お天気は相変わらず快晴が続き、
道はとても空いていて快適なドライブだ。
この辺りは杉の植林が少ないのか、どの山々も赤々と紅葉している。
ドリカムのCDをかけながら、鼻歌交じりにハンドルを切る。
11月だというのに太陽がまぶしく、ポカポカしてきて眠くなってきた。
少し窓を開けて涼しい空気を取り入れて走っていた。
その時だった。
看板が目に入った。
右矢印『龍頭ヶ滝』
出雲大社近くで出会ったYさんに
地元の魅力を感じる場所を紹介してもらった時に、
立岩神社の次に勧めてくれたのが龍頭ヶ滝だったのだ。
その時には神社関係を中心に考えていたので、
滝には行かなくてもいいと漠然と思っていた。
なので、その滝が何処にあるかということは、
調べるつもりもなかった。
ただたつやの地元、福井県には池田町に龍双ヶ滝という名滝があって、
その名前と似ているなぁ・・・という記憶があったので、
看板を見た時に思い出したのだ。
もうこれは行くしかない!
ハンドルを右に切って、その龍頭ヶ滝を目指した。
駐車場にはたつやの車の他は一台だけで、
ひっそりとしていた。
滝までの道も人の気配がなく、寒々としている。
雄滝へは大きな杉の木の真ん中にある木製の階段を登らなくてはならない。
看板に従って、左に降りるとゴーというすごい水の音が聞こえた。
と同時に、眼の前に大きな龍頭ヶ滝が姿を現した。
すごい!
とてつもない存在感の大きな岩の下の方がぱっくりと口を開けている。
その大きな岩の上から落差40mの大量の水が落ちてくる。
その圧倒的な岩と滝の存在感に、しばし動くことが出来なかった。
少し落ち着いてきて、その滝の左手に階段があることに気がついた。
どうやら滝の下に入れそうだ。
しかしながら辺りには相変わらず誰もいなく、
その洞窟のような場所に行くのが怖い気がした。
と思いながらも結局はいつも行ってしまうのがたつや。
滝を真横から撮影が出来ると思い、階段を上がった。
中へ入ると左手上の方に観音様がおまつりしてあった。
これが真夏であれば、ここで休憩してお茶でも・・・という気分になれるが、
11月の滝の真下は寒くて暗く怖いので、足早に戻ることにした。
雄滝の下の方に雌滝がある。
そこは雄滝に比べると穏やかな雰囲気の場所だった。
緊張感がやや緩んだのか、川の石を飛びながら滝に近づく時に、
滑って川の中に右半身がドボンと落ちてしまった。
カメラを持っていたので、とっさにカメラだけは濡れないように、
左手で持ち上げていたのは、不幸中の幸いだった。
駐車場に戻るまでの間、スニーカーの中の水がクッチャクッチャ言って、
ジーンズはおろかパンツまでビショビショ・・・。
上半身も右側はベタベタ・・・
こんなことって昔あったなぁ、
まさかこんな年になってまた経験するなんて・・・。
まるで自分が小学生のたつやに戻ったかのようで、
思わず声をあげて笑ってしまった。
駐車場で誰もいないことを確認して、
全部脱ぎすてて、着替えをした。
神々の棲む國で申し訳ないと思いながら。。。
龍頭ヶ滝(りゅうずがたき)は、雲南市掛合町松笠にある滝。
雲南市と出雲市の境界にある鳥屋ヶ丸(とやがまる)を源とする
斐伊川水系の三刀屋川の支流・滝谷川にある。
上流部の雄滝、下流部の雌滝からなる。
流域にはオオサンショウウオが生息している。
雄滝は落差40mの直瀑である。
下部は洞穴となっており滝観音が祀られている。
洞穴内部から滝を眺めることが出来る「裏見の滝」となっている。
雌滝は段瀑となっており、下部のみが見え上部は岩陰に隠れて確認できない。
ここには名馬「池月」を産し、京に献上したとの伝説が残っている。
池月は承久の乱における宇治川の戦いの先陣争いで佐々木高綱が騎馬し、
後に源頼朝に献じられたと伝えられる。
明治時代の詩人・大町桂月は
「出雲国中、滝は龍頭ヶ滝が第一なり。この滝日光に持ち行くも十番以内に有るべし。」
と評している。
wikipediaより抜粋
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ラベル:島根県