は、
お客さんではなく、オーナーのおかあさんということでした。
店を初めて40年以上経っていて、
オーナーのお母さんは九州で一人暮らしをしていたが、
7.8年前から小浜に移り住んだのだそうです。
こんな風に身の上話や世間話に花が咲くのも、旅先ならではです。

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たつやが小学校に入る50年ほど前のことです。
薬局を経営していたちょび髭の親戚おじさんは、
いつも店先に置いてある大きなガラス製のサイフォンで珈琲を入れていました。
当時、たつやはそれが薬を作るための実験道具だとばかり思っていました。
その器具がサイフォンだったことは大人になってからわかりました。
今になって思えば、当時珈琲をサイフォンで入れていたおじさんは、
やっぱりこだわりの人だったのでしょうね。
あの薬局は薬の匂いより珈琲の匂いが漂っていたんだと思います。

ただ、あの頃のサイフォンって、もっと大がかりで大きなものだったように記憶しています。

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そんなことを思い出しながら、
オーナーさんがサイフォンで珈琲を入れてくれるのを見ていました。
竹製のヘラで珈琲を掻き混ぜる様子や、
ポコポコとガラスの容器に珈琲が上がっていく様子を、
眺めていました。

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たつやは家では、ほとんどペーパードリップで珈琲を入れるし、
たまにプレスやパーコレーターを使って珈琲を飲みます。
なので、こんな風にサイフォンで入れる様子を見て、
今、自分が頼んだ珈琲がどの行程を経ているかがわかるのが楽しいです。

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かわいい昭和レトロなコーヒーカップをお湯で温めて、
それに入れたばかりのサイフォンコーヒーを注いでくれました。
湯気があがって、いい写真が撮れました。

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昭和の喫茶店で飲むコーヒー。
とっても美味しく、懐かしい感じがしました。
小浜の小さな喫茶店、『ドン太郎』。
密やかに営業中です^^

ドン太郎
福井県小浜市小浜塩竈66
0770-53-2595






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ラベル:カフェ 小浜市
posted by たつたつ・たつや at 00:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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