今までに何度も行ってますが、万葉線に乗ったのは初めて。
それはそれは楽しい旅の始まりでした^^
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組合の仕事で、中国人研修生を富山空港へ送り終えたのは11時を過ぎた頃だった。
このまままっすぐ福井に帰るには、もったいない。
子どもの頃からの習性というか習慣というか、
寄り道にこそ、最高に楽しい旅のエッセンスが含まれていると信じている。
犬も歩けば棒に当たる・・・くらいだから、
たつやが歩けば素敵なご縁に当たるかも♪

高山方面に行くことも考えたが、
まだまだ雪が多いことと、帰りが岐阜経由で、
また雪道を走らなければならないので、
8号線を南下することとした。

目指すはかみさんの実家、高岡市。
そう決めた時から、今日こそ市内を走る路面電車に乗ろうと決めていた。
実家を訪ねたたつやを見て、義母はいきなりの訪問で驚いていたが、
空港から帰る途中に立ち寄っただけで、今から電車に乗ると告げると、
「あ〜、そんなんやがちゃ、行ってこられ。
最近は駅がきれ〜いになって、わたしら行っても、よ〜わからんちゃ」
と高岡弁で送り出してくれた。

実家から駅までは近いので、車を置いて、
必要最低限の荷物とカメラだけを持って、駅へ向かった。
確かに、新しく建て替えられたJR高岡駅は、
以前の面影を残さない近代的な建物になっていた。
一番驚いたのは、昔はその路面電車は駅の前に停留所があったのに、
今では引込線が作られ、駅の中まで入っていることだった。

万葉線・・・なんとも言えない響きのこの路面電車。
JR高岡駅前から市内と通り、新湊市までを走る。
車両は1輌または2輌編成で、総延長13kmほどの電車線だ。
名前の由来はと言えば、
かつて越中国守として高岡の伏木に赴任した大伴家持が、
『万葉集』の編集をはじめ、数多くの歌を残したことにちなんで、
1980年(昭和55年)に「万葉線」という愛称が付けられたのだそうだ。

JR高岡駅正面に向かって右手に万葉線乗り場がある。
立派な待合室があって、これは万葉線だけでなく、
路線バスやその他のお客さんも利用できる。
目を引いたのは大きなドラえもんのポストがあることだ。
このドラえもんポスト、当然郵便物を投函することも出来るが、
さすが高岡、高岡銅器で作られている。
どうやら、以前は高岡市美術館に置かれたいたものを、
昨年、このJR高岡駅の待合室に引っ越してきたのだそうだ。

これは後からわかって後悔したことなのだが、
このポストから手紙やはがきを投函すると、
「藤子・F・不二雄生誕80th記念」の特別消印が押されるとのこと。
また近いうちにリベンジに行かないと(笑)

万葉線の電車は便利なことに15分間隔でやってくるので、
あまり待たずに乗ることが出来る。
しばらくは高岡駅で電車を撮影することにした。

電車が駅に着く度に、何人かの乗客が降りてくる。
こんな寒い雪の日でも、屋内のプラットホームなので快適だ。
降りてくる人たちの大半は高齢者。
いかにこの電車が高齢者たちの足になっているかが窺い知れる。
だけど電車の運転手さんは皆、割と若い人が多い。

何台目かの電車を見送ろうと、カメラを構えていた。
電車の扉が閉まって、動き始めた時に、
後から走ってきたおばあさんが、傘で電車のガラスをバンバン叩いて、
「ちょっとまってちゃ!」と。
当然のように電車は止まり、おばあさんを受け入れて出発。
電車に乗ったおばあさんは何事もなかったかのように、
ケロリとして、窓際の席に座ったのが見えた。

駅にずっといても仕方ない。
いよいよ電車に乗って出発です。
乗って、適当な駅で降りて歩いて、
また乗って降りて歩いて、写真を撮って・・・
小雨の冷たい風の中だったけど、鉄ちゃん気分と旅気分を併せて
たっぷり楽しむことが出来ました。
どうせ乗るなら、前々から乗りたいと思っていた車輌がありました。
それは万葉線を走る『ドラえもんトラム』です。
この電車のことはまた次回のブログでちゃんと説明したいと思。

あ、そうそう今週の土曜日、2月14日はバレンタインデーですね。
この日、万葉線ではバレンタイン電車なるものが運行されるようです。
高岡駅10時発と13時半発の電車の中で、
『特製チョコどら焼き』が先着各50人にプレゼントされるそうですよ。
たつやも近かったら、乗ってチョコどら焼きを食べてみたいのですが^^;
応援してくださってありがとうございます^^

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